What's Your Dance Style?
ホワッツ・ユア・ダンス・スタイル?
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Caution: 当然ですが、以下のセッションは同人誌『ICE'S』にて発表されたオリジナルのブリテン設定を舞台としています。RI財団における展開では、この都市は存在しています。あなたのN◎VA世界に別のロンドンがある場合は、平行世界として捉えてください。

 さてもう一つのセッションは舞台をロンドンH@ZE。いえーい、生ブリテン体感でしゅ〜。ちなみに制作者自身も本をもっておらず、あったのは僕のコピー分だけでした。これでいいのか?(笑)
 サークルBlueRevolutionの誇る北米設定本『Lokked Heaven』の最新版をおみやげに持っていったところ、あまりの出来にかなりへこんでいました。(笑) がんばるのだ諸君!

And so, they appeared on the Stage of Wheel of Fortune .....

Handle: “Lady Snowdrop”フィリス・ウィンザー
Style: ミストレス◎●,カリスマ,アーサー Aj: 24 Jender:
 ブリテンの名家のひとつ、ウィンザー家の次期当主。小柄な金髪蒼眼の令嬢。広域警察FROST長官のダーク・レスター始め、各方面に知り合いが多い。妹はCAROLヨークのE&B国教会に修行に出ている。
 舞い降る雪の君は護衛の騎士カレルと共にしばしば様々な事件に足を踏み入れ、父親が心配している。
Player: 不破(仮) 【不破(仮)のほぉむぺぇじ
▼不破(仮)さんはその場で貴族キャラを作りました。アーサーは『ICE'S』に載っている2nd仕様のオリジナルスタイル。神業《徴発(シージング)》を持つブリテンの懐古主義者や王侯貴族を現わすスタイルです。その立場からマネキンの<※一期一会>と同じ効果を持つ<※パスト・リレイション>、TNRで解釈すると社会戦で肉体ダメージを与える<※深夜の訪問者>、精神戦で社会ダメージを与える<※一喝>などの特技を持ちます。ウィンザー家の伝統の力がここに!

Handle: カレル・レン
Style: カタナ◎,フェイト,カブト● Aj: 23 Jender:
 B-WORKS製の剣にかけ、フィリス・ウィンザーに加護を誓った銀髪の若き騎士。その暗緑の瞳の奥には揺るがぬ忠誠の光が宿っている。
 E&B連合王国にはまだ騎士道が息づいている。様々なものに誓いを立てた自称ナイトたちが街を闊歩し、誇りをかけて戦っているのだ。
Player: 蒼亜
▼今日も天然ナチュラルなsouaさんは騎士のキャラを作りました。ブリテンではナイトを名乗ればナイトになれるのです。ウィンザー家次期当主の傍らに常に控え、戦いました。よく考えるとフェイトなんだから一番調査向きだったんだよね。(笑)

Handle: バイロン・ワインロッド
Style: イヌ=イヌ◎●,チャクラ Aj: 24 Jender:
 ロンドン市警察スコットランドヤードの若手刑事。大学出だが、肉体派で実地捜査を好む。高圧的なFROSTの一方的な協力要請を受け、共に爆弾テロ事件の捜査に当たることに。だが、ヤードの底力はへこたれたりしないのだ。
Player: はにわ
▼今日もゆかいなはにわさんは刑事です。広域警察FROST(Federal Range of Search Task)は、ハリウッド映画によくありそうな主人公の市警察に対するFBIやCIAのような立場でしょうか。がんばれヤード!

Handle: “デス・ロード”アレックス・タウンゼント 【Profile
Style: カブト=カブト◎,バサラ● Aj: 32? Jender:
 死神の使いを名乗るカブト。E&Bのカウンター・テロ部隊SMFで技術を身に付けた。死神との盟約のため、そして裁きのために、その力と夜の魔法を振るう。
 かつて豪雪の中仕事で赴いたロンドンH@ZEに、春にまた行くことに。深雪から解き放たれた故郷の光景を、再び見ることになった。
▼生ロンドンH@ZEが体験できるならやはり出身者を!ということで彼になりました。IRAがモデルのELF(Eire Liberation Front: エール解放戦線)と戦うSMF(Special Maneuver Force)のモデルはもちろんあのSAS。昔の知り合いが出てきたりして燃えるのです。やったでしゅ〜〜

Ruler: 斎藤 一条 【百鬼夜行
▼iwate-u勢の雄、いちじょ姐さん(笑)です。ちなみに「さいじょ」さんと呼ぶと、キャストの斎條一と一度に2人呼ぶことができてGoodなカンジです。(酷)
 今回はなかなかシナリオが思い付かなかったそうですが、僕が来てからの一日で考え付いたようです。すごい。いつもRLをする時は「如何にキャストをいじめるか」からシナリオを考えるとのこと。ひ、ひどいでしゅー(笑)

 
 
 
Lady Phantom -Tokyo N◎VA in London H@ZE-
〜レディ・ファントム〜


 雪の世界から解放されたロンドンH@ZE。俺は今度は仕事ではなく、旅行でこの街に来ていた。
 故郷を忘れようとするのはあの時止めた――そんなことはできはしなかったし、この街にはとうてい忘れられないものが多すぎた。
 今度は切り裂きジャックとでくわすこともないし、ゆっくりと里帰りすることができた。エリィ・ファロンは元気にしていたし、SMFの古株たちと懐かしいパブで飲むこともできた。
 SMF。ブリテン軍所属のカウンター・テロ部隊。“Who Dares Wins(危険を冒す者が勝利する)”の合言葉は災厄前から変わらない。俺のボディガードの技術の源となったのが、あの連隊に所属していた頃に学んだ技術だった。

"Death Lord"Alex Townsend - Former SMF Member, Now belongs to Sphere of Nite & Death


 パブには懐かしい顔も知らない顔もあった。SMF隊員はバーでは上司に敬礼をしないし、何か統一した特徴があるわけでもない。それぞれの隊員が様々な能力を備えた個性ある人物であり、彼らが集まってSMFという部隊を形作っているのだ。
「‥‥ああ、あの作戦の時はゼロ・アルファからグリーン・ツーで待機命令が出てたけど、エクスレイ・ワンがハウスからフォックストロットしてきた時はどうしようかと思ったよ! あの時のASUの連中を仕留めたのは誰だったかな?」
「ジリオラだよ。彼女が2発で決めた。――そうそうアレックス、ジリオラ・セルフを覚えているだろう? あんたが辞めてから‥‥確か2年ぐらいは現役でいたな。ウェスは残念なことをしたが、彼女が今度再婚することになったんだ。ほら、パーティの券だ。あんたも行くといい。彼女も喜ぶぞ」
 ジリオラ・セルフ。姐さん肌の“ノー・アウェイ”のジリオラ。俺が除隊した後も、彼女はしばらく隊員として活躍していた。
 俺はベビーシッター・チーム‥‥護衛に回されることが多かったが、彼女の専門は爆発物だ。射撃の腕も抜群だったが、爆弾解体も、設置もお手の物だった。
 退役し、同僚のウェス・ロスと隊員同士で結婚式を挙げて数年後、ウェスは不幸な事故で死亡した。その彼女の再婚相手は――マーカス・アルド・ウィルホード伯爵。なんと、年下の貴族だという。パーティ会場もマーカス伯邸だった。

「やあ、アレックスじゃないか!」
 パブを出た時、俺は二人組に声を掛けられた。後ろで結んだ金髪に人懐っこい緑の目、悠然とした長身の男‥‥ユージーン卿だ。ということは横で控えているのは執事のアルバート・フォーリーだろう。N◎VAで何回か会ったことがある。どうしてこんなところで会うのだろうか。GRカンパニー相談役にしてグイン・フィッツジェラルド家当主でありながら、ブリテンきっての暇人でもあるユージーン卿なら、ありそうではあるが。
「‥‥サー・ユージーン・グイン・フィッツジェラルドともあろう御方が、こんな所にいていいのかい」
 俺は辺りを見回した。ソーホー地区の歓楽街は、あまり貴族様に似合う場所とは言えない。
「ははは。いや、こういうところで慣れておかないと、N◎VAのような都会で気後れがするだろう?」
 執事アルバートはただ横で笑っているだけだった。
 ちょうどいいので、俺はジリオラの結婚相手のマーカス伯がどんな人物なのか聞いてみた。ユージーン卿はリベラルでおよそ貴族らしくない人物だが、マーカス伯も似たようなところがあるらしい。
「噂では伯の一目惚れらしくてねえ。彼からのアタックは苛烈を極めたらしいよ」
「フフ。相手は難攻不落の元SMF隊員だ。そう簡単には落ちたりしないぜ」
「ほほぅ? ではきっとあの優しい星も、さぞかし激しい攻撃を浴びせ給うたのだろうねえ?」
「‥‥‥‥‥‥」
「ははっ、冗談だよ。だがマーカス伯は結婚相手としては安心できる人物さ」

   
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Phillis Windsor -Next Head of Windsor Family

 マーカス・アルド・ウィルホード伯爵邸のパーティ会場は、爵位を持つ種類の人間達が集まり、華やかに宴を開こうとしていた。
 ウィンザー家次期当主フィリス・ウィンザーは護衛の騎士カレル・レンを伴い、会場へと赴いていた。
 舞い降る雪と同じ白いドレスを纏ったフィリスは、会場で意外な顔を見つけた――死の卿アレックスとは昔会ったことがあったのだ。
「やあ諸君、お揃いだね」 ユージーン卿もまた姿を現わす。「こんな華やかな席に私が来ないわけがないだろう?」


 人の気配がして俺は振り返った。いつもの癖だ、仕事中と変わらない速さだったかもしれない。
「その癖、変わってないわね、アレク」
 迷彩服とドレスの違いはあったが、赤毛に緑の瞳の懐かしい顔は見間違えようがなかった。黒と赤のドレスが、俺が辞めた頃より随分似合っているような気がした。
「ジリオラか‥‥君の口調も変わっていないな」
 握手を交わしてしばし歓談し、彼女は他の客の挨拶のために俺達の前を後にした。

"No Away"Giriola Serf - Former SMF Bomb Specialist

 シャンパンを空け、代わりのグラスを頼んだ時だった。
 唐突に嫌な予感がした。華やかな会場に何かが起こるような気がした。ブリテンに宿る古の大気は未だ力を持ち、その力を感じられる種類の人間も多い。そして、俺もそれを信じている。

Karel Ren - Guadian Knight of Windsor Family

 ちらりと目をやる。ミス・ウィンザーの側に控えていたカレル・レンが、目配せしただけで俺に頷いた。騎士の暗緑の瞳が、無言で俺に語っていた。
「‥‥フィリス様、私から離れないでください」
 勘のいい若者だ――ウィンザー家はよき守護騎士に恵まれているようだ。
 俺は魔法を使った。光を操作して隠しておいたクリスタルシールドを手元に呼び寄せる。その時、会場を轟音が貫いた。

 爆心は向こうの部屋だった。こうした事態に慣れぬ貴族たちが悲鳴を上げ、出口を探して逃げ惑い始める。
「カレル。わたしは先に車で帰ります。ここへ残って」
 主の指示を受けたカレル・レンと再び頷きあい、俺達は爆破地点の方へ向かった。サイバーアイで拡張された赤外視覚も精度が下がっていたが、中の様子を捉えることができた。
 爆破テロの常として、犠牲者の身元を突き止めるのは困難だ。部屋の中には四肢を損傷した貴族達の死体と破片が散らばっていた。俺とカレルは生存者を助けることにした。


 ロンドンH@ZE市警察、スコットランドヤード。バイロン・ワインロッド刑事のオフィスに、極めて規則的な足音が近付いてきた。ドアの前で足音は止まり、ノックなしでドアが開く。
 入って来たのは冷たい表情の貴族然とした若い女性だった。

Arienole Zofy Savogue - Special Investigator of FROST

「広域警察FROST特別捜査官、アリエノール・ゾフィー・サヴォーグです。
軍情報部の混成部隊を含む複数の情報源からの確実な情報です。エール解放戦線の幹部、猛禽のグリフィス・アルバンと腹心の部下、“御者”エリーゼがロンドン入りしました。FROSTの名において市警察スコットランド・ヤードに協力を要請します。よろしく」
 手も出さず、彼女は空いた机に荷物を置くと作業を始める。
 バイロンも答えただけで手は出さなかった。FROSTが来た時はいつもこの調子だった。同僚の中には、「奴等が来るくらいならヤードを辞めてやる」と毛嫌いする者も多い。

 そして今回はなお不運が続いていた。サヴォーグ捜査官の噂は耳にしたことがある。“アイス・メイデン”のアリエノール。その名に違わぬ氷の心の持ち主だ。“アイス・ソード”のダーク・レスター長官を始め、FROSTの連中には到底よいお友達になれそうにない人間が揃っている。
 その時、TVにウィルホード邸の爆破事件が映った。
「大変だバイロン。まぁたテロだぜ!」 同僚が声を掛ける。
「テロという証拠はないわ」“氷の処女”はぴしゃりと答えた。
「でも調査の必要はあります。車を出して頂戴」

Biron Winerod - Police Detective of Scotland Yard

 煙の上がるウィルホード邸からは、生存者たちが出てくるところだった。爆発範囲はそれほど広くないようだ。館を振り返る貴族たちの中には名家ウィンザー家の令嬢や、ユージーン卿がいた。爆破地点近くの生存者を背負い、出てくる男たちもいる。
 死体は判別が難しく、マーカス・アルド・ウィルホード伯爵は依然行方不明だった。残りの死者はいずれも爵位を持つ人間だった。
「また全員貴族‥‥偶然にしては変ね‥‥」
 記録を見ながら呟くアリエノール特別捜査官。
「我々は、蚊帳の外というわけですか」
 バイロンは思わず声に出す。
「いいえ。初動捜査をしてもらってるだけよ」
 アイス・メイデンは少しも表情を変えずに答えた。


 俺が車でジリオラをホテルまで送ることになった。
「君に、横恋慕する奴でもいるのかい」
 彼女の顔にちらりと変化があったような気がしたが、よく分からなかった。
「‥‥ねえアレク、テロだと思う?」
「俺の知っているロンドンなら、こんなことをするのは連中しかいなかったはずだ」
 彼女は精一杯、気丈に保とうとしているようだった。何にも動じぬSMF隊員の頃と変わらぬ、厳格な仮面の下にある何か。だが、俺には分からなかった。ELFのテロ計画の中を突破したことは何回もあったが、人の心の殻は、俺には突破できない。
「ねえ、アレク。この街をどう思ってる?」
「‥‥俺は一度、故郷のことを忘れようとした。だが、そんなことは決してできはしなかったよ。それが、俺にとってのロンドンだ」


 バイロン刑事の徹夜の調査が続いた。死亡者の中にマーカス伯爵が含まれていることがついに確定する。
「では、出席者を調べて頂戴」
 アリエノール特別捜査官の声は変わらない。
「はい」
「何かご不満でも?」
「はい。徹夜です」
「私も徹夜です」
 氷の処女は書類の山から顔を上げずに答えた。


 娘の身を案じる父が行きつ戻りつするウィンザー邸宅。部下を伴い、ヤードのバイロン刑事がやってくる。
 共同捜査に当たっているFROSTの長官も知り合いだったことを思い出しつつ、フィリス・ウィンザーはヤードに協力を約束した。
 そして彼女から、アレックスにも伯爵が犠牲者の中に含まれていたことが伝えられる。
SMFはチームメイトへの協力を惜しまない。分かった。協力しよう』
 電話で約束を交わし、バイロン刑事は婚約者ジリオラ・セルフの線からも捜査に当たれることになった。

   
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 次の日。俺は大英博物館で記録を当たることにした。すぐそばの店で売っている世界で2番目にまずいサンドイッチも、今となっては懐かしい。
 アイルランド解放と貴族制廃止を求め活動を続けるELFは、グリフィス・アルバンが事実上の指揮官となった今でも必ず犯行声明は出しているという。今回の事件にはそれがない。
 ジリオラは確かに爆発物解体で何度も功績を上げている。彼女に怨みを持つ者の犯行だろうか。除隊して何年も経つのだが‥‥?
 爆弾屋というと有名なのはエイブル研究所にいるファルクレウスだ。だがラボ住まいのタタラがこんなことをするはずもない。デューイ、高齢の爆弾魔ダイアー‥‥彼女に繋がる犯罪者はいなかった。
 博物館を後にし、地下鉄から文化街へ出た時。不穏な気配がした。東から煙が上がっていた。


 フィリスとカレル、そして同僚を伴ったヤードの面々もやってくる。
今度の爆発地点はリューイスコーの学生寮だった。貴族の子弟のみが集まる寮での大事件に、教師たちは慌てていた。今度は荷物預かり所での偽装された小包の爆発らしく、昨日と異なり死傷者は少なかった。
 ロンドンで確認されている爆弾犯たちの犯行とは適合しにくい。貴族に怨みを持つ者の犯行なのだろうか?

Karel Ren - Guadian Knight of Windsor Family

 ウィンザー家の侍従たちが心配してやってきたのを見て取ると、フィリスと護衛のカレル・レンはその場を後にした。
 通行人たちに話を聞くと、犯人らしき人影を目撃したという子供がいた。なんでも道の向こうを駆けてゆく、のっぺらぼうの仮面に黒いインバネス(マントの一種)を羽織った人影を見たという。
「爆破好きのファントムの仕業とでもいうのでしょうか‥‥?」
 暗緑色の眼を細め、カレルは災厄前の趣を残す街並みを振り返った。霧の古都ロンドンH@ZEにまつわる不思議な話は多く、人にあらざる存在を信じる者も多い。

 だがいくら幽鬼ファントムとはいえ、時限爆弾を仕掛けることはないだろう。敵は愉快犯か、精紳異常者だろうか? もしもELFの名を騙る愉快犯なら、ELFがすぐにでも滅ぼすだろう。精紳異常者だろうか‥‥?
 フィリス・ウィンザーはふと思い出した。ジリオラ・セルフの前夫、元SMF隊員のウェス・ロスが死んだのも精紳異常者の仕業だった。ニューテムズ川の遊覧船にナイフを持った精紳異常者が乗り込み、銃を乱射した。ウェス・ロスは盾となって家族を庇い、死んだ。ジリオラの家族は皆、あの遊覧船襲撃事件の犠牲となったのだ。

Phillis Windsor -Next Head of Windsor Family



Arienole Zofy Savogue - Special Investigator of FROST

 フィリス・ウィンザーから思い当たる話を聞いたバイロン刑事は、ニューテムズ川遊覧船襲撃事件の記録を当たった。当時の状況では、武器を持った危険な人間が遊覧船に堂々と乗り込めたはずがない。何か理由があるはずだ。
 だが、その件に関する情報はスコットランドヤードの手の届かぬところにある機密事項だった。
「彼らの仕業‥‥?」

「‥‥あなた、何か知ってますね?」
 バイロン刑事の問いに、アリエノール特別捜査官は口を閉ざす。バイロンは思い出した。公の場で決して誰もが口に出さぬ組織。このブリテンの何処かにある、暇を持て余した貴族たちの秘密クラブのひとつ。余興の為に、人のなぶり殺しや拷問、あらゆる異常な快楽を楽しむ秘密の会があるという‥‥

Biron Winerod - Police Detective of Scotland Yard



"No Away"Giriola Serf - Former SMF Bomb Specialist

「‥‥あなた、警察に協力しているの?」
「ああ。常にチームの仲間と助け合うのがレジメントだ。そうだろう?」
 爆破事件現場に、ジリオラがやってきた。同席したバイロン刑事が、彼女からマーカス伯のことを聞き出す。資産家でもあった伯は特に事業をしていた訳ではないし、恨みを買う筋もない。彼女から見たら、年下の弟のような仲だったのだろうか。

「女性を立たせておくのもなんですし、場所を変えましょうか?」
 フィリス・ウィンザーの脇に控えるカレル・レンが、控えめに提案する。
「任務に必要な時には、私は何時間でも伏せたままいられたわ。このままで結構」
「そうですか‥‥その立場になったら、わたくしではきっと無理でしょうね」
 Lady Snowdropの言葉に、騎士カレルはそっと微笑む。
「‥‥いっそ、メリーウィドウになって貴族のように優雅に暮らすのもいいかもしれないわね」
「ジリオラさん。犯人をどう思いますか?」 メモを取るバイロン刑事の声は変わらない。
「憎いわよ。もちろん」
 あの哀しそうな冷たい表情のわずかな変化。俺は気付けなかった。あの場の誰もが、気付けなかったのだ。



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...... What's Your Dance Style? / "Lady Phantom" Part.1 ......

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