47th GF Con
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 チョー久し振りに年末の年忘れゲーマーズ・フィールドCONに行って来たので来年の新作情報などを記しておこうかと思います。

  
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 さて今世紀最後のGFコン。今回は『ガープス・ドラゴンマーク』にSNEの友野詳氏、『深淵』卓はスザクの朱鷺田裕介氏に『魔獣の絆』は海法紀光氏などなど、ふだんより豪華なゲスト陣で開催です。とりあえずなんか久し振りにそんちょ大佐と会ったので再会を祝ってみる(笑)


 当たった卓は翻訳されて以来静かな人気を博しているあの『ヴァンパイア:ザ・マスカレード』(以下V:tM)。ストーリーテラー(以下ST、GMのことをこう呼びます)はアトリエ・サードの『TRPG:サプリ』誌編集長、シリーズ翻訳プロジェクトリーダーの岩田恵女史でした。
 ストーリーテラー・シリーズはムードに凝ろう、蝋燭の元で遊んだりプレイする時の格好に凝るのもいいと実は未訳のサプリメントにも推奨されています。STの胸元にはカマリリャの銀のアンクが輝いていました。いいですねぇ。僕も持ってるけど(笑)
 PLは4人ですが半分がV:tMをまったく知らない状態です。のっけからいきなり、このゲームは設定をお互いに突き詰めてキャンペーンをやるのが理想であり、完全にコンベンションに向いていないことを謝るところから始まります。
キャラクターは予想通り、設定以外作成済みの7人から選ぶ形でした。その中から選び、自分が吸血鬼であることをどう思うかなどの幾つかの質問に回答を記述し、設定を簡単に作って完成です。最後に、今回は4人のPCそれぞれが別紙に書かれた暗い秘密を持っていることになりました。

 知らない人に向けての濃密な世界背景や用語の説明はごく簡単なものでしたが、それでもST側も手間取りだいぶ時間が掛かります。僕は全部知っているので黙って聞いている立場でしたが、これはV:tMの不可避の弱点ですね。遊ぶ為の努力をするしかないでしょうか。
 なんとか終わって史劇は2時間予定の短いものです。舞台はオリジナルのニューヨーク。ヴェントルーの静かな烈女ルシンダ公子と、4人の参議が治めています。カマリリャとサバトが攻めぎあっているこの街には両方の勢力が暗躍しており、4人のPCの中にも関係を持っている者がいるはずです‥‥

 
 
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 N.Y.の外れ、公子ルシンダの所有する大きな屋敷。今夜は街じゅうのヴァンパイアが一堂に会する夜会が開かれていた。階下からは談笑する血族たちのざわめきが聞こえてくる。
 だが、ルシンダの冷たい瞳が見渡す先の4人に、楽しむ余裕は少しも無かった。
フィンランド出身のアーチスト、12世代トレアドールのキリエ・エルスナール。莫大な資産家でありながら家を捨て、地下で隠遁の生活に入っている13世代ノスフェラトゥのゴードン。建築会社の若き女社長として階段を上りながらも、親殺しの罪をひた隠す12世代ヴェントルーのアリス・バレンタイン。武術をたしなむその生の力を懐かしがられ、ギャンレルの強力な長老に抱擁された若輩、9世代のレニー・ウィンコット。
 公子ルシンダはこの館の中にいる誰かがサバトのスパイであり、君達4人のうち誰かがそうである可能性が非常に高いと冷酷に告げる。
 猶予は1時間。本当のスパイを探し出すか、誰かを身代わりにしないと4人は即刻処刑される。そしてこの館から逃げ出すことも、すみやかな死を意味する‥‥

 
 
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 という訳で思惑を秘めた多数のNPCの設定、絡まりあう陰謀、血族社会の公子の政治、正偽と別の価値を持つ情報、何の因果関係も見当たらない物事が糸で繋がっているワールド・オヴ・ダークネス世界の法則‥‥といった様々な要素が登場する割と正しいV:tMセッションとなりました。
 夜会には謎の絵画や公子失脚の鍵を握る手紙、何かを隠していそうなNPCが多数登場して大変なことになります。とは言ってもこちらは十分なV:tMの情報すら知らない初体験者を含めて実プレイ時間も2時間。右往左往したり互いの秘密を明かしたりしてしまいながらあえなく時間切れとなります。
 再び公子の前で十分な証拠が揃わないまま申し開き。そこで、背景の【導師】4ドットを持っていたレニーが人払いを頼みます。
「なあルシンダ公子。あんたもオレのサイアが誰か知っているだろう。あんたが先代のミカエラ公子を殺して今の地位にあることを教えておいた。オレが消されたら、ギャンレルじゅうにすぐに広めてもらうようにね。条件は簡単だ。オレたち4人への疑いを消してくれ。あんたの為にひとつ働けばいいだろう?」
 はったり半分の脅しが効き、公子とPCは互いに弱みをひとつづつ握った状態になり、全員処刑という最悪の終幕だけは避けることができました。(てゆーかやったの僕のキャラだけど) 本物のスパイへの接触時のミスで最良の解決方法へは辿りつけなくなっていたのね。

注:このへんに余談が少し載っていたのですが下のほうの『ガイド・トゥ・カマリリャ』発売関連だけが正式のアナウンスです。そちらだけを信頼性ある情報だと思ってください。(と言っても、御覧の皆さんのほとんどには問題ないのですけどね。)

 
 
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 さて、ゲーム終了後は新作情報などのゲストトークショウとなりました。中には夏のJGC2000で発表されてからほとんど変わらない情報もありました。(あまりあの時の情報は広まっていないようですね。うちもレポート作らなかったしなぁ/笑)


 友野詳氏が来ていた西のグループSNE。富士見書房は来年ソードワールドに力を入れるそうで、今はSNEから独立した水野良氏が連載していたSW小説シリーズ『魔法戦士リウイ』はなんと春からWOWWOWのアニメが始まります。(知らなかった!) SWは今までとは違った実用的なサプリメントが出るようです。(どうもモンコレのカードが関係しているらしい)
 ガープスは2001年後半メインになり、先日発表された『ガープス・ドラゴンマーク』に続いて妖魔夜行の新版『ガープス・妖魔夜翔』が予定されています。ボードゲーム関連のコミックとノベライズも出るそうです。
 3月17、18日に行われるJGCウェスト。各社とも間に合うように新作やサプリを計画しているところでしょうか。SNEは現地のイベントでは縁日をやるそうです。(何やるんでしょう?)


 続いて高平鳴海氏の『メタルヘッド・マキシマム』はいよいよ先日発売。今日もデザイナー自らがGMしていました。値段は\5000、400Pにも及ぶ内容は今までに発売されたMHシリーズのデータが満載です。近年の新作には珍しく、25Pもとってシナリオが3編も付属しており、すぐ遊べます。
 光沢のある表紙カバーは金属の粒子を混ぜた材質の紙を使っているとかで静電気が発生しやすいとのこと。しかし滑って本体からカバーが外れやすいですね。頻繁に参照するプレイ時は外したほうがいいかな?
 当日会場では売っていませんでしたが、先日僕も入手しました。誌面は一見かなり綺麗にまとまっています。何より初代メタヘを知るものとしては、サンプルのバウンサーの女性がネオ=アップルの元ヴァルキリー部隊所属だったり、自分のキャラがかつて乗っていたメカニックがそのまま載っていたりすると無性に懐かしいですね。ああ、ミレニアム東京もあるしNPCにワイヤード・キッドもちゃんと出てくるよ。(←年寄りなオレ)
 今回は煩雑なHP制が負傷段階制になり、判定も1d100下方ロールに統一、人間とメカへのダメージを同一ルールで判定できるサバイバル・ランクの導入など、ルールも幾つか変わっています。銃器のイラストも全種類がつくようになりました。まーFEARが関わったからか、誰が見てもト●イガンまんまの銃とかありますなー。(同じマキシマムだって?)
 元からメタルヘッドは銃撃戦をやると10回に1回はクリティカルやファンブルが起こるシステムだったのですが、既にWebの一部では騒がれているように、今回のマキシマムも実際に遊んでみるとルールの細かいところでいろいろあるようです。まあ何にせよ、20世紀最後のシステムとして日本最初のサイバーパンクRPGが復活したのは喜ばしいことでしょう。
 しかしJGCの時も思ったのですが高平氏はあまりトークショウ等で喋りませんね。口下手なのかな?(笑)


 さて20世紀最後に出たTRPGシステムはメタヘでしたが、20世紀最後に出るTRPGサプリメントはまだ先があります。12/27に発売の決まったV:tMサプリメント『ガイド・トゥ・カマリリャ』です。
 カマリリャ(Camarilla)はワールド・オヴ・ダークネスに住んでいる吸血鬼たちの世界的な組織(セクト)、カマリリャ、サバト、アンコニュ、そしてもうひとつの中の世界最大のセクト。中世末期の成立以来、仮面舞踏会の掟を遵守して人間世界に紛れて生きて行くことを選んでおり、多くのPCが所属している集団です。
 内容はカマリリャ内部の解説、年経た長老たちが操る5レベル以上の訓えやシナリオ作成指針、より詳細な血族世界の歴史など。今回はソフトカバー、値段は\4800+税と5千円を切りました。
 日本語版V:tMはアメリカでの2nd Revised発売以降の最新状況に合わせた完全版なのは既知ですが、本作も然り。内容に混じっている2nd時代のままとおぼしき記述に関しては、ディベロッパーのJustin Achiliに全て問合せ、逐一直したそうです。(20世紀最後のGtCは世界最強版なのか?)
 対になる『ガイド・トゥ・サバト』は2001年夏予定、『ワーウルフ:ジ・アポカリプス』もアメリカでは先日2nd Revisedが出たので翻訳は夏頃を予定。ルーンクエストの『ヒーローウォーズ』も始まりました。これからも海外TRPGの翻訳シリーズは続けていくそうです。近年は翻訳物も少なくなりましたし、この調子で続けていってほしいですね。
 なお、アトリエサードの『TRPG:サプリ』誌では、扱って欲しい記事については読者からの要望を聞きたいそうです。出してみてはどうでしょうか。

 
 
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 JGCでも発表のあったトーキョーN◎VAのドラマCD+サプリメント『ナイフエッジ』。ダイバインやエルガイム(古ー)の主題歌を歌ったmioさんによる主題歌『トーキョー・アレルギー』も会場で流されました。テンポの早いロックぽいカンジです。(もしや、N◎VAのテーマソングになるのか?!)
 登場人物の何人かはオーサカM○●NからN◎VAにやってきますが、声優も大阪陣、オーサカ弁については大阪出身の人の監修つきです。(頑張ってジャケット作ってる人も元は西の人ですにゃ〜)
 りうじもビジュアル系になってしまった今、新しいヒーローが必要です。という訳で主人公は例によってりうじ2世的な若きブラックハウンド隊員。昔のハウンド情報おたくで今回はカブキがキーです。
 ヒロインはヒルコの女の子、和泉大佐の声は悪いブライト、最近登場した千早冴子は『犬夜叉』の声優さん、ブラックハウンドの新オペレーターの女の子は眼鏡っ娘になりました。
 CDドラマの脚本は山本剛氏、本編と繋がったシナリオ2本は中村やにおもとい知博氏が執筆しています。
 さて当初はCD1枚予定だったこのドラマ、いろいろあって結局2枚組になってしまいました。2枚目は後の方が余っているため、声優さんに「もうひとつの未来 もうひとつの東京〜」から始まるあのフレーズと、各シーン開始時用にタロットを全部読みあげてもらったものをおまけとして収録したそうです。MDに落とせばアクト(セッション)に使えますね。


 続いてF.E.A.R.の作品群。セブン=フォートレスのExも来年発売になりました。今までの作品に登場したデータも載せて300P、今回はダンジョンを出て世界を滅ぼす話になるそうです。
 続いてJGCの時とあまり情報が変わっていませんが、ブレイド・オブ・アルカナの次回作サプリメント『ランド・オブ・ギルティ』は3月上旬、JGCウェストに間に合うように発売。緑が基調で中央に女の子の表紙も公開されました。
 ブレカナのPC作成時に、過去に体験してきた事柄を決める因果律。今作を使うとそれが102種類に増えます。102個それぞれに1Pづつの伝説と、GM用の裏話もついてきます。
 また、ブレカナシリーズで出てきたドワーフ、オーク、カビーナス、エントやオオカミワシなどの異種族が、全てフルキフェルのアルカナを持つPCで使えるようになります。既存8種+追加で2種族。ひとつはある魔神の娘たちだとか‥‥。全種類、田口順子女史によるイラストもつくそうです。FAQをつけるので、ルールの疑問点などのお便りを募集中とのことです。


 最後に、井上純一氏ら天羅チームで制作が進んでいる天羅万象・零の姉妹作『テラ・ザ・ガンスリンガー』。
 舞台は天羅万象・零と同じ惑星の南半球。赤道一帯を強い嵐に遮られ、南北の行き来ができなくなっている世界。そこは永遠のフロンティアが広がっていた‥‥ということで、北がニセ時代劇なら南はニセ西部劇RPGです。
 Guns&Magicとうたわれるように拳銃の早撃ちもありますが、今回は幾種類かある魔法が明かされました。
 エーテル物理学に従い、背中に背負った奇妙なディファレンス・エンジンで空気中のエーテルを収束して動かすスチーム・マジック。
 天羅の世界ではオニと呼ばれている種族は南では羽根飾りを被り、天と地の力の精霊術を使います。
 キリスト新旧2派の聖職者は奇跡を使用。そしてサモナーという召喚術師はソロモンに封印された72柱の悪魔を呼び出せます。最近の流行りに習って合体できるそうです。
 そして、500年前にこの惑星に飛来した支配者の末裔は北では神宮家、南でも貴族として生き残っています。彼らの持つロストテクノロジーは、スマートガンやサイバー四肢が可能になっているとか。
 能力値は魂、希望、欲望、冷静を表す4つ。判定は5枚の手札のトランプの数字+能力値で行います。
 今回はロールプレイとルールが融合するフェイトという概念が導入されています。(これ、よく分からないのですが、各PC毎に何種類か決まっている、一定の台詞や行動と共に判定を行うと褒賞をもらえるようなものらしいです) 他にも天羅の合気チット的なガジェットには西部劇らしくチップを使うなど、いろいろと仕掛けが考えられているようです。
 このテラは既にGFコンでは何回か一般卓でテストプレイが行われています。どうも、一見あちこちN◎VAに似ており、深いところでいろいろ考えられているのだがその辺の詰めがこれからという段階のようです。

 夏のJGCでは天羅が世界最速だとあれほど広言しておいて、もう別のゲームを熱く語るのもどーよという気もなきにしもあらずんばですが、3月のJGCウェストの頃には形になっているのでしょうか。
 なお3/16に『井上純弌の世界』と題したイラスト集+リプレイが出版されるそうです。


 やはりJGCウェストに合わせて各社各方面ともいろいろ考えているようですね。スザク・ゲームズの朱鷺田裕介氏のオカルト秘境探索もの『ブルーローズ』もその頃形になってお目見えするとのこと。
次回のゲーマーズ・フィールド誌には、2001年5月頃予定の新作RPGの発表もされるそうです。


 その後はじゃんけんのプレゼント大会。妖魔夜翔の小説の中で実名で殺される権利や、懐かしのドラゴンランス戦記英語版などなど様々。
 N◎VAは鏡健一郎画伯による無風と幻也の美少年の図でした。主に女性向けでしたが男性でも何人かじゃんけんに加わっていましたね。久々に雅寿丸の姉御を見たけど負けていました。ざんねん。でも振り返ると嬉々として名乗りをあげてるそんちょ大佐ってどーよ(笑) ぼくも白浜CONの分の自キャライラストをやっともらったもんねー。いえー。

 
 
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 さて、忙しい年末ですが今世紀のTRPG界も終わろうとしています。黎明期や乱立期、冬の時代を経て今がありますが、次はどこに行くのでしょうか。そして初代のメタルヘッドではゲーム内世界にのみ存在した技術も、今は現実のものとなっています。TRPGに関してインターネットの及ぼす影響も大きなものとなっています。来世紀は何が起こるのでしょう?
 それでは皆さんよいお年を。元旦公開予定の新コンテンツをお楽しみに。21世紀が皆さんによってよりよいものでありますように。(ついでに僕にもね)


A Merry Christmas and a Happy New Year,
to You and your Characters ...



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