From under the
Foreign Sky

〜異国の空の元より〜


 さてようやく迎えた黄金週間。休日出勤の危機を乗り越えたり海外出張を控えていたりいろいろナニがアレでマーヴェラスですがとりあえずゲームもするのです。
 初日は元木局長が会場をとってN◎VA関係のあちこちのWeb者が混成で集まることになりました。西方から榊原エルダーや蝠邑の司会のお兄さん(←しつこい)が来るそうなのでちょうどいいですね。
 しかし。会場の西新井はよく調べたら東京の反対側じゃあー。(T_T) 残業の疲れで朝起きられなかったヲレは遅刻決定。地下鉄で逆に乗ってしまい更に大遅刻決定。到着時にはすでに人権も魚権もなく卓割も決まって開始直前。もう死んだイワシのようにおとなしくしてましゅ。


And so, they appeared on the Staj of Wheel of Fortune .....

Handle: クロムウェル
Style: カリスマ◎,レッガー,アヤカシ● Aj: ??? Jender:
 普段は法律事務所を構える決して嘘をつかないフリーランス。スーツ姿の頭には角が生えている。大抵の客は妙な好みのボディ・スカルプトだと思っているが、角は本物。クロムウェルは本物の悪魔なのだ!
Player: SIN_Snake
▼某2丁目元会長とまたこんなところで。きょうびのN◎VAは悪魔の一族が大手を振って堂々と歩く時代になったんですなあ。(笑)

Handle: “フロウレス・ジュエリー”タカラ・メイスーノ・ジェマイ
Style: カブト=カブト◎●,バサラ Aj: 24 Jender:
 宝石の精霊(バサラのトループ)を従えたやり手のカブト。4本の腕に持ったミラーシールドからの<※八重垣>による受けを誇る。美しい宝石に目がない。
Player: ΨYU-I 【暗天
▼SIN元会長達と最近の追加特技やカーライルの円卓の騎士の話でギラギラしていました。しかしこの辺の勢力の面々はN◎VA語をよく使いますなぁ。(笑)

Handle: 氷室光二
Style: エグゼク◎,ミストレス,タタラ● Aj: 26 Jender:
 千早第三事業部開発2課の課長。率いる部隊の製品の取引が元で物語に加わることに。
Player: 聖槍帝 【Welcome to Ronguinus World!
▼新造キャストが多いのでM$帝国の帝ドノも新造エグゼクです。

Handle: “鉛の雨の”ジョヴァンニ=フランシス
Style: カゲ◎,カブトワリ=カブトワリ● Aj: 32 Jender:
 紅蓮のTOP、レオニーダ・ガリアーノの信も篤いヒットマン。普段は高級マンションで優雅に暮らしている。獲物に静かに微笑み、スーツの下から引き抜いた拳銃からは常に鉛の雨が降り注ぐ。ジョヴァンニの魔法の弾丸は、何故か尽きることを知らないのだ。
▼紅蓮系の殺し屋がシナリオ上必要だそうなので拳銃で<※スピードロード>状態から<※ファニング>してくる人を50Expでテキトーに作ってやってました。超前倒れなカンジで前向きにジェニオ暗殺を狙います。その場で急にキャストを新造したのはかなり久々です。名前が思いつかなかったんですがやっぱりジョヴァンニはいかんなあ。(笑) 死体持って帰ってるのか?

 SSSなど公式のシナリオ集でも推奨キャストを新造するのが勧められていることもあります。毎回毎回シナリオの都合に合わせてキャストを作成し、特技の組み合わせなど、キャストの性能を確かめて楽しむようなスタイルで遊んでいる人々もいます。(今回の卓の面々はそういうのが多いですな。) まあこの辺はプレイスタイルの問題なので人それぞれですね。
 僕はそうではなく、イマジネーションから人物像を固めて考えるので開始直前に作ったりすることは少ないです。それに、その場で適当に作ったキャラクターで本当に良いロールプレイができるでしょうか?(僕は多分できません。) いくら超カックEと思っているセリフでキメても、それに相応しい背景や人物像が定まっていなかったら何の重みもないのではないでしょうか‥‥?
 とりあえず台詞を言えばチップのもらえるテラガンのような最近のゲームやSSSなどで若干その傾向のある、「その場で取ってつけたような薄っぺらなカッコ良さ」にしかならないのではないかな、と多少危惧するところではあります。


Ruler: 漆妖
▼ニューロタング大誤解などで時折目撃される方を確認できました。「妖」はまた別の人なので注意しましょう。名前は「うるしのあやかし」と読むそうです。大発見。(笑)

 
NOVA MALLATIA


 シナリオの傾向はヴァンパイアとマフィアの抗争、母と娘の悲劇ということでアクト開始です。サロン・ドルファンの女大公から6条の掟を破り、派手に騒ぎすぎるネオファイト吸血鬼への血の粛清(つーかカマリリャのBlood Huntだろ?んん〜?)を命じられるクロムウェル、護衛で関わった人物を誘拐されてしまうジェマイ、自社開発部の製品がらみで物語に加わる氷室課長、そして紅蓮の大物からジョヴァンニに託された殺しの依頼は‥‥なんとST☆Rから来て最近N◎VAで暴れているジェニオ・アルレッキーノ本人の暗殺でした。まあまあ奥様、あのテスタロッサ本人をコロして差し上げますのよ? しかも投稿した本人がすぐそこでテラガンをやっている前で!

‥‥でも、グラペケに載っているジェニオは偽者なので気にしない。(笑)

 結局徹甲弾入りのストッパーがばしばし火を噴いて本当に暗殺できまちた。まる。まあでもきっとアクト終了後にゲストの神業で復活しているのでしょう。


 ちなみに他の卓は若竹屋さんのテラガンにナゴヤの榊原エルダーのテラガンでした。やっぱ流行の新作ゲームは強しですな。しかし蝠邑お兄タマと榊原エルダーははるばる帝都に来てまで同じ卓で遊んでいたが、これはどうなのか。(笑)
 その後は局長推薦の焼肉屋へ。鷲羽のヲヤジらと喫煙組で固まって焼肉N◎VAの馬鹿話などをする。あまり量を食べる方じゃないので十分堪能できまちたな。あ、もちろん僕はオヤジじゃないでしゅよ(てへ)
 居酒屋の3次会はご近所のあまおか隊長もやってきて汁やホワイティな話などしていたようです。こうして連休初日は終わりました。まる。


VioletBtn
 


 翌日は請われたので久々にふつうのコンベンション――EARTH対外コンベンションに言ってみました。不肖この僕も東京の主なコンベンションはほとんど制覇した経験があるのですが、それも過去の話。社会人になると時間を無駄にできないので、ハズレの危険性のある一般のコンベンションにはあまり行っていないのです。あちこちのコンベンション会場でよく遭遇していたサークル主催者の方に再会してみたり。この感触は久し振りですなあ。
 いろいろ卓は立っていましたがやったのは『ブルーローズ』。スザクの朱鷺田氏のデザインで夏過ぎ発売を目指して制作が進んでいるゲームのβ版です。昨年夏のJGC2000で最初の版が発表されましたがその後はあまり情報がないままここまで来ていました。
 舞台は技術が進んだほんの少し先の未来。事実を隠蔽され、世間の目から隠されてきた超古代文明の遺跡から発掘されるオーバーテクノロジーを巡り、影の歴史の中で暗躍してきた秘密結社同士が、世界で見えざる戦いシャドウ・ウォーを続けてきました。米軍に強い影響力をもつ軍需産業複合体《シュープリーム》。ゴールデン・ドーン団の流れを汲み、欧州の上流階級を操る魔術結社《銀の暁》。チャイニーズマフィアと道教がひとつとなった《龍三合》。UFOのアブダクション経験者を中心に広がっているカリフォルニアのチャネリング集団《セレスティアル・ゲート》。
 そしてそうした邪悪な意図を持つ集団から遺跡を守り、時にいち早いアーティファクトの確保を狙い、活動する考古学者たちの組織がありました。英国に本拠を持つ財団が隠れ蓑となった、この世に存在しない青の薔薇の紋章を持つ組織――ブルーローズ。
 PCはブルーローズ所属のエージェントとなり、世界を舞台に秘密結社の陰謀から世界の遺産を守っていきます。リアリティと荒唐無稽が混在するアクション、冒険とロマン、オーパーツにミステリー、もうひとつの陰謀史、イメージソースは『インディ・ジョーンズ』に『スプリガン』の古代史遺跡冒険物RPGです。
 JGC2000の時に入手したものに比べるとずいぶんデザインが進んで細かいルールも決められていました。当時武器のダメージはあまり差はなかったような気がするのですが載っている銃器データがかなりマニアックです。最近GUN雑誌に載ったり特殊部隊に配備され始めているような銃もたくさん並んでます。すげえよ、これで撃ち合ってるのか(笑) PCの装備の基本データにもGPSやノートPCPDAなどハイテク機器が揃ってましたね。
 何枚かある惑星カードと星座カードをキャラメイク時の属性や乱数要素に使ったり、セッション中の支援に使うのですがこれも細かいところが決まっていました。読みはサンスクリット語でインドやあちらの神話に近しいもののようです。惑星にはRahuもありました‥‥と、もちろん悪い意図はないでしょうが『輪廻戦記ゼノスケープ』に似た印象を受けるものになっています。世界の背後で見えざる勢力がずっと動いてきた、というパラノイア的な陰謀の歴史も、ゼノスケと似たコンセプトです。ということはゼノスケ同様、この作品の背景設定もWorld of Darknessに似て見える部分もあるかもしれません。
 3月のJGCウェストでも実演されていたそうですし、夏以降の本作の発表に期待というところでしょう。


VioletBtn
 


 さて連休後半には西方はAXYZ星系からほりの皇太子殿下がお忍びで来訪することになりまちた。急だったのであまり大きな集まりにできなかったのですがここはヒトツ財団の力で責任をもってばしっと迎撃しましょう。おおちょうどこの前やった謹製のシナリオがあるぞ。
 んんーこっちは新型VAIOノートで武装済みでしゅよ? BGMも流して電脳N◎VAじゃよ〜(ニヤリング)


And so, they appeared on the Staj of Wheel of Fortune .....

Handle: “硝煙の盾”赤坂圭介
Style: カリスマ◎,カブトワリ,カブト● Aj: 26 Jender:
 森プロで売り出し中の若手トレンド俳優。本人は演技派を目指しているが、自分の希望に反して出演作はアクション映画が多い。同時にナイト・ワーデンとも契約しており、俳優とカブトの二足のわらじを履いている。恋人あり。
 その実力から指名が多く、常に盾を持たず、硝煙の匂いをたなびかせながらクライアントを守っている。水晶の盾はある理由から、人に預けたままだというのだが‥‥?
Player: 聖槍帝 【Welcome to Ronguinus World!
▼恋人の早坂智子のことを《暴露》された赤坂俳優です。ワーデン所属といえどカブトは1枚、<※鉄壁>や<※見切り>もなし、ジツはいわゆる「なんちゃってカブト」なのか? と思いきや、銃の抜き撃ちからの<※ディフレクション>での受けが専門のようです。
 キャスト紹介に載っているLU$T最強のカブトらしいフィンスターニ同様、赤坂氏も腕はかなりのやり手、直々の指名も多いと設定に書いてあります。んんー、その硝煙の盾の実力を見せてもらいましょうかね〜?(あまおかチックに)
 とか言ってたら当日になって超過技能の<※見切り>やら果てはティルヴィング相当の水晶の剣まで装備しだしました。ありりー(笑)

Handle: “D”
Style: カブキ◎,カタナ,アヤカシ● Aj: 2150(←おい) Jender:
 本名ドミニク・アルヴァーレ。ヴィル・ヌーヴに存在する宗教都市パラディスCHÅIN、MiLion-Liteパラディス特殊工作班のエージェント。白兵・近接銃撃戦や小規模爆破を得意とする。外見は細面のフランス人ラッパーでナイフのジャグリングを始めたり、踊りながら登場したりその言動には謎が多い。
 だが、実は西暦が始まったころのエルサレム生まれであり、東方の三賢者に祝福され、キリスト本人の生誕を目撃している。聖なる力に触れたせいで変化が起こり、このニューロエイジまで生き続けているのだ!
Player: 最果 【FETHERED IMAGINATION
▼エレガントN◎VA勢でも妄想癖の激しい最果ぽんです。て書くとなんか精神病院みたいでヤだな(笑) 既に本作をプレイ済み、周知プレイの2周目ということで前回却下された工作員“D”の登場です。本当に彼はなんとかいう財団のぼーいず in Blakkの3人組の後を継ぐ工作員なのでしょうか。“2周目”を免罪符に他人に首を突っ込む役や全て分かっていた的演出も可能!
 でもしっかりRLのストーリー進行を助けてしっかり周りの笑いもとれたのでヨシなのでしゅ。武器はナイフと爆薬メイン、<※スポットライト>を浴びて踊りながら投げてきたりニヤリ笑いだけ残して<※チェシャ猫><※忘却>で消えていったりします。アヤカシだけど血脈のないこの漢らしさ。生まれ社会は当然ヌーヴでなくヨーロッパです。<社会:地獄>とか<社会:カルタゴ>とか<社会:エノク>とかと同じ線ですな。

Handle: “漆黒の刃”リエル・イングリート
Style: カタナ◎,バサラ,カゲ● Aj: 23 Jender:
 星の都カムイST☆Rでガブリエル・モーラムら裏社会の大物の信も厚い闇の世界の住人。昼は花屋でバイトをしており、黒のイブニングドレスに身を包んで年相応の女性らしさを見せることもあるものの、殺しの仕事を果たす夜は目標に対してあくまで冷酷。堕天使の血を引く彼女の武器はその鉤爪と、闇の力を舞い散らす烏の羽だ。
 両親を何者かに殺され、たった一人の家族である5歳下の弟ノエルと暮らしていたが、その復讐は死の卿の見守る前で果たされた。ノエルを新星帝都大に入れるため、N◎VAに渡ってきたが‥‥
Player: はた×弐
▼ハマの星(笑)のはたクンはまたまたはたコズム全開のキャストで登場です。黒衣のヒロイン・リエルたん(笑)もExp200レベル、<※空蝉>や<■二天一流>も備えて戦闘能力は一番でしょう。黒の剣相当の漆黒の鉤爪や凶星手裏剣相当の烏の羽やコンセプトに合わせた相当品の符など相変わらず妄想系です。ほりの殿下もリエルたんがヒロインぽい理由を納得して西に帰っていきました。(ニヤリング) あぁ、でもエンディングではかなり悪人に‥‥(以下検閲削除)

Handle: “タナトゥスの羽根”ペネロープ
Style: カブトワリ◎,イヌ,ヒルコ● Aj: 20 Jender:
 オーストラリア警察国際犯罪対応チーム、連邦直衛隊“ケルビム”捜査官。(see...【キャンベラAXYZ】) 実は軌道で政府研究機関が行っていた生体強化人間計画による人造生命であり、計画が消滅した際に地上世界での居場所を得た。現在の職務が自分の存在理由であることにささやかな誇りを感じている。一見物腰が冷めても見えるが、性格は純粋。常に黒衣に身を包み、どこか寂しげな雰囲気を漂わせている。
 星々に一番近い街の物語が終幕を迎える頃の大事件により、彼女に愛を告白してきた相棒の棺行来電脳捜査官は死亡。心に重大な傷を負ったペネロープはベイカー隊長の計らいで支援セクションに回された。それから数ヶ月、警察機構の人材交流でN◎VAを来訪した死天使は、ブラックハウンド本部でしばし翼を休めていたのだが‥‥
Player: 堀野
▼こうさくいんクンの熱烈な希望により!AXYZキャンペーンは終了しても「ほりのヒロインの王道」をガゼン復活させるのですよ!(笑) 軌道の極秘技術の結晶である荷重力弾は<元力:光学/負>の元力弾、電子戦用IANUSの“スキルニル”は実はルテチア製だったんですなー。
 雪と氷の大地とそこに住む頑固なアーサーたちとの出会いは、空へと羽ばたく力を失った彼女に何を見せたのでしょうか。
 ふと見るとリエルたんもペネル様も黒系の羽根系でお揃いですね。白銀の大地には映えそうです。今日は天使系祭り開催中か?(ぽわぽわ〜ん)
こうさくいん「O(≧∇≦o)」

ぷちペネル様復活でしゅよ〜(笑)


 白銀の大地、E&B連合王国。故郷を捨てることを選ばなかった頑固者たちの国。アーサー王の末裔たちの住む国。
 災厄時の地殻変動でアイルランドと地続きになったが、ロンドンは奇跡的に災厄前の姿を留めている。霧の古都ロンドン。騎士たちのいる街。一年の半分を締める冬になれば、白い衣がH@ZEを覆う。アーコロジーのない街の眺めは、旧世界から護られてきた多くのものを残している。
 ロンドンH@ZE郊外に、雪と氷に護られた小さな遊園地がある。旅人を拒む閉ざされた園ではない――その中にも花は咲き、氷の中の透き通る炎が宮殿を照らし、詩人たちに閃きを与えてきた。
 ようこそtwiLiteロンドンへ。魔の霧がもたらすジャック病もここでは力を失い、剣を佩いたひよこくんと妖精たちが君を迎える。秘せられた門から旅人たちが現れるのも、銀の腕のヌァザの予言通りなのだろう。


Only Time - ロンドンH@ZE、白き雪の大地、永久のアーサーの国、そして時だけが真実を知るものなり。

 白一色の平原の上で、二人の男が対峙していた。黒い外套を風に靡かせた壮年の男は見事な髭を蓄え、髪には白いものが混じっている。だがその目には不敵な輝きが宿り、堂々とした体躯には活力がみなぎっていた。
 対する青年はまだ若かった。髭の男性より背が高く、静かな鋭い目をしている。軍で鍛えた体を包む黒っぽい戦闘服に戦闘用のブーツ、その手は雪原に突き立てられた剣の上に置かれていた。軍服の肩口の袖には、短剣と羽をあしらった奇妙な徽章が光っている。
 男性は目を細めると青年を見上げ、諭すように口を開いた。
「現代の戦争においても、我々の連隊が直面する作戦行動においても、重要となるのは銃器による電撃的な戦闘だ。我々は雷光のように現れ、敵を排除し、そして去ってゆかねばならぬ。
 じゃがな、剣も覚えておく価値は大いにある。何かの拍子に役に立つ時が来るかもしれんぞ? それに剣には魂がこもっているからな」
「分かった。教官、頼む」
 低く落ちついた声で若者は答え、剣を引き抜くと構えた。
「うむ。ものはついでだ」 これから始める手ほどきを楽しむかのように微笑むと、トリストラム卿は外套をはねあげた。その下から銀色に輝く剣をすらりと抜き放ち、第22連隊の力を一通り教え込んだ部下に向ける。
「さて、お前のその剣が死をもたらすのか、それとも死を遠ざけるものとなるかはお前次第だ。こい。我がトレイヴァー家の剣術を教えてやろう」
 二振りの剣が打ち合わされ、その音がブリテンの白銀の大地に響き渡った。

 天輪が定める時が来た。北の王国にて、舞台に上るがよい。


 オーストラリアの電脳の海を駆け巡っていたあのエジプト十字の印を、自分に愛を告白してきた相棒の青年を失ってから数ヶ月。災厄の街へと技術交流で来ていたペネロープ捜査官は、特務警察ブラックハウンド隊長室で細野君朗隊長の告げる特別任務を聞いていた。はるばるE&B連合王国から物見遊山の旅に来ているという要人の形式的な警護。ハウンドは通常業務とテロ事件の捜査で人員を避けないのだという。
 受け取ったプロファイルには、サー・トリストラム・トレイヴァー――今は引退して城で呑気に暮らしているという伯爵の顔が映っていた。元軍属、今でも社交界始め各界への影響力は大きいという。渋いご老体とも不敵な面構えの老人とも取れる人物が写真の中から黒の死天使を見つめ返していた。先方は断ってきたのだが、警察の立場上、名所案内程度の仕事でもやっておいて欲しいらしい。
 内心首を傾げながらも謹んで拝命することを告げ、敬礼するペネロープに、細野隊長は付け加える。ケルビムのフレドリック・ベイカー隊長から、自分を推す頼みがあったのだという。もしかすると‥‥心に負った大きな傷を癒そうとしている黒衣の天使のことを思いやった、せめてもの親心なのだろうか?

 基地内を行き交う視界内のBH隊員全員を凍りつかせ、“D”という今もって不可解な知り合いが踊りながら突如ペネロープの前に現れた。どこから手に入れたのか、数枚の写真を見せてくる。不思議なことに、そこには彼女のこれからの奇妙な旅路で、出会うことになるであろう人物たちが写っていた。
 再び踊りながら消えていく白人ラッパーと別れた後。視界内の隊員全員が再び動き出し、その中から知り合いの若者が姿を現した。生活安全課の静元星也巡査だ。死天使の負った大きな傷を気遣うように、猟犬の紋章に属する若者はその後大丈夫ですかと尋ねてくる。だいぶ慣れてきましたと答えるペネロープに安心した星也は、彼女が向かう任務のことを知っていた。
「ああ、その話なら聞いてますよ。なんでもE&Bから偉い人が来てるそうですね。ブリテンか‥‥うちの姉が、よく一度行ってみたいとか言ってますけど。あー、そんなこと、どうでもいですね」

ぷちペネル様復活でしゅよ〜(笑)


 相変わらずガン・アクションがメインだった出演作の撮影が終わり、順調なヒットを飛ばしていた頃。赤坂圭介は休息の期間を楽しみ、そろそろ次の仕事に移ろうとしていた。舞い込んできた仕事は俳優ではなく、ナイト・ワーデンに登録している彼の力を必要とするものだった。共に仕事を請け負うことになるリエル・イングリートという名のフリーの女性の護衛、そして彼女の任務のサポート。依頼元はミリオン・ライト社となっていた。
 執事に車を用意させながらも、赤坂は不思議に思っていた。あのひよこの沢山いる遊園地の運営局だ。詳しい話も園内のオフィスでとなっている。たかだか遊園地の会社が、撮影用の硝煙と本物の硝煙の中で生きている彼に、一体何の用があるのだというのだろうか?


 同じ夜の領域に属する者の見守る前で、両親の仇討ちの誓いが果たされてからしばらく後。リエル・イングリートは最愛の弟ノエルと共に、N◎VAに移り住んでいた。
 和やかな家族の時間は終わろうとしていた――これからリエルは、漆黒の刃として、黒き烏の翼を持つ堕天使として、もう一種類の仕事をこなしに出かけなければならない。
「‥‥新帝大は今日授業の手続きをしてきたよ。電子工学の授業もいろいろあって面白そうだし、なんとかやってけそうだ」
 花屋の店員として、色とりどりの花の中に佇む昼間の姉の姿しか知らない弟は、心配そうに続ける。
「姉さん、またしばらく留守にするの? いいけど、早く帰ってこれるといいな‥‥」
 微笑んで心配はいらないことを告げると、彼女は表情を改め、夕闇の街へと歩き出した。不思議なのは依頼元だった。MiLion-Lite。中央区の外れにある遊園地twiLiteの運営局。獅子の紋章を持つミリオン・ライトがただの企業でないことは、彼女もうすうす知っていた。彼女と同じ超常の力、魔法の世界に近しい存在がその内部には多いという。カムイST☆Rの裏の世界でもその力を知られてきたリエル・イングリートの名を知り、何か秘密めいた依頼でもしてくるというのだろうか?


「Yo, Men! 調子はどうだい、リトル・バーズ?」
「ようこそ黄昏の遊園地twiLiteへなのだ! んんー、どこかで見たことがあるのだ〜?」
 周りの客がパフォーマンスだと納得していくポーズを決めた“D”の周りを、名物のひよこくんたちが取り囲んでいた。中の一匹が思い出したように手を叩き、瞬く間にそれが仲間達に伝わっていく。そう、この愉快なドロイド達には――北米連合の有力企業ジュノー社がデヴィア・システムの進行の中で開発した、トロン集合制御アビオニクスの技術が使われているのだ。
「パラディスからの出張お疲れ様なのだ!」
 目の前のエージェントの情報を共有したひよこくんたちは一斉にそこで後ずさった。
「でも‥‥ラップしながら爆弾はイヤなのだ‥‥」
「HAHA、下手なところで爆破なんざしねえさ。俺が殺るのは裁かれてねえ悪人だけ‥‥なんつってな! HAHAHA!」
“D”はどこからともなくナイフの束を取り出すと、器用にジャグリングを始めた。周りの子供達が集まってくると、目を輝かせて拍手喝采を始める。
 MiLion-Liteパラディス特殊工作班、アルファベットの4番目の名を持つドミニクはネオ・フランス行政圏からやってきた。宗教都市パラディスCHÅINの遊園地fairy-Liteの主、MiLion-Liteパラディスの最果ての君エリクシオンの命で彼ははるばるN◎VAにやってきたのだ。もっとも――N◎VAと呼ばれるようになる前に来たこともあるのだが。
 創主たる神の創り給うた真の人間アダム・カドモンに教えを受け、強い聖性を備えたエリクシオンも強い予言の力の持ち主だ。大いなる災いが起こると教えられ、彼はここまで来た。
 大喜びの子供達に大袈裟な身振りでお辞儀をすると、“D”は視線を転じた。そろそろ時間だ。園内を一望するオフィスで、アルティシオン園長と琳部長の前に、舞台に上る役者たちが揃うはずだ‥‥



"Wing of Thanatos"Penelope


 中央区にある高級ホテル入口の回転ドアを抜けた時。翼持つ黒衣の死天使に、横から控えめに声を掛けて来た人物がいた。
「失礼、お嬢様。もしや、ミス・ペネロープでは‥‥?」
「は、はい‥‥?」
 古風な片眼鏡にクラシックな正装に身を包んだ、穏やかな初老の男性だった。自分から会いに行くより先に挨拶され、驚く彼女に老人は静かに微笑む。
「時間通りですな」
 手袋を嵌めた手で金色の懐中時計を懐に仕舞うと、彼は姿勢を正した。
「ええ。黒の衣装に身を包んだ、どこか儚げな若いお嬢様が参られると聞きまして」

 微笑む老人の片眼鏡が光った。
「失礼、申し遅れました。わたくしはフォックス。ジム・フォックス。円卓の騎士に仕える、しがない老いぼれ狐めにございます。さ、こちらへ」

 災厄の街より白銀の大地へ、遥かなるロンドンH@ZEへ、時だけが知る過去の真実を知る死天使の旅が、今始まろうとしていた。


And Here, The Gate of Destiny Opened,
to the faraway of north kingdom ....


 こうしてBGMつきのシネマティック・アクト開始。向かう先はiwate-u勢コズム、ついでにちょびっと妖神演舞コズムやぶるれぼコズムともリンク。さらにキャスト陣がAXYZコズム始めパラディスとかともリンクだ。まあまあ奥様なんて豪華なクロスオーバーなのでしょう。(ぽわぽわ〜ん)
 自分の知らない世界に踏み込んだ硝煙の盾の実力は果たして証明されたのか?
 その横で2周目を免罪符に先を読みまくり、笑いもしっかり取っていく“D”!
 ロンドン名物スコットランドヤードへ、そして雪と氷の園に今立つ黒衣の死天使の勇姿!
 そして淡々と任務を果たしていくはずだったリエルは、ある意外な人物の過去を知ることに‥‥
 んんー、でも、チラリズム的オープニングだけでもう終わりだよ〜ん(てへ)

 VAIOには独自技術のOpenMG形式でCD内の音楽ファイルをハードディスク上に保存管理するソフトがついています。オープニングやRLシーンなど、決まっているシーンの幾つかで試しにBGMを流してみたのですが、かなり盛り上がりますね。当然事前準備の必要が出てきますが。ヲレは洋楽を聞く人なのでレパートリーが大したことないけどネ!
CDドラマ『ナイフ・エッジ』に付属の声優さんによるシーンカード読み上げも流してみましたが、途中から面倒になってやめました(おい)

ぷちペネル様復活でしゅよ〜(笑)


 そんなこんなで休みも終わって出張で僕は今マレーシアの異国の空の夜を眺めています。休日に博物館と美術館を回ってイスラム文化に触れたりもしましたが早く日本に帰りターイ。(T_T)
 ちなみにクアラルンプールの名物ツインタワー内ショッピングモール4Fの紀伊国屋書店で、D&D3rdWoDシリーズの英版原書を売っているコーナーを見つけて驚きまちた。まる。
 

---Bar from V:tM---
...... From under the foreign sky ......

レポートのページへ戻る

dice-jp.com > Iwasi Studio > Report > From under the Foreign Sky
Back to RI-Foundation TOP > NOVA