ドラゴンアームズ バハムート戦記


Mission#1 『出逢い』


 戦いは終わった。エアキャリア到着を待ってタスクフォース“サーペント”小隊各機は最終合流地点に撤退成功。ザルツブルグの街に残っていた民間人、修理の済んだワイルドターキー型不時着機を含め、全員が戦略拠点ドラゴンアームズへと帰還することができた。
 あの戦いで自らの力を解放し、その双剣を煌かせてトルーパー級MISTを一掃したペルはコマンダー級の圧倒的な攻撃を浴び、オルキナスIII型機体もパイロットも深い傷を負った。ベニー・レイ自身も負傷した。だが作戦は成功した。無事回収したエアキャリアは、ヴァイツグラード帝国で建造した10機ものドラゴンアームズを搭載していたのだ。誰が乗ることになるにせよ、これはドラゴンフォースにとって心強い戦力増加となるだろう。
「知っての通り、我々バハムート軍は悠長に規格に則った軍組織を再建している場合ではない」
 ベニー・レイたちが属する第4スコードロンの隊長は帰還したタスクフォースの面々を眺め、そして告げた。
「ジークフリード・ゲオルグ・オストラント竜士補、本日をもって貴官をタスクフォース“サーペント”所属の機甲士(ガンブレイド)に任命する。ライアン竜士、コールサインはレッド以下の空いている番号を割り当てたまえ」
 左手を包帯で吊ったベニー・レイは右手で敬礼しながら、新しく仲間になることになった長身のヴァイツグラード軍人をちらりと見た。“ジーク”はそれほど嬉しくもなさそうに、命令を受諾している。ヴァイツグラード人には珍しい色黒の肌に、長い金髪に紫の瞳。だが彼が駆るヴァイツグラード製の重装騎甲巨兵ディリゲントはやはり黒だった。黒一色の重厚な装甲に、大陸じゅうに名高い雷熱砲(ドライザムカラビナー)
あの巨大な砲でMISTを仕留め損ねたまま撤退する時、彼は心底悔しそうにしていた。無理もない。だが、あの時交戦したソルジャー級MISTは、ドライザムカラビナーの直撃にも耐えるほどの装甲を有していたのだ。
 ベニー・レイはこの若者とはよい友人になれそうな気がしていたが、返ってくるのは冷たい返事ばかりだった。きっと自分より4歳も下の、まだ18のベニーが小隊長なのが不服なのだろう。エクスタリアから来た少年の大騎士(アークナイト)が自分より高い竜士の位にあるのが気に食わないのだろう。だがベニーは高機動型アンカーフォートを駆って既に何度も作戦に参加し、幸運に助けられたとはいえ――双頭竜翼章を得る栄誉に与かった身だ。

「では、タスクフォースには48時間の休暇を与える。負傷したメンバーは休息を取っておくように。以上だ」
 ベニー・レイは慌ててスコードロン隊長の話に注意を戻し、踵を打ち合せると敬礼した。
「了解しましたっ!」
 一人欠けたタスクフォースメンバーは手を下ろし、思い思いの場所に散っていった。ペルの様子を見に戻ろうとしたベニー・レイは、バハムートのメインブリッジを一瞥した。
 巨大浮遊戦艦バハムートの頭脳部分がそこに広がっていた。六角形の結合からなる中空に広がったメインスクリーン。エーテリックパネルを展開し、思い思いに索敵を続ける幻操士(オペレーター)。中央の魔方陣の6つの角に座したヘキサメイデンの巫女たち。一段高い席では総指令エドガー・ブロック提督とロバート・フランシス竜将が話している。
 人類最後の希望が消えていない証しがそこにあった。人間はまだ滅んでいない。戦いはこれからなのだ。

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 ペルは回復カプセルの中で泣いていた。創られた生を受け、戦うために生まれた彼女の最初の戦いは終わった。オルキナスIIIの高機動性能と彼女が先天的に備えている最高の適性を活かしきった、ふたふりのアーク・ライト・ブレイド( ALB )の奇跡の舞い。圧倒的な先制攻撃で次々とMISTを撃破していくその様は、作戦上の見地からも見事なものだった。
 だが――その後痛烈な反撃に遭って重傷を負い、MISTへの恐怖によってコクピットで半ば恐慌状態に陥ってしまった彼女自身からすれば、この初めての戦いの結果は恥じ入るべきものだった。
 雷力で稼動している回復カプセルの中をゆっくりと漂う空気の中の成分が、彼女の傷を癒していく。魔創士(ミューズ)の傷は人間とは違う方法で治る。彼女はシュワルデンの前文明遺産とA.R.K.の技術力が生み出したミューズ、創られた人間。その半分以下の成長期間で15歳の少女の外見を持ち、永遠に歳を取らない時の止まった美貌を備えた人工生命体なのだ。
 医務室のドアが開いた。入ってきたのはアルトクランの魔導士でもA.R.K.の技術者でもなく、彼女に何かと気を使ってくれるタスクフォースのリーダーだった。左手に包帯を巻いている。
「隊長、私は‥‥」
「やあ、ペル。その‥‥」
 彼女が撤退し終わる最後まで戦場に残っていた大騎士の少年は茶色の瞳を伏せ、口ごもると次の言葉を探した。
「その、最初の戦いの時は、誰にだっていろんなことが起こる。君は‥‥、十分立派に戦ったよ」
「隊長‥‥ありがとうございます」
 ペルはカプセルの透明な外殻ごしに、若き竜士の顔を見つめた。ベニー・レイは困ったように無事な右手でベレー帽を脱ぐと、金色の髪を掻いた。二人の間にぎこちない沈黙が流れた。
「僕がこの――双頭竜翼章を表彰されることになった戦いの時、もっと激しい戦闘があった」
 ドラゴンフォース制服の左胸に燦然と輝く銀の勲章に手を触れながら、ベニー・レイはぽつりと言った。
「僕は運良く助かったけど、僕の知っているパイロットの女の人が――、その戦いで死んだんだ」
 15歳の美少女の姿をしたペルは、少年の顔をよぎった陰を直感視記憶した。
「隊長は、その人が好きだったのですか?」
「いや、別にそんなんじゃないよ」 妙にどぎまぎしながらベニー・レイは続けた。
「とにかく、その‥‥なんだか君を見ていると、その人を思い出すんだ。だから、‥‥君の為に、何かしてあげないと、いけないような気がして」
「隊長‥‥」
 ペルは手を伸ばした。魔創士の細い手は外殻に遮られた。だがベニー・レイ・ライアン竜士も右手を伸ばし、透明な板の向こうに見える小さな手のひらに重ねた。二人の手が重なり、その時ペルは、エーテルチャンバーの核よりも暖かな、何かの力が伝わってくるのを感じた。
「とにかく、ジークの奴も正式に配属されたし、“サーペント”の本格的な作戦行動はこれからだ。これからも、よろしく頼むよ」
「はい‥‥!」
 医務室のドアを閉めるのも忘れて、白亜の騎士(アンカーフォート)を駆る若き小隊長は去っていった。ペルはその後ろ姿が角を曲がって見えなくなるまで、ずっと見つめていた。その頬からは、いつの間にか涙が消えていた。

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 割り当てられた個室の窓からは、眼下を過ぎ去って行く高原の森が見えた。全長3.5kmに及ぶ発掘戦艦バハムートの飛行能力はかなりのものだ。搭載ドラゴンアームズ数十、ドラゴンフォース司令部、及び一万人以上に及ぶ一般市民を乗せてなお、戦略空母としての能力を十分に備えている。
 戦火の傷を受け、眼下の緑は所々が醜く剥げていた。ジークフリードは祖国に想いを馳せた。誇り高きヴァイツグラード、黒き鋼鉄騎士の守る我が祖国。だが麗しき首都ブライデンは今や、この作戦で見たザルツブルグの街と同じ運命を辿っている。この街も酷いものだった。長い歴史を蓄えた大学の建物は崩れ、半世紀戦争の前から時を刻み続けてきた時計塔は正面広場に砕け散っていた。
「もはや帰るべき祖国もなしか‥‥」
 ジークフリード・ゲオルグ・オストラント竜士補は胸元から、銀のロケットを取り出した。ヴァイツグラードの重厚にして簡素を旨とした工業技術の粋を凝らした、小さいながら丹念な彫刻の施されたロケット。その中に秘されたものが機甲士の紫の瞳に映った時、その表情に僅かな変化が生じた。
 だが――そこに収められたものが何であるか、今はまだ、語るべき時ではない。



 時に、竜暦2000年。
アルビオン大陸の人類は未曾有の危機に直面していた。
 不吉なる銀の雨は天に輝くもうひとつの月(アナザーフェイス)より降った。飛来したのは謎の機械生命体群MIST。常に6の倍数による編隊で無音の侵攻を続ける、無慈悲なる侵略者。
 その侵攻より僅か3ヶ月で、人類はその地表生存圏の9割を失い、国家群の半数以上はその首都を破壊された。
 圧倒的な戦力差の前に為す術もなく敗北してゆく騎甲巨兵(クロイブ)。増え続ける難民。
 だが、人類最後の希望をその胸の紅き水晶の光とし、シュワルデン自治領に発見された先文明時代の遺跡より一匹の巨竜が飛び立った。
 古代超技術を用いた戦略要塞バハムート。全長3.5km、真紅に輝くクリスタルエンフォーサーにより半永久的に航行可能、一個師団を壊滅せしめる天雷の大槌(サンダー・ヘヴン・ハンマー)を備えた巨大浮遊戦艦。
 そして双頭の竜の内部には、MISTに対抗しうる力を備えた未知の騎甲巨兵が眠っていた。
 ドラゴンアームズ。適性を備えた僅かな人間にのみ操縦可能なこの新型騎甲巨兵こそ、双頭竜の導く人類の未来を切り開く剣となるのだ。
 ヤヴンハールの波をその精神に備えた民間の少年少女を集め、急遽寄せ集めの多国籍部隊ドラゴンフォースが結成。バハムートを空中拠点とした人類の反撃が開始された。

 味方戦力、戦略要塞バハムート1隻。
 搭載ドラゴンアームズ、現時点で数十機。
 ドラゴンフォース情報部による推定、MIST知性体総合個体数、数十万。
 人類に未来はあるのか?
 若者たちは戦いの中で、何を見るのか?



‥‥状況、 絶体絶命!


第1話『出逢い』 -終-

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声の出演
ジークフリード・ゲオルグ・オストラント竜士補
元木 元
ベニー・レイ・ライアン竜士
ペル竜士補
ュゥィ

スコードロンリーダー
あまおか勇太
タスクフォースメンバー4
あまおか勇太
タスクフォースメンバー5
あまおか勇太
シュトルムハウゼン博士
あまおか勇太
ザルツブルグ市民A
あまおか勇太
ザルツブルグ市民B
あまおか勇太
エアキャリアパイロット
あまおか勇太
レガシーガーズの兵士
あまおか勇太
MISTトルーパーA
あまおか勇太
MISTトルーパーB
あまおか勇太
MISTトルーパーC
あまおか勇太
MISTソルジャー
あまおか勇太
MISTコマンダー
あまおか勇太

監督
あまおか勇太

シリーズ構成・脚本
あまおか勇太

NPCキャラクターデザイン
あまおか勇太

オリジナルメカデザイン
あまおか勇太

美術監督
あまおか勇太

色彩設計
あまおか勇太

編集
あまおか勇太

撮影監督
あまおか勇太

音楽
あまおか勇太

サウンドデザイン
あまおか勇太

音響監督
あまおか勇太

アニメーション制作
あまおか勇太

絵コンテ監修
あまおか勇太

企画
あまおか勇太

製作
LogicSYSTEM
Real Stream Suvivor Co.
w w w . l o g i c s y s t e m . c o m

後援
RI-Foundation



ドラゴンアームズ バハムート戦記
秋の新番組放映開始!


第二話 『Mission#2 ベスト・ワンでなくオンリー・ワン』
10月10日より毎週水曜 深夜3:00〜3:30
http://www.bahamutwar.net/
テレビやまおか系列にて、いよいよ発・進(テイク・オフ)


★試験放映期間の後、放映時間変更の可能性があります
ヘルシングの後にお楽しみください
ノワールシスプリが終わって寂しい貴方もどうぞ!


‥‥んなわけねえだろ!

 と、いうわけで、ひょんなことからFEARの夏の新作『ドラゴンアームズ バハムートハウリング』をプレイしました。いつも若々しく御活躍中の(ぎこちなく)あの元Maniax情報局の元木局長に、いつもお中元をくれるアリガタ〜イご近所様の(ぎこちなく)あのあまおか勇太の旦那様がGMですわ。ュゥィ君も「MIST乗りやりてえ」とか妄想し過ぎなコトを昼からずっと呟いています。まあなんて異色かつゴイスーな面子でしょう。スゴーイヽ(´▽`)ノ

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 さてJGC2001で先行発売、現時点では既にファミ通文庫から小説『ドラゴンアームズ 光翼の黒騎士』も出ているこの作品、主に夏休みで時間のある学生さんを中心に、もうプレイした人も中にはアニメシリーズの1クールや2クール終わってしまうぐらいプレイしている人もいることでしょう。(ブルブルブル)
 最初は『創聖記エルジェネシス』のエクスパンションらしき企画で始まったこの作品、さすがに世界が滅んでは困るらしく雰囲気は同じの別世界アルビオン大陸が舞台となっています。魔導と呼ばれる魔法やアストラル界との交信、騎士団や王国やらがあるファンタジーっぽく、かつ雷力と呼ばれるエネルギーで機械機関が動く世界。小説によるとラジオや無線も存在するのが記述されています。空想上の生物は一応存在せず、光学兵器が拳銃となるほど技術は発達していても街並みは割と昔風の世界。平たく言うとFFシリーズのようなアニメっぽい和製ファンタジー世界でしょうか。
 古代遺跡から発掘された騎甲巨兵を元にレギュレートアームズと呼ばれる全長5m程のロボットが活動していますが、突如来襲した機械生命体MISTにはまったく歯が立ちません。そこで切り札として登場したのが新型兵器ドラゴンアームズ(DA)。これでようやく人類の未来に希望が差したのです。
 再生するネオチキンアーマーやアストラル界と交信するリンケージデバイスや人造生命ミューズや敵の機械生命体や飛び立つ白亜の巨大戦艦とか、パクリというかまんかというか何処かで見たような設定は沢山ありますが、まあそこはそれ、エルジェネシスだって最初からそういうコンセプトのゲームですよエエ(笑)
 いきおいDAに乗れる素質があることが判明した新兵であるPCの平均年齢も若くなります。突然兵士として人類の為に戦わねばならなくなった若者の葛藤。友情と反目。愛。大切なものを次々と奪っていく謎の機械生命体軍。戦う為に創られた美少女。戦線を支えるオペレーターとの絆。これはもうぽわぽわ〜んとアニメの名場面もかくやのセッションをやるしかないのでしょうか。い、いやー、燃え(萌え?)るゲームでしゅね。(笑)

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 システムの方は6面ダイスを能力値(最大10)+修正分振り、1もしくは技能的な扱いの『特徴』のレベル以下が出たら成功、時には成功数を差分に使うという、『天羅万象』や『シャドウラン』『WoD』方式を取っています。戦闘以外の通常シーンでの判定で使える特徴が少なく、ちょっと曖昧なところもありますがゲームの内容同様豪快にダイスが飛び交うことになります。
 最近のFEAR作品に共通するロールプレイ支援型ルールとしては、他PCやNPCに対して設定したりキャラ作成時の設定に関連してつける『感情』のルールがあります。その感情に即したロールプレイを行って申告すれば、シーンの終わりで判定してエーテリックというポイントが貯まっていく訳です。
 この各自の貯めたエーテリックの総計が設定上はバハムートの心臓部のクリスタルチャンバーに蓄積されることになり、別のエーテリックパネルの用紙で管理されます。一定量貯まると全員がその恩恵を受けられるというのは良いですね。天羅の気合と違って誰か一人だけが貯まることがなく、パーティの連携も深まります。
(このゲームのPCは軍人であり作戦行動単位タスクフォースの一員であり、基本的に同一の目的の為に協力しあいます。ていうか連携しないと人類負け決定デス!)
 そんなカンジで、他のFEAR作品同様、下手をするとただエーテリックを貯めるためだけのノーマルシーンになってしまいそうな危険性も備えていますが、前半のノーマルシーンはロールプレイを交えつつアニメ風の展開を。後半いざMISTが出現した後はいよいよドラゴンアームズ出撃という展開が基本のようです。

 戦闘はなんと、今時珍しい(そうでもないか)ヘックスと駒を使ったタクティカルな簡易版シミュレーションバトル。ふだんN◎VA等を遊んでいる人には新鮮でしょう。行動するとダイス分アクションポイントが減っていくあたりはエルジェネシスに習っています。
 ところが敵ユニットの機械生命体MIST、ゲームの割とホワーンとした雰囲気に反してかなりカツカツで強い。雑魚でも回避に失敗すると差分値の回数攻撃してきますし、ソルジャーやコマンダー級になると差分値付きの攻撃でさえもアーマーで弾かれたりします。かなり考えて動き、戦闘中もエーテリックを稼ぎつつオーバードライブエフェクト(ODE)をばしばし撃たないと勝てません。まさに絶体絶命!(笑) ODEが使えない旧式のレギュレートアームズでは敗北必死だった理由がよく分かります。
 敵MIST側の動きやアクションポイントの消費関係はGMの負担を考えて違うルールになっており、MISTの素体や特殊能力もかなり用意されています。戦闘用のNPC作りに時間を掛けることもないし、機械なので余計なロールプレイもいりません。GMサイドも「さぁ掛かってこいや」的な気持ちで戦闘は楽しめることでしょう。
 この時タスクフォースを構成するDA各機体は剣などで接近戦を挑む大騎士(アークナイト)天剣士(ハイランダー)、遠距離から射撃を行う機甲士(ガンブレイド)、アーマー無効攻撃など多彩な技を持つ魔導士(ソーサラー)、AP回復やテレポートなど欠かせない支援役の幻操士(オペレーター)‥‥などなどに役割分担されており、設定の上からもゲームの上からも全員が一緒に楽しめるように――ワースで操兵乗り以外が暇になるような事態が起こらないように――なっています。
(ただDAに乗らないキャラクターは拡張性に欠けるかもしれません。また、マップ自体が狭く武器の射程が短いので、機甲士がちょっと強みを活かし切れないかも。)

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 さてこのゲーム、99年に出た『ブレイド・オブ・アルカナ』と同様、JGC合わせで発売を急いだために、残念なことに細部の詰めがちと甘いような向きがあちこちに見受けられます。
 相変わらずサンプルキャラのデータ含め重要な部分にもよく見ると誤植がありますし、ワールド用語/ゲーム用語でも不統一があって理解に若干時間が掛かります。レギュレートアームズとドラゴンアームズを併せてクロイブとかエアキャリア/エアアサルト併せてワイバーンとかですね。アークナイトにもDA乗りと剣で戦うDA騎士とふたつの意味があります。ゲーム用語もアルファベット頭文字になっているものとなっていないものが混在しています。(余談ですが戦闘中にIP、IPって言い合ってるとなんかIT系企業みたいだな‥‥/笑)
 発売を記念して【FEAR Online】ではWeb版リプレイが掲載されましたが、その中でも細かいところでルールミスの噂がちらほら‥‥
 また、当然ですがクライマックスのPC騎乗のドラゴンアームズvsMISTの燃える戦闘に力点が置かれている為、人間vs人間や人間vsMIST/DAの戦闘にはあまり触れられていません。(まあ生身でMISTに特攻しても勝てませんけど/笑)
 人間が装備するアイテムや武器類も軽く触れられているだけ、一般の行為判定もあまり詳しくは載っていません。キャラクターはメイク時に様々な特徴を取得するのですが、この中で踊り子出身や大学教授といった特徴を持つ戦闘以外の場面で活躍するであろうキャラクターや、DAに騎乗せずエアアサルト等でバックアックを行うタイプのキャラクターをメインに活躍させるには、基本ルールブックの段階では少し工夫が必要かな‥‥とも思いました。
設定を読むと巨大戦艦バハムートには未知の地域もあり、一般市民の中には犯罪組織やその他もろもろの人もいます。どうやら正面からのロボットバトル以外のシティアドベンチャー的な展開もありのようですし。
 またプレイした多くの人が困っていることですが、PLが得られる経験点のうち、セッション中にロールプレイで得た蓄積エーテリックの十の位というのが何を指すのか明記されていません。エーテリックパネルのシートで共通管理するバハムートに溜まった値なのか? それぞれのPCの感情の塗りつぶし分なのか? そもそも十で割ったら0か1、頑張っても2にしかならず経験点の入りがやけに悪くないか?
 実際、PLが得られる経験点は5点前後。2回プレイして経験点10点で特徴のレベルが上がるくらいで成長は遅めのようです。GMをすると2倍以上入りますから、これはどうもGM持ち回りでキャンペーンを立ち上げ、アニメシリーズを作ってしまう勢いで長く遊ぶスタイルが推奨のようですね。

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 今まで多くのTRPGが発売されてきましたが、その中で題材が似通ってしまったものは当然出てきました。最近のゲームでもそれは同じで、『魔獣の絆』『輪廻戦記ゼノスケープ』『ダブルクロス』『特命転攻生』や来年出るらしい『ブルーローズ』でも、俗に言うネタの被りは多少目に付くところではあります。
 ロボット物としては『ワースブレイド』『バトルテック』最近だと『ボトムズ』等がありますが、その中でこのドラゴンアームズは、前触れなく突然登場した割には、今までありそうで意外となかったところをうまく突いています。
 日本が世界に誇る(のか?)ロボットアニメの数々になぞらえた雰囲気はそれで育った世代にとっては心の琴線に触れることでしょうし、シミュレーション風RPGとしてもライトな感覚で遊べます。
 既にゲーマーズフィールド誌ではシナリオが掲載、前述の小説の巻末のおまけには追加エクステンションが掲載されています。これからもサポートはDAの追加データの拡充という形を取るのでしょう。
 さぁ、人類滅亡の危機に差したただ一筋の希望の光が巨大浮遊戦艦バハムート。その希望を形にするのはあなたの操るドラゴンアームズです。てゆーかまず燃えますよね。
 合言葉は‥‥状況、絶体絶命!(ぽわぽわ〜ん)



関連サイト

★【TRPG.NET】のドラゴンアームズ情報倉庫
★【FEAR Online】のドラゴンアームズ紹介ページ

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〜 お ま け 〜

 戦闘用のカラーユニットは【FEAR Online】からPDFファイルで配布中。元シミュレーションゲーマーとして厚紙補強の駒を全て用意してきたあまおか隊長。これからレアになるであろうGatewayのサポートの元、あまおかチック(ニューロタング大誤解)なアクショォンの元でセッションは滞りなく終わるのだった。ジューシィィかつフルーティィに汁もたっぷり、俺(E)シーンもあってお腹イパーイ。なんと元木局長はサイコロ運が悪い(自称)という意外な弱点を発見。これがトランプしか使わないN◎VAに入れ込む理由だったのだぁ!(笑)
 その後は元Maniax組の二人と飲み屋でさらにあまおかる(ニューロタング大誤解)ことに。ハヤシロ=アマオカ・エフェクトこそないものの、この二人で十分デスヨ。(ブレードランナー風)
 DAのアニメシリーズネタや次の同人誌のネタを考えていた氏は突如シナリオを考案。数百年の昔から続く謎の秘密結社RI財団と陰から支援していたテロリストグループ蒼き革命軍を倒して第二ファウンデーションがナニで銀河帝国興亡史がアレでラスボスが誰もが驚くいわしキャストでマーヴェラスとかどうとか遠大な妄想を語り出す。イワシマン先生のレポートにエレガントに登場するのはN◎VA者の夢デスカラナ?んん?とあまおか節も健在。くやちいぽっくんは密かにリベンジを決意するのだった。まる。



Hex background image is from [KADOTCH'S PSO STATION]. Thanks.
『ドラゴンアームズ』は有限会社ファーイースト・アミューズメント・リサーチ及び有限会社ゲーム・フィールドの著作物です。
このページに登場する番組名は架空のものであり、実在のいかなるものとも関係ありません。



---Bar from V:tM---
...... DRAGON ARMS / Record of Bahamut War ......

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