ニライ・カナイ
さてそんなで今世紀最強のドリームチームが集まったぺけらんくOFFも終わった後。秋葉原のイベントに行ったWeb者はここでもけっこう多かったようです。
今度はどみにく研究報告の1万Hit&10329Hit記念OFF(前夜祭らしい)にお邪魔してきました。
ゲ同で活動中のどみにくさんのサイトにはN◎VAのリプレイやシナリオ類、キャストが登場するものやオリジナルのショートストーリーもたくさん置いてあります。最近の見所はカムイST☆Rを舞台にした大作アクトのオンラインリプレイ+それをベースにした小説のジョイントコンテンツ『全ては北の星に至る道』。
なんか(E)ウォーカー部隊の
さてさてもう1卓ではしろみけ殿RLでゆっけさん/なぎっちょさん/SYS氏3名で困ったときのSSS。まだまだ引退しないクロスぽんやBoiledな様子が見えたり見えなかったり。
その横でこちらはどみWORLDのオリジナルシナリオを。内部の人は周知プレイの人もいるので推奨に合わせて新造となりました。このシナリオはサイトの方にも掲載されています。
And
so, they appeared on the Staj of Wheel of Fortune .....
Handle: “AGARTAST◎RM”スウィート
Style: アラシ◎,レッガー,カブトワリ● Aj: 34 Jender: ♂
ミラーシェードで視線を隠した個人運営の運び屋。MBジープに裏で調達したミサイル類を積み込み、大地を疾走する。かつて“逃がした”企業研究員城崎誠次の連絡により、また南の嵐の中にまき込まれることに。
Player: Riza 【紅茶館「華音」】
▼気がつくといつもヨコハマの方に駆り出されている遊撃隊員のRizaやんです。彼にはYYMMDDの秘密に感づかれています(謎)
カゼ役の導入の為の新造となりました。なんか煮えていると時々シーン毎にキャラが違うような氣がしたようなしないような‥‥い、いや! Rizaコズムのヒミツが隠されているに違いない!(笑)
Handle: 鬼堂 斜那
Style: ハイランダー=ハイランダー◎●,カタナ Aj: 14 Jender: ♂
SUBARU国立病院の一室で少女のそばで目を覚ます記憶喪失の少年。軌道生まれであり、その瞳の中に重大な秘密を埋め込まれている。天上の力の加護のもとに、自らの秘密を探る物語に向かうことに。
Player: Sei050
▼ゲ同で最も軽いらしい(性格ではなくウェイトが)というSeiさんでした。カタナの特技は一切取らないというこの主人公らしい負けっぷり。ヒロインの彩たんとの絡みがメインだしほとんどギャルゲーの主人公のようだ!(笑)
Handle: “真鍮の蜘蛛”(ブラス・スパイダー)
Style: ニューロ◎,マネキン,ミストレス● Aj: 52 Jender: ♂
ほとんどその実体を見せないニューロ。その実体は日系人の壮年男性である。テラウェアの宮殿に君臨する“黄金の蜘蛛”の紛いものであり、真鍮の蜘蛛もまた能天使の一匹。不浄の街を氷に沈めんとする真教浄化派の一員である。北米連合第六情報別室のザイケル・ステュアート中佐とも繋がりがあり、偽金の蜘蛛は台風迫る南国に網を張ることに。
Player: 3765
▼ゲ同の3765さんがニューロ導入に当たるキャストを新造。しかも浄化派で完全な悪役だ! <※応援>や<※盾の乙女>に<※ポルターガイスト>と完全な支援系キャラに。アレクぽんと敵同士ながら組むことになりました。
Handle: “デス・ロード”アレックス・タウンゼント 【Profile】
Style: カブト=カブト◎,バサラ● Aj:
36? Jender: ♂
死神の使いを名乗るカブト。E&B陸軍のカウンター・テロ部隊SMFで技術を身に付けた。死神との盟約のため、そして裁きのために、その力と夜の魔法を振るう。極めて冷静なため、一見冷淡にも見える人物。かつて銃を向けたことのある能天使、真鍮の蜘蛛と不本意ながらチームを組むことになるのだった。
▼北米を相手にひけを取らない荒事系カタナ導入ということで、足りない攻撃力はアレクぽんが夜の力でなんとかすることになりまちた。RRの時代なので年を取らねばなりません。ギニャー。
Ruler: どみにく 【どみにく研究報告】
▼今回の為にシナリオも一部リライトしたそうです。スゴーイヽ(´▽`)ノ
そしていよいよアクト開始。と、ゲームに似合う音楽を集めたというCDでBGMつきです。なんでもゲ同に伝わる緋いCDだとか。んん? 赤い魔女ならこの間ハイデルランドで倒してきましたが、まだヤリマスカ?(笑)
ニライ・カナイ |
スウィートの元に届いた一通のメールの差出人はかつて逃がした男からだった。大雨の晩に自由への道を辿らせた男からの。
「――今回は挨拶は抜きにさせてもらう。済まない。お前にはいくら感謝しても足りないと言うのにな。至急、会って話したいことがある。お前にしか頼めないことかもしれない――」
発信先はリューキューSUBARU国立病院。コープの研究員だった城崎誠次の身分は医師となっていた。
鬼堂 斜那はいつものように目を覚ました。SUBARU国立病院の20階にある病室、窓の向こうに青い海。だがこうして病室で目覚めるようになる前の記憶はどうしても思い出せない。
「‥‥また見てたんだ。海。
ニライカナイ‥‥『遥か彼方』。神様のいる楽土のこと。もとは、災厄の前‥‥海底で発見された遺跡に付いた名前だったんだよ。今は、本当に誰も入れない場所になっちゃったけどね」
いつからか彼の側にいるようになった少女、彩が現れ、ベッドの端に腰掛けた――
送られてきた依頼の報酬は前金からプラチナム単位の破格のものだった。集合地点はG.C.I.アーコロジーの屋上、武装携帯許可証も同封。緊急の非合法作戦の色が濃い。
一枚引いた大アルカナのカードは“太陽”。光差す南国リューキューSUBARUへの旅の暗示。
アレックス・タウンゼントは指定地点に赴いていた。既に高出力のエンジンが回り、待機中のヘリが一機。巧妙に偽装されたヘリは部隊章も認識番号も何かもが消されていたが、明らかに軍用のものだった。
待っていたのは一人のカンパニー・マン。胸ポケットに止められた許可証に、G.C.I.内部調査班のウェインと当たり触りのない名前が光っていた。
「立派な出迎えだな、Mr.ウェイン」
アレックスは自分と同じようにここに呼ばれた、
「あなた方は仕事に私情は挟まないプロだと聞きましたが」
Mr.ウェインは微笑み、続けた。
「リューキューSUBARUへ飛んでもらいたい。依頼内容はこの人物――鬼堂 斜那の左目に移植されている義眼の奪還。目標は軌道生まれです。手段は不問、予想されうる妨害は複数の組織から。このオペレーションの難度は最重要ランクと査定されました。それゆえにチームで当たってもらいます」
「任務遂行の上で状況の隠蔽はどの程度までして貰えるのかね」
真教浄化派の能天使、ブラス・スパイダーが問う。
「こちらも支援は最大限に行います。奪還完了の後、確実な帰還手段も用意できる。現地における多少の状況変化は問いません。さて――引き受けて頂けるのなら乗ってください」
災厄の街のアーコロジー屋上にしばし佇む真鍮の蜘蛛より先に、夜色のコートを翻した死神の使いは歩き出した。
「‥‥乗り心地の方は期待していないよ」
軍用ヘリのローターがゆっくりと回転を始めた。
陽光降り注ぐ南国リューキューSUBARU。
神の御業とも思える巨大な爆発後は、世界を震撼させたグランド・クロスの、
世界から隠された女王の亡骸。
日本上空に位置するさる重要施設への扉を開く神の左目。
忠誠を誓った堕ちたる大鷲に見放されようとしている北米連合極東方面軍第16師団。
特務情報機関第六情報別室の思惑。
京都御前会議の決定により破られる外交不干渉。
SUBARUへと向けられる月の女神の破滅の微笑み。
全てが一人の少年の左目へ収束しようとしていた。
台風の迫るSUBARU。椰子の木が不吉に揺れる。
真鍮の糸が病院を蝕み、全ての扉を開放する。
砲火が花火のように空を照らす中、一匹の蜘蛛と死神の使いはゆっくりと廊下を歩んで行った。
「あなたは‥‥?!」
「鬼堂斜那だな。大いなる謎の隠された、その左目を探しに来た」
「斜那、逃げて!あなたは私が守ってあげる。そう約束したはずよ」
少女の頭にゆっくりと向けられるのは、北米ジュノー社製の大口径拳銃。
「ほう‥‥銃に驚かないのだな」
日本軍琉球方面軍第七師団108連隊と北米軍16師団の間で始まる激しい戦闘。
「‥‥厄介な仕事になりそうだ」
スウィートのジープにエンジンが掛かる。
「なぜあの少年を逃がした、デス・ロード!」
「『災厄』以前、1941年12月7日。旧日本軍がパール・ハーバーを奇襲したあの時から――我々の戦争は、一度も終わってはいない」
「君の思い出、奪ったのも私‥‥なんだ。
‥‥でも、私は君と一緒にいられて、楽しかった。
‥‥そう言ったら、君は信じてくれる?」
「あなたに選択肢など在りませんよ。
その義眼を持ったときから、あなたは日本のものだ。
どの道、あなたには自身の意志で生きることなどできないただの入れ物。
そんなものは、あのニライカナイで死んでしまったんです」
「お願い、です。
神様。もしいるなら、聞いてください。
――せめて今日一日は、この世界に生きる全ての人たちが幸せでありますように」
迫る破滅の時。北米連合軍第16師団の精鋭との激しい戦闘。
「我々が、今、力を失うわけにはいかないのだ。
我ら北米連合こそ、唯一絶対の正義。それが消えたとき、この世界は滅びてしまう」
台風の去ったSUBARUの白い砂浜に並ぶ、鋼鉄の巨人たち。
「仕事は最後までやるべきだな」
観念した蜘蛛の手を離れ、気象操作衛星の秘密を記したチップは宙を舞った。
「ああ。その通りだ」
だが仕事上の
日本軍八千矛ウォーカー中隊の機体の過半数は、突然発生した極めて局地的な嵐に機能障害を起こし一時停止を余儀なくされた。回復し、視界を妨害する夜色の嵐が晴れた時、彼らは交戦目標であった二人の人間の完全な消失を確認した。
そして白い砂浜の上に落ちていたのは、“太陽”の描かれた一枚の古風なカード。
琥珀色の液体を傾け、スウィートは語る。
「アイツは自分の人生を選んだ。
アイツは自分の未来を選んだ。
アイツの人生は誰にも邪魔はできない」
「記憶なんてあるから、辛くなるんだ‥‥」
鬼堂斜那は自らの目を刃で貫き、身を投げた。
薄闇の中で別れる、死の使いと破滅の使い。
「協力関係にある間、お前の能力には世話になった。その事には礼を言おう」
「デス・ロード。どうしてあの時、私を助けた」
「血を流すのはそちらの仕事だと言ったな、スパイダー。
その
動乱の去ったSUBARUの一角、海岸に続くオープンテラス。
「どうなるんだろうな。これから」
「大丈夫。大丈夫、だよ。だって今日は、こんなによく晴れてるんだから。
‥‥ねぇ?」
And
Here, The curtain dropped,
under the shining sun of southern land ....
-XYZ-
どみWORLDを見た!
(*´▽`).。oO(ホワワワーン)
前夜祭でないちゃんとしたOFF会はちゃんといつかやるということで。非常にささやかな祝宴を上げてこの日はおしまい。
最近の研究室や英語の論文読みの話や単位の話や留年者割合の話などなどを聞いてぽっくんはさんざん苦労した昔を思い出すのでちた。がむばれ!(>ω<)
人の身を捨てた後となっても忘れ得ぬ乙女の姿を探し、 |
次回登場予定!!
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