Be Stylish & Elegant!
〜小・粋・に エレガントPLAY〜
1999/10/09 Web者N◎VA


巷の噂によると、どうもRI財団と裏で繋がっているという、RIファミリーというマフィアがあるらしい。

部下こうさくいん「レオナ・ソール萌えでしゅ〜(>_<)」(バタバタ) ←バカ
いわしボス「馬鹿者。女のことで騒いでいないで説明をせい。我がファミリーの忠実な部下である部下九龍クンの発案で実現したWeb者の会合であったな。思えば他の主要ファミリーのボスたちは西の魔人殿の元でパーティを開いていた頃であった。帝都で何かやるのも良かろう。カレの解説を受け売りせよ」
部下こうさくいん「ラジャーでしゅー。結局某筋のOFF会の前日に実現と相成ったのでしゅー。
二流なキャストをやらせたら右に出るものはいないエレガントナッチッチー! その眷属で悪なキャストのロールプレイがやけに上手い黒野! IRC勢&桃花勢を繋ぐ架け橋の同志エクスノフスキーは既に経験点900レベルのIRC野郎! キャストはあの村雨! そして! ボスからは財団キャストを代表するカブトのアレックスが夢の共演でしゅ!」
いわしボス「わしはよいから続けよ。だいたい財団キャストの代表はお前だ。(笑) 一番大事なRLが残っておったな」
部下こうさくいん「最後にルーラーは! 自己評価ではルーラーは二流かもしれないけど持ちキャストのレオナ一部に人気の九龍クンでしゅ! ていうかそれはボクでしゅ〜! twiLiteで、あるカップルを目撃してしまうシーンに出てくるでしゅよ」
いわしボス「くくく。さすがはいわし回路の賜物。カレの血液の中を巡る回路が常に囁きつづけるのだ。“ボクはRLがしたいデスボクはRLがしたいデス”とな。(ニヤリング)」



And so, they appeared on the Staj of Wheel of Fortune .....

Handle: “二流”の田村
Style: カブトワリ=カブトワリ=カブトワリ◎● Aj: 28 Jender:
 ホワイトエリアの住宅で家事に勤しむ腰の低い一児の父。小遣いをくれる妻はレイド&ルーラーのコーポレートで引き抜きが得意。だがしかし、彼が二流でなくなる瞬間を見た相手は、誰一人として生きていない!
Player: 夏瀬 冬(なつせ・とう) 【エレガント弐式
▼黒衣のヒットマンなっちーこと夏瀬さんです。RI財団総帥に部下をくれました。最近はホームページを密かに開設しましたが、まだまだHTMLを勉強中とのことでBBSと日記のみです。典型的な仮オープン中の個人サイトですね。でもリンクしてしまおう。(うふ) アクセス増加を覚悟しとけ?(笑)

Handle: 片桐 誠
Style: クグツ◎,フェイト,カゲ● Aj: 2? Jender:
 悪名高いレイド&ルーラーに務めるクグツ。黒スーツにミラーシェード、軽めの怪しいカンパニー・マン。
だがしかし、ヤミ仕事に関する手腕は一流。暗殺術にも長ける。彼もまた、レイドの深き闇に巣食う蛇の一匹なのだ‥‥。
Player: 黒野
▼ヒットマンなっちーの眷属(笑)の黒野さんです。やっぱり黒衣です。悪人がうまいです。越後屋系の悪人ですね。(そうか?) ていうか今回一番の悪人です。(笑)

Handle: “黒の死神”村雨
Style: カタナ=カタナ=カタナ◎● Aj: 25 Jender:
 長身を漆黒のフェイトコートに包み、ミラーシェードにウェットな感情を隠した凄腕のカタナ。元復讐鬼。
二振りの降魔刀と脚のMDガイスト、全身に仕込まれたサイバーが二天一流によって解き放たれる時、男は黒き死神と化す!
Player: X 【天真名井にて
▼先日はヨコハマLU$Tを舞台にIRCアクトをしてくれたIRC野郎の同志エクスノフスキーです。見習わなければなりませんね。今日はRLが奥義持ちを見越して敵をかなり強くしてきましたが、やっぱり真カタナは強いのです。ちなみに詳しいデータは【天真名井にて】内のキャストデータと、当サイトの『運命の輪の舞台の上で』にも170pts版があります。ちなみに翌日のアクトでは一期一会をくらって少女とハートの相互コネを取る羽目になったとか‥‥(ニヤリング)

Handle: “デス・ロード”アレックス・タウンゼント
Style: カブト=カブト◎●,バサラ  Aj: 32? Jender:
死神の使いを名乗るブリテン出身のカブト。死神との盟約を護るために、その力と夜の魔法を振るう。このアクトではヨコハマLUSTでの狂気の人形師の騒ぎの後、N◎VAに帰ってきたところ。
▼【サイト妖神演舞】さんでシナリオモードに突入した中華街BBSでは倒れてしまった彼です。死にモードは燃えるぜ。(笑) 銀狼に救われレスキューになんとか収容されました。頑張れ対策本部、壬生を倒すのはキミたちだ。

Ruler: 九龍 【九龍の好き放題勝手ページ
▼ Webノバラー関東勢の九龍さんです。RIファミリーの忠実な部下です。キャストはたくさんいますがカブト=カブト,ミストレスのレオナ・ソールがうちのこうさくいん君に割と人気です。しかしあの組み合わせの女カブトってはにゃ君と同じだね。なんで多いんだろう?(笑)

 
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Unhealable Pain

〜消えない痛み〜


 普段と変わらぬ喧燥の続く革命都市トーキョーN◎VA。各企業では、レイド&ルーラーが新型の神経加速装置を開発中だという噂が流れていた。自社の開発が実を結んだのか、それともいつもの如く他社の技術を引き抜いてきたのだろうか?
 田村はホワイトエエリアの自宅で洗い物をしながら、そのニュースを聞いていた。と、掛かってくる電話はR&Rのエグゼクである妻から。今日は接待で遅くなるとのこと。
 彼がクローゼットの中の妻のドレスを選んでいる間、ニュースは続いていた。殺人事件が2件。一人はタタラ街の路地裏で斬殺され、死体が下水に流れ着いた。もう一人は斑鳩のマンションで。自宅に届いた品物が高性能の指向性爆薬だったらしい。確か、二人は両方ともレイドの引き抜きチームのメンバーだったはずだが‥‥?


 レイド&ルーラーのオフィス。アーコロジーを持つレベルの列強各社に大きさは敵わないが、その中に巣食う闇は同じだ。
 片桐誠は上司から指示を受けていた。先の殺人事件で死亡した二人は、この神経加速装置に関するプロジェクト及びテッキーの引き抜きに成功した6人チームの人員だ。そのチームリーダー、ギルバート・フリードの身が危うくなることが当然予想される。彼に感づかれないよう、密かな護衛のサポートと彼の身辺調査、及び狙ってくるであろう相手の割り出しを急げと。ギルバート自身には既に護衛がついているという。フリーのカブトを雇ったそうだ。


 俺の名はアレックス。死神に仕えるデス・ロードとは俺のことだ。といってもいつも人殺しをしてる訳じゃない。俺の仕事は約定の時を正すことだ。間違った日に、人が死神に迎えられてしまわないように。
 今度の仕事はエグゼクの護衛だった。レイドの本社ビルに入ったのは俺でも初めてかもしれない。内装はかなり良かったな。
 相手は巷で話題のナーヴワイヤ・システムに関わった男だ。なんでもタタラ一人ではなくプロジェクトごとのエクストラクションに成功したらしい。コーポレートとしては優秀なのだろう。まあ、俺には関係ないが。
 オフィスで俺は、我々のサポートに就くという片桐という若い男に会った。丁寧に名刺までくれたよ。
 しかしいくら腰が低くても、彼もミラーシェードに視線を隠したレイドのクグツだ。「先生」と呼ばれても、素直には喜べんな。


 ストリートでその刃を振るい続ける黒の死神、村雨。彼にはN◎VAの裏社会の顔役、マイケル・グローリーから依頼が来ていた。期限は一週間、この殺人事件のことを調査してほしいと。
 かくして、運命の天輪は巡り始めた‥‥。

 
 
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 タタラ街へ聞き込みに赴く村雨。確かに、ブラックマーケットでは指向性の高性能爆薬が最近売れたという。警察機構も調査には乗り出したそうだ。
 一方、片桐はオフィスの自分の机で、犯人の目星を出すべくリストの作成に取り掛かる。


 フリード氏の様子にはやや落ち着きが欠けていたが、狙われる対象としてはまだ堂々としたものだった。俺は部屋で煙草を吸いながら、辺りに目をやった。植木の陰に隠れた赤外線センサー。鏡の裏の小型カメラ。部屋に入室する際のカードチェック。セキュリティはかなり充実している。
「‥‥もっといい設備のところには行く予定でいるよ。あんたに見破られないぐらいのところにはな」
 フリードの声が掛かる。噂通り、レイドの福利厚生は最高なのかもしれない。本社の設備にはかなり金を掛けているようだ。
 片桐の調査が進んだ。どうやら、レイドを狙ってくるのは技術を奪われたG.C.I.という線で確実のようだ。多少の動きがあり、“ダブルフェイク”というフリーランスの若いカブトを雇ったという。「増えるらしい」という噂は何を意味しているのだ?

 俺はブロッカーにそのことを聞いてみることにした。何度か仕事で会ったことがある。彼がまだ“銀の守護者”だった頃に。
 ワーデンの社員ではないが、彼もダブルフェイクのことを知っていた。確かに――分身する魔法を使うらしい。
『相手もお前さんと同じ、魔法使いとやらってことだ』
 電話の向こうのブロッカーが苦笑し、連絡は終わった。
「アレックス先生、魔法、ですかい?」
 どうやら片桐は電話を聞いていたらしい。
「俺が使うのは夜の魔法だ。少し、系統が違ってね」
「じゃあそれで、ちゃちゃっとこの事件を解決してほしいもんですね‥‥」
 ふふ。レイド&ルーラーだって魔法は使うだろう。俺には到底知り得ないような魔法を。

 片桐は自分自身にも護衛が欲しいらしく、どこかへ連絡を繋いでいた。その後は平和に彼が出してくれたお茶で一休みだ。外部の人間にも待遇はいいし、レイドは意外といい職場だな? お茶を出す彼の瞳が、ミラーシェードに隠されているのは気に食わないが。
 俺は記念にオフィスを見て回り、自社製品の販売コーナーでクロロフェリンと同じ効果のあるコンバット・ドラッグを買った。
 セキュリティも固いし、このビル内にいる限りは、フリード氏も安全だろう。一段落ついた後、俺は自分のタロットを引いてみた。出たのは吊るし人のカード。12のカード。死神のひとつ前のカード。
「アレックス先生、こいつは‥‥12日間は大丈夫ってことですかね?」
 片桐の声が掛かる。 「フフ‥‥夜の魔法はそう簡単じゃないさ」


 第三の殺人事件が起こった。引き抜きチームのメンバーの三人目が殺されたのだ。
 調査を続ける村雨は、ギルバート・フリードがかつて、某地の軍の雇われ傭兵部隊の指揮官だったことを知る。彼にとり致命的にまずい事件が起こった時、彼は部下を身代わりにして自分の身を救っていた。尻尾を切ったフリードはR&Rのエクストラクション・チームの指揮官として、安泰に再出発したのだ。
 一方、家事の終わった田村は妻から指令を受けていた。レイドの社員の護衛に就けと。報酬は弾代と小遣いだった。


「ああ田村君、君には私の部下として諸処の雑用に就いてたっぷり働いてもらうからね。ほれ、こちらがボディガードに就いていただいているアレックス先生だ」
「ああ、もう先生のお噂はかねがね伺ってます。その、夜の魔法とやらを使うんですって?」
「冗談だよ。まあ、よろしく」
 腰の低い男だった。どこにでもいそうな男だ。聞けば奥さんはレイド内でもかなり高い地位、専業主夫だそうではないか。
 裏社会のプロのヒットマンは手を大事にするという。その通りだ。いざという時にスムーズに愛用の銃を抜けるように。スムーズに仕事を片づけられるように。そして、普通の人間ならできない場所にタコができてしまったりすることもある。
 握手した瞬間に分かった。この田村という男は本物のプロだ。決して二流などではない。まあ‥‥口にするのも無粋だがな。


 かすかに笑うだけのアレックスをあとに、レイドの面々はG.C.I.の調査を続ける。例の“ダブルフェイク”というカブトを雇ったのは、“サマナー”とだけ呼ばれるエグゼクティヴ。部下や警備員や暗殺部隊など、種々の人員の配置に天才的な手腕を見せる男だ。例の神経加速装置がR&Rに奪われる前、G.C.I.内で開発していた元々の部署に、かなり近いところにいたという。
 敵もまた、運命を操る魔法使いということに驚いた田村は片桐と騒ぎ出す。そんな中で、彼の袖のデニーロから思わず飛び出してしまったのは超小型のポケットファイア・ピストルだった。何気なく眺めていたアレックスは「やはりな」と呟く。


 魔法使いが勢揃いという訳か‥‥そして、片桐の調査によると、この件を嗅ぎ回っている奴が我々とG.C.I.の他にもいるらしい。どうもフリーランスのカタナのようだ。
 その男との連絡に成功した彼は、アサクサの《寿司236》で接触をとることになった。田村も一緒だ。オフィス内にいればフリード氏も無事だろうし、俺もついていくことにした。
 車内でいそいそと準備を始める彼らから、接触相手の名を聞いた俺は驚いた。村雨‥‥あの男が関わっていたのか?
 BARで何回か会ったことがある。奴こそ真の剣客の名に相応しい。実際にあの男が抜いたところを見たことはなかったが、間違いなく腕は超一流だ。
 ぽかんとしている片桐達に俺は告げた。相手は黒の死神だ。余計なことは考えないほうがいいぜ。


 村雨という男も裏社会筋の話で殺人事件の捜査を。同じ目的ならば、ここでひとつ協力を――というのが片桐の狙いだった。
《寿司236》の座敷を取り、酒と一通りの馳走を注文して舞台を揃える片桐。アレックスは慣れない正座に戸惑いながら待つ。
 やがて、接待のために店の入口で待っていた田村の前に黒い疾風がが現れた。瞳を隠すミラーシェード。漆黒のコートの下に隠された、何をも斬り裂く裂帛の殺気。
「あ、お待ちしておりました村雨先生ですね。どうぞこちらへ‥‥」
 ぺこぺこと頭を下げる田村。村雨はドルフの超音波知覚で彼の黒服の下に何挺もの拳銃が隠されているのを一目で見抜き、「使えるな」と一瞥すると先に暖簾をくぐった。


「‥‥貴公とここで会うとは奇遇だな」
「ああ‥‥。これも、運命の天輪の導きかね」
 村雨と俺の会話は少なかった。片桐の提案に彼は同意し、我々は同じ目的の為に動くことになった。日本酒を注ぎあい、協定に乾杯する。
 だがその時だった。レイド本社から緊急連絡が入った。ギルバート・フリードの一人娘リサが誘拐されたという。犯人は恐らく腕利きのカゲだ。俺達は急遽、本社に戻ることになった。本物のジャパニーズ・スシはまたの機会だな。‥‥おや、なんだ片桐の部下が折詰めにしておいてくれるのか。


 犯人は娘をさらい、魔法のように消え失せてしまったという。防犯カメラには犯人の姿が少しだけ映っていた。
ギルバート・フリードが明らかに動揺していた。
片桐が家族を別室に案内してから、フリードはようやく話し出した。
 犯人には心当たりあり。アーマス・ノートン。彼が傭兵部隊にいたころ、自分の身代わりとして見殺しにした部下だった。噂では死んだということだったが‥‥
 そして、問題はなお悪かった。彼の妻のイリアは元はアーマス・ノートンの恋人だった。罪滅ぼしの為に、悲嘆に暮れる彼女を妻とし、養育権を買ってリサを自分の娘としていたのだ‥‥。
 やがて、G.C.I.のエグゼク、サモナーから取引の連絡が届く。場所はN◎VA北西部の夢の島、埠頭に午前二時。条件はリサと神経加速装置のデータの交換だった。

 
 
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 午前二時。N◎VAの闇に棲む人間たちが活発に動く時間だ。俺達は埠頭で、G.C.I.の面々を待った。
やがて向こうのバンが到着し、暗い倉庫に役者達が揃う。
村雨がしきりにあたりを警戒していた。俺はまだ気付いていなかったが、彼は連中が何か企んでいるのを既に感づいていたのだ。
 取引は同時だった。片桐がスーツケースの中身を見せ――全て、偽物なのだが――、向こうがさるぐつわをかませたリサの姿を見せる。娘は大人しくしていた。度胸があるのか、それとも薬でも打たれたのだろうか?
 互いに中央に歩み寄り、同時に交換する。
 だが、リサのさるぐつわが外された時だった。
「‥‥パパ、みんな、逃げて!」
 娘の泣きそうな声が倉庫に響いた。彼女の上着の下に、高性能の指向性爆薬が巻きついている。奴らも渡す気はなかったのだ!
 そして闇が揺らぎ、リサの背後に突如現れる男。誘拐犯のアーマス・ノートンだ。その手が、左手のスイッチに伸び‥‥
 俺達は一瞬だけ反応が遅れた。だが‥‥黒の死神は違った。村雨の手から飛んだ短刀が、スイッチだけを正確に弾き飛ばしたのだ!
 G.C.I.組の背後に控えるエグゼクティヴのサマナーが指をパチンと鳴らす。
 暗がりから現れるカゲの群れ。
 悲鳴を上げながら走り出すリサ。
 全てがゆっくりと動いていた。時間が止まっているかのようだった。
「こちらといたしましては、誠意を見せたつもりなのですがね‥‥」
 残念そうに告げる片桐。スーツの下から現れる、単分子鞭。
 俺は彼のミラーシェードの奥に、蛇の目の輝きを見た。
 

部下こうさくいん「ガゼン、クライマックスでしゅよ〜」
いわしボス「うむ。《完全偽装》で偽物のトランクを見せるのは初めて見たな。非常に面白い使い方だ。ちなみにこの戦いは対村雨&田村用に、RLがかなり敵戦力を強化しておる。なんといっても奥義持ちが二人いるからな。さすがは我がファミリーの一員よ」
部下こうさくいん「ボスは、人数が多くて面倒くさい戦いはあんまりしないでしか?」
いわしボス「うぅむ。こうした数字の上での戦闘バランスを考えた白熱する戦いに必要なのはやはり、ある程度以上のプレイ回数から来る経験則だ。プレイ頻度の低い我々はそこが弱くなる。じゃがこれは仕方ないのう。どこのファミリーもボスレベルになると仕事が忙しいのじゃ。(苦笑) さて、理解しやすいように敵方を解説しておけ」
部下こうさくいん「ラジャーでしゅー。
アーマス・ノートンは娘を誘拐した、凄腕のカゲ=カゲ,タタラ。攻撃は※ファインド・ウィークネスを用いた近接武器。
敵のエグゼク、“サマナー”はエグゼク,カリスマ,クグツ。技の動員攻撃は動員+※親衛隊+※聖戦+※運命の輪、もしくは社会:企業+※メイデイ+※親衛隊+※聖戦。これなら即時召喚で、アクションランクが上がっているから、1カット目に呼べばキャストより先に攻撃できるのでしゅー。
ミラーシェードのジムはG.C.I.の部下。クグツ,カゲ,?で※忠誠持ち、※空蝉で攻撃を受けたらそこでシャドウブレードで反撃。
“ダブルフェイク”はカブト,マヤカシ,カタナ。※分身※実体化で2カット目から分身を創り、フラッシュドライヴのAR4の自分とAR2の分身の両方が行動するでしゅ。
トループ1は18人のカゲで※ファインド・ウィークネス+※猿飛で攻撃。必殺技は名付けて『十八方殺陣』でしゅ!
トループ2はAR5の21人のカタナで※居合い+※修羅。
トループ3はカブトワリ、こっちはAP40で※黒羽の矢でしゅ!」
いわしボス「ゲスト4人にトループ3組。対するキャストは※二天一流と※自動反撃持ち。敵も味方も豪華な限りじゃのう。さて、舞台に戻ろうか」


 暗殺者たちの動きはあまりに速かった。懐から単分子鞭を取り出し、一人立つ村雨を輪で囲うように音もなく移動する。そして、一斉に跳び‥‥
 そう、あの時だった。俺は“黒の死神”の剣舞を初めて見た。あの二振りの降魔刀が抜かれるのを。あのあまりに美しく凄惨な刃の舞いを。あの男は空中から襲い掛かる一人一人の攻撃を全て弾き、全てを斬り返したのだ。剣舞が終わった時、輪の上には18人の死体が転がっているだけだった。
「見ろ。これが黒の死神の力だ」
 フリードを護るように前に立ち、BOMBを抜いた俺は二人に言った。さあ、次は自称二流のガン・スリンガーとレイドの“蛇”の力を見せてもらおうか。


 ダブルフェイクの回りに満ちる光。噂通り、彼は分身しようとしていた!
 カゲたちを切り伏せた村雨の隙を突き、背後の影の中から現れたアーマス・ノートンのシャドウブレードが忍び寄る。だが重傷を負った村雨は倒れずに右手を振った。放たれたオメガREDの真紅の軌跡が、ぎりぎりのところで避けられる!
“サマナー”はさらに手を振った。またもや闇から現れる新手。21人のカタナは一斉に田村に襲いかかる。
だが悲鳴を上げて降魔刀を避けながらも、田村はいつの間にか現れていた両手のModel29REで反撃していた。銃声が止んだ時に残っていたのは3人だけだった。
 残ったカタナは目標を変え、村雨に斬り掛かる。だが、選んだ相手が間違いだった。待ち受けていたかのような一太刀が瞬時に浴びせられる。そして黒の死神の攻勢はなおも続いた。両脚から飛び出したMDガイストが、今度はアーマスに襲い掛かる!
 ブラックスーツから取り出した拳銃で敵のエージェント、ジムを撃ち抜く片桐。だが‥‥撃ち抜いたのはスーツの残像だった! 片桐の攻撃に呼吸を合わせるたようにジムが跳び、不意をついて単分子ワイヤが田村に襲い掛かる。
 だが、その攻撃は不意に現れたクリスタルシールドによって阻まれた。夜の光と共に現れたアレックスが田村の前に立ちはだかったのだ。そして、夜の力の込められた13mm弾がジムを撃ち抜く。
 エグゼクの“サマナー”は更に何事か呟いた。みたび現れたのは、両手にAP40を装備したカブトワリ部隊。一斉に銃が火を吹き、村雨が火線上にさらされる!
「あまり見せたくはないが‥‥見せてやろう」 田村の防御に入っていたアレックスは言った。「これが、夜の魔法だ」
 目標を振り返らずに、振られる左手。その先に黒い嵐が巻き起こり、シューターたちは瞬時に消え失せた。
 降魔刀を抜いて村雨に斬りかかる“ダブルフェイク”。
 銃を投げ捨て、さらに懐から抜いたModel29で彼を横から撃つ田村。だが、“ダブルフェイク”の手の中に浮かんでいた夜の炎の如き幻が、すべての銃弾を宙で止めた!
 二振りの降魔刀で身構える村雨。ほぼ同時に放たれるカタナの渾身の一撃。村雨の刃が彼の首を飛ばすと同時に、ダブルフェイクの刃も黒の死神を間合いに捉えていた。
「オレはプロだぜ? 何も出来なかったなんて、カッコ悪いだろ」
 あわや、相打ちか‥‥?
「今宵、ここには死の領域に属するものが三人揃っている。お前のフェイクも通じないぜ」
 ダブルフェイクの最後の一太刀だけは、再び現れたアレックスによって阻まれていた。


 黒の死神が本気を出した。再び、アーマス・ノートンの前で白刃が舞う。斬撃の後に再び繰り出される両手からの返しの太刀の連続には彼も耐えられなかった。
 砕けたミラーシェードから微かに漏れた、安堵の微笑み。「‥‥俺はもう死んでいたんだ‥‥誰も恨んじゃいないさ」と呟き、奴は血溜りの中に倒れた。
 劣勢を見て取ったクグツのジムが隙をついてトランクを掴み、不意に姿を消した。逃げられたか?
 田村が驚き、Model29を明後日の方向に撃つ。弾は天井に飛び、跳ね返って壁に当たり、倉庫の中にこだました。
 だが俺たちには、一番最後にくぐもった悲鳴と人間の体が倒れる音が聞こえた。あの男、最初から分かっていたのだ。
 残ったのはエグゼクティヴ一人。さらに、黒の死神の刃が舞った。
剣の道を極めた者は対象をどこまで斬るか自在に制御できるというが、あれは本当だ。村雨の刀は“サマナー”の首の皮一筋だけを切り裂き、赤い飛沫を散らす。
「まだやるか?」
「‥‥うっ‥‥」
 息を呑む“サマナー”。だが、降伏勧告はそこで終わった。エグゼクティヴの背後に、音もなく片桐が現れていたのだ。
「残念ながら、当社は一度裏切った相手とは取引しないことにしております」
 口許に浮かぶ蛇の笑い。首に巻きつくシャドウブレード。瞬時に首が飛んだ。


 全てが終わった。停止していた映画のフィルムがもう一度流れ始めたようだった。再び、泣き叫ぶリサが血の繋がっていない父の元へ駆け出す。
 リフレックスをブーストした人間同士の戦いはいつも数瞬で終わる。きっとあの子には今の戦いも、背後に並ぶ死体の山も、ほとんど見えていなかっただろう。

 
 
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 それぞれの仕事は終わった。リサは病院に収容され、手厚い看護を受けた。彼女とギルバートの妻イリアには、今回の事件に関しては事実を隠した説明しかなされなかった。イリアは納得していた。企業とはどんなものか、よく分かっているようだ。
 片桐がギルバートと家族に、これからもレイドのために今まで通り働いてくれるよう話す。
 村雨は去り際に、ギルバートにこれからは娘に誠意を持って接するよう告げ、一人去っていく。刃を収めた黒の死神の姿は、すぐにストリートに消えた。
 村雨をなんとかまた雇えないかと思案する片桐に、黙って病室を見ていたアレックスが告げる。黒の死神に小細工は通用しないことを。


 “二流”の生活に戻った田村は、今日も平穏に皿洗いをしていた。ふと横を見ると、シルバーレッドの塗装の光る駆風が出しっぱなしになっているではないか。この道を歩むきっかけになった銃を慌ててクローゼットの奥にしまい、安心したところで妻が帰ってきた。
 使った弾数はたったの3発。正確に3発分の代金と小遣いをもらい、彼は家事に戻った。


 片桐誠はレイド&ルーラーのふだんの職場で、上司に今回の件の報告をしていた。一時的な精紳の不安定から立ち直り、ギルバート・フリードも通常に業務がこなせる状態に戻っている。
「彼のエクストラクションの能力は我が社にとって非常に重要だ。これからも頑張ってもらわねばな」
「はい、元よりそのつもりです」
 互いに微笑む上司と部下。浮かぶのはクグツの笑い。レイドの闇に巣食う蛇の笑い‥‥


 俺は片桐から約束通りの報酬を受け取った。全て予定通り。レイドはなかなか待遇のよい職場のようだ。
「また、護衛が必要になったら言ってくれ。何なら、連絡先も教えておくよ」
「ええ、先生には大変助かりました。ぜひ今後もまた機会があればヒトツ‥‥」
「ただし、R&Rの専属になるのはごめんだぜ。デス・ロードは死神の使いだ。何処にも属さないし、誰にも仕えないのさ」
 メモするものを出そうと、懐を探った俺は、大アルカナが一枚足りないのに気がついた。思い出した。そう、今と同じやりとりだった。ヨコハマLU$Tの中華街に、あの狂った人形師の騒ぎの時に赴いた時。連絡先を書いた死神のカードは、あの華僑の娘に渡したままだった。紅玉の瞳を持った、あの娘に。
 持ち合わせがないのを詫び、俺は彼に別れを告げるとオフィスを出口に向かった。
 企業という怪物のひとつ。列強各社の影に隠れるこのレイドもまた、蛇たちの巣窟のひとつ。忠誠を誓うのだけは御免だ。


 去ってゆくデス・ロード。その背に向かって片桐誠はこう呟いた。
「死神をこの手の中に収める機会を逃したか。惜しいことをした‥‥」
 だがその呟きもシェードの奥の蛇の光も、N◎VAの夜の光の中に消えていく彼に知られることはなかった。

 結局、レイド&ルーラーの神経加速装置開発は途中で頓挫した。今回はG.C.I.とレイドが水面下で争い、互いに多少の損害を被って痛み分けしただけだった。革命都市の普段通りの毎日が、行き過ぎていく。


 そして俺は今、夕暮れのヨコハマにいる。あの一件からしばらく経った後だ。
相変わらずタロットは一枚足りない。死神のカードが再び手元に揃ったのはしばらく先だった。
レイドのギルバート・フリード氏の運命を暗示したカードは吊るし人。そして、今俺が引いたのは月のカードだった。
 そう、あれが、ハマの長い夜の始まりだった。

 
And Here, The kurtain dropped,
of the Staj of Wheel of Fortune.
-XYZ-

 

部下こうさくいん「というわけで、夢の共演は終わりでしゅ〜」
いわしボス「うむ。なかなかどうして盛り上がったではないか。PLが互いに知った顔だとロールプレイに余裕があってよいな。プロ同士の出会いというのは燃えるのう。さすが我がファミリーの忠実な部下。またやってくれ(笑)」
部下こうさくいん「ボスは、まだRLしないでしか?」
いわしボス「儂はシナリオを考えるのに時間が掛かるのだ。許せ。(笑) 既に1件考えねばならんしのう‥‥」

〜関連サイト〜



〜お・ま・け〜

 翌日は【Welcome to Ronguinus World!】の聖槍帝さんの主催でのN◎VAオンリーCON。3卓3人のRLはそちらのサークルさんなのだが参加者はほぼ全員Web者という異色の顔合わせ。
なんと舞台はヨコハマLU$T、ジツはTNRのRLが初めてだったという聖槍帝さんのシナリオは『嘆きの歌姫』。嘆きの歌姫はエルフだからスタイルにフルキフェルが入ってるのかと思ったらやっぱり違った。(当たり前や)
 運命の舞台に上がったのは‥‥横嶋@ビリー・クリムゾンレッド(レッガー◎,カブト=カブト)、なんとびっくりエクリプスの絵師鏡健一郎先生@“ボディ・トーク”火鷹遊衣(マネキン◎,トーキー=トーキー●)、そして今日もまた(笑)夏瀬冬@“二流”の田村、そしてハウンド生活安全課の静元星也巡査(イヌ◎,マヤカシ,カブトワリ●)だ。
 トループしかいない某一色組系事務所に乗り込むシーンではやはり旬ということで黒コートにサングラス、二挺拳銃の田村とバッジを隠した静元巡査がマトリックスするということでヒトツ。無論スローモーションで進行するのだ。無論撃ち終わった銃はマイナーアクションで落とすのではなくジョン・ウー的に投げ捨てるのだ。しかし、<※禅銃>も<※クイックドロー>もない星也君は手榴弾を持った親玉が出るまで横で見ていたのだ。(笑)
 頑張れ星也君、君がLU$Tの東教官に呼ばれた時は必ず事件が起こっているぞ。しかし、オープニングのゼロ「静元、お前LU$Tに行って来い」「またですか?」のシーンで後ろのギャラリーから笑いが起こるのはナゼだ。(笑)
 二日目は集中力が減退していたこともあって(す、すまぬ)途中ややだれてしまったのですが、最後は巻きが入ってきちんと終わりました。またいつかやるそうなので頑張ってください。お疲れさまでした。まる。
 
 

Animation Bar (Blue)
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