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「けれど、この髪も、そして私の存在そのものもご主人様の血あってこそ。勿体無いお言葉です‥‥」
外見的特徴:
透き通るような銀髪を肩まで流した十代後半の少女。主と同じくフランス系の血が少し入っている。暗黒の世界の夜を出歩く時は帽子に長い髪を隠し、レザージャケットでパンクの中に紛れる時もあり、エプロンドレス姿で妖術師の館の守護の任につく時もある。トラディショナルな主に似、黒が基調の古風な格好をすることが多い。
設定:
シメオン・G・レヴァインが連れているグール。
親を亡くしてからは身寄りがなく、施設で育った彼女は奨学生として、闇深きゲイリーの街にやってきました。街の大学図書館で彼女に出会ったシメオンは、人間だった頃に死んだ妹の面影をコルベールの中に強く幻視し、見習い魔術師は正体を隠して彼女と言葉を交わすようになります。
二人が出会ってからしばらくして、コルベールは危険な新市街でギャングの暴動に巻き込まれ、運悪く車にはねられて重傷を負ってしまいました。
夕闇の中でそこへ現れたのも、夜の図書館にしか現れない例の青年でした。救急車も間に合わないほどの傷を見てとったシメオンは彼女に真実を話し、選択を尋ねます。了承した瀕死のコルベールの唇を濡らしたのは、魔力を持つ血族の血でした。その力で彼女は癒され、不老のグールとして闇の世界に足を踏み入れることになります。
それからしばらくして、魔法使いの館での二人の生活が始まります。仲間を裏切って不死者となったトレメール派が中世の深い夜より生み出し、現代の夜まで編み上げてきた魔術の道はどこまでも深く、研究に没頭して身の回りの整頓を忘れがちなシメオンには彼女が必要なのです。
正しき暗黒の世界で闇の君主に仕えるグールたちは既に自由意志を失っており、カマリリャ内の抗争での捨て駒や死霊術師ジョヴァンニ一族お抱えのグール・ファミリー、はたまたツィミースィ貴族の気紛れによるもはや人の姿をしていない召使いなど、様々な暗い運命の元にある従者たちもいます。が、ゲイリーの理事イライアの弟子、目つきの悪い銀髪の妖術師の館ではそんなこともないようです。コルベールは闇の世界に踏み入る理由があり、主君であるシメオンを全面的に信頼しており、彼に仕えることを喜びとし、また彼が自分を必要としていることを確信しています。
多くのグールは血の力によって常人よりも強靭な肉体や剛力を備えていますが、娘の姿のまま時が止まったコルベールはその代わりに、トレメール一族に伝わる血の魔術の基礎を習い覚えています。また血族の神秘的な血に冒されているゆえかその霊気は血族とまったく同じに見える一方で、日中の中を出歩く彼女の見た目は人間とまったく差はありません。
シメオンが彼女をとても大切にしていることは、一見皮肉げで冷笑的な態度を取る彼に人間としての心が大抵の血族よりも多く残っている証しであり、彼の意外にして大きな弱点でもあります。
もしかすると二人の間の絆は、ヴァンパイアたちが好む便利な血の呪縛よりも、ある意味強いのかもしれません。
原案、設定作成:いわしまん
データ作成:X
See "Ghouls: Fatal Addiction".
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