
〜 ぐらろら+会 〜
【サーペント号殺人事件】【娘と呼んでくれた父よ】
さて洋上の殺人事件が解決した後。2時間ちょっと時間が余っていたので、急ぎ目に2本目となりました。

And
so, they appeared on the bane city .....
Handle: “炎月刀”漢見 義重 (“えんげつとう”あやみ・よししげ)
Style: カブト◎, アラシ, バサラ● Age: 32 Gender: ♂
Style Branch: バサラ:エレメンタラー
元パンツァーボーイの軍人にして、現在はナイトワーデンに所属しているカブトの一人。あの弾王の弟子の一人で、火炎を操る力を持つ。身長196の長身、赤い瞳をミラーシェードで隠し、言動はクールながらも実は熱い心の持ち主。隠し持っている“流星”ナイフに炎をまとわせて投擲する隠し技を持つ。「俺が◎◎の次に得意なのは〜」が口癖であり、ワーデン社のメンバー陣の中ではかなり腕が立つ。
ある時、災厄の街の路地裏で旋風のような襲撃から人を護ることに。“炎月刀”の庇護の下に庇われたのは、看護婦をしているという一人の娘だった‥‥
Player: 帽子屋 【売らない帽子屋】
▼あっきぃさんとぽっくんとオトナかぶと同盟を結んでいるヘッドの帽子屋どのであります。帽子屋World代表カブトというとリチャード・デリンジャーでしたが、うーたんさんがぐらほぱから退いたために妻だった華雪・デリンジャーが使えなくなるのを機に引退。そのあとを継ぐ形でメインキャストになるGUYの模様。
アラシの<※ブロック><※チェック6>でカブト用の特技スロットを節約し、<※無敵防御>+<※無形の盾>で防御、奥の手は隠し持った流星で<元力:火炎>+<※力学>に<バサラ:エレメンタラー>で差分2倍攻撃という構成です。やっぱりグラホパーズにはバサラしいバサラが少ないので漢見もバサラしいバサラ見参となりました。
カブトでPC1とゆーとこう、ゲストコネがヒロイン役でゴニョゴニョということが多く本日の物語もそんな感じなわけですが。熱い心はミラーシェードの内に秘め、ヒロインは護るもフラグは護らずに渋くオトナの道を行っていました。というわけで、
しかしこのオトナかぶとの“炎月刀”といい。新春の『シンジケートとGX-D計画』で目撃した若カブトの“プラチナム・ルーキー”ASといい。
「この私の前で! 君たちはバサラなカブトを使うつもりかね!」(総帥っぽいロールプレイをして終わり)
Handle: “ファイアボルト”MS-02 (エムエス-ゼロツー) 【Profile】
Style: クグツ◎●, カブキ, カタナ Age: 18 Gender: ♀
Style Branch: -
黒田狭霧という名で聖ミシェル学園に通う緑の瞳をした日系人の少女。その実企業軍に拾われて訓練された後方処理課員であり、様々な機能を付加された高性能の“守宮”完全義体である。
かつて篠原郁が提案したのはストリートチルドレンから兵士候補を募り、基準を突破したものにサイバーウェアと訓練を施し、第2のメルトダウンのような人材を発見するというMSS(MeltdownSimulationScheme)構想であった。ストリート出身ながら唯一選抜に受かった彼女は終身雇用契約の元、千早製の最新サイバーを組み込まれ、この若さで企業世界に身を当じることとなったのだ。
早川美沙課長から、開発途中だった新型義体を盗み出した犯人たちを追えと指示が下るのだが‥‥?
Player: からい 【NorthPole】
▼さァシンジケートからPC2のクグツ枠に現れたのは聖ミシェル学園の高校生にしてまたも全身義体のオンナノコ。シンジケートのことですからまたイデアルバディで萌えな‥‥とみんな予想していたら今度は違って“守宮”でした。映画版『スパイダーマン』2並みのアクションで壁に張り付きます。(うそ) というわけで2本目は趣向を変えて、
MS-02というとMicrosoftのバグ情報とかMobile Suitの略とか果てはアナベル・ガトー様の機体まで(それは GP02)思い出してしまいそうですが。MeltdownSimulationの略でMS-01はメルトダウン本人だそーです。全国のメル友が聞いたら斬られそうな驚きそうな設定ですね。
捜索任務のクグツ導入だったこともありましたが、アクト中は静江と偽高校生コンビを組む以外は淡々と黙って調査を進めていた感じでした。観察した限りでは高校生である必然性があまり見つからなかったので、聖ミシェル学園が舞台の某ごきげんようシナリオなど特定アクト向けに作ったキャストなのかなあとも邪推したのですが、それも違う模様。
シンジケートは奥が深いようです。やっぱシンジケートは違うなぁ〜 (´ー`)y-~~~
Handle: “Code-X”今村 静江 (“コード-エックス”いまむら・しずえ) 【Profile】【BBNT Profile】
Style: ヒルコ=ヒルコ=ヒルコ◎● Age: X:不明/静江:16 Gender: X:不明/静江:♀
Style Branch: ヒルコ:ビースト、ヒルコ:ニューロマンサー
新星帝都大高等部へ通う茶色の瞳に栗色の髪をした色白の少女。現在2年生でクラブは吹奏楽部、クラリネット担当。家は裕福で英才教育を受け、生物工学に興味が深く、進路は月華院大学を考えている。明るく人懐っこいが、その裏で獣のような闇の部分を心の中に持つ。
‥‥という外見を持ったそれは死国で捕獲され、研究所で“Code-X”と名付けられたヒトニの次世代型超知性体である。複数の赤い眼球と紫の触手、純白の皮膚を持つ。群生体でもあり様々なバイオインプラントを内蔵。捕食した生物の外見のほかに知識と能力、心をも複写する能力を備え、次々と人間を取り込んで生存していくうちに人間性に目覚めた。複数の人生を吸収するうちに、獣性を抑えて人間らしく生きる心までも学ぶ。
静江と同化したのは1年生の冬。捕食しようとした際に少女の心の中に潜んでいた闇に飲み込まれ、Code-Xの自我は吸収されてしまった。以後ふたつの生命体は完全にひとつの個体として同化し、地上世界の誰にも正体を気付かれないままN◎VAで生活している。
その仮面の下を知る数少ない人物、下水王国の情報屋“噂屋”ゲン。彼が行方不明になったことを知り、探索に乗り出すのだが‥‥?
Player: あっきぃ 【Akiller=Akkey】
▼グラホパーズの精鋭のあっきぃどのです。なんと! グラホパーズではなにやら真スタイルが流行っているようですが、前から聞いていたその筆頭にしてあっきぃWorldの代表(?)、トゥルーヒルコの静江ちゃんが遂に財団を侵蝕してしまいました。スタイルは見ての通りの有様ですが普段は普通の高校生という立場を持ち、動きがまともなため最近外部でも使うことが多いとかなんとか。
レクトスを生かして<■領域>4Lv、<■獣の気>からの必殺攻撃は常に<※透明化>して完全に人から見えなくするという完璧ぶり。次段階へと進化した超☆生命体なのでブランチも豪華に2つ持っています。
シナリオ構造が定型化したDetonationの時代だと、アクト内で無難に動け活躍できるのはやはりスタイル3枚別々か戦闘系の2=1枚のキャストでしょう。真スタイルは特定のプレイグループ内でこそ実現できるキャストでしょうね。
今まで目撃したり情報を入手した真スタイルというと ミリアr(ry とか ミリアr(ry とか。酷い噂を聞いてアクト中も実際に酷い場合と、まともな場合があるのですが。静江は幸い後者のようです。うまく動いてコピーしていけば神業も万能ですし、ヒルコは真スタイルの中ではまだ使いやすいようですね。
というわけで、やっぱグラホパーズは違うなぁ〜 (´ー`)y-~~~
Handle: “
Style: フェイト◎, カブトワリ, バサラ● Age: 23 Gender: ♀
Style Branch: バサラ:ブラッドライン
中華街で探偵事務所を営む若い女探偵。叔父である中華街の名士トニー・ウェイに二挺拳銃の手ほどきを受け、独り立ちすると探偵業を開業した。黒髪、きつめの目鼻立ちをした典型的な東洋系の女性。
念動力の異能力を持ち、古代の風神の靴と共に重力を無視した体術を操り、二挺拳銃の弾丸の軌道を自在に変えて戦う。男運がなく、割と不幸。
ある日ウェイ探偵事務所の扉を叩いたのは、アサクサで評判の町医者小嶋医院の小嶋サトシ医師であった。家出した娘を探して欲しいというのだが‥‥?
▼PC4がフェイト枠なので迷光仕様に進化したミア姐さんが貰っていきました。MS-02と静江がなんちゃって高校生コンビを組み、漢見とミアがオトナ同盟を組むという構成です。なにやら静江ちゃんと中の人はミア姐との遭遇が野望だったようです。(/o\)キャッ
しかし。アクトシートに「たん付け不可」と書いておいたらシンジケート首領殿がわざわざたん付けで呼んできます。それどころかオトナかぶと同盟のはずの帽子屋どのも無意識の内に1回呼んできまちた。イ、イクナイ!ヽ(`Д´)ノ
Ruler: くろ 【coyote, colored darkness】 [『娘と呼んでくれた父よ』アクトトレーラー]
▼またまたシンジケートのくろどのです。今度は打って変わって災厄の街が舞台の小さな物語となりました。しかしひらがなで「くろどのとか」「くろくん」と書くと、ほんとに絵本か何かのようですね。うーんメルヘンだ。というわけで、苦しいつなげ方ですが、
シナリオも親子愛と義体の話なのですが、この義体の扱い方やイメージはルールブックでは詳しく書いていないこともあり、人によって実に様々ですね。元からN◎VAシリーズはサイバーウェアのペナルティがまったくないのも理由のひとつでしょうか。
僕自身は古い世代なのでTRPGではクラシックな『サイバーパンク2.0.2.0.』のサイバー色バリバリの義体や機装化精神症のイメージを覚えていますし、名作『シャドウラン』のエッセンス回りの設定がサイバーと自然のうまい対比になっていた時代を知っています。なのでニューロエイジの義体もどんなに高性能でも人間と差はどこかで出てしまうだろうし、完全義体化によって失われるものはあると考えています。強さと弱さのある人間らしいキャラクターが好きなのでこれからも義体キャスト(=義体スト?)は作らないだろうし、作るとしたら敵ゲスト専用か義体色を前面に出した人物になるだろうと考えるのですが。
この辺も世代によって差が出るところですね。観察しているとシンジケート製周辺の義体(笑)はロールプレイや描写で人間となんら差がなかったり、前にやってもらった『生み落とされた人形の魂』というシナリオでレストランで相談するキャスト陣を前に、ゲストの義体の女の子がお手洗いに行く一幕があって「シンジケート製では生理現象も同じなのか!」と思ったのが記憶に残っています。
生身よりも高性能で生身とまったく差がないと、突き詰めるとじゃあ生身でいる意味ってなんじゃ〜!とレーゾンデートルの問題になってしまいそうですが。ここらへんはルール上のアドバンテージやペナルティにならない範囲で、各自のイメージに合わせて描写や演出に差をつける形でしょうか。
というわけで、オトナかぶと&オトナ(?)探偵、高校生の仮面を被った超☆生命体&高校生の仮面を被った全身義体娘がくろWorldにまたまた出撃となるのでした。

〜 娘と呼んでくれた父よ 〜
2年3組 ――――
その優しかったお父さんは、どこかへ消えてしまった。
トーキョーN◎VA the Detonation
――娘と呼んでくれた父よ―― お父さん、どうして? |

対面する父と娘。父は語り、だが、娘はその願いをどうしても聞かなかった。どうしても言うことを聞かない娘に、苛立った父はつい手を上げる。
娘「もう‥‥お父さんなんて大嫌い!」
企業世界の闇の部分に属する、どこかの部屋。連絡の声が響く。
「義体確保、完了しました」
「もうひとつニュースです。彼女が‥‥逃げ出しました」
「ほう、そうか‥‥」

千早重工査察部後方処理課。早川美沙の前にいたのは、様々な異能力者、およそ統一性のない3班の面々の中でも一際変わった班員だった。
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ごくふつうの高校生ぐらいにしか見えない、黒髪ショートボブに緑の瞳をした少女。
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だが、どこか鋭利な雰囲気を漂わす“ファイアボルト”ことMS-02はMeltdownSimulationSchemeという変わった名の計画の選抜基準の唯一の適合者だった。
元はストリートチルドレンだった彼女の本質はもはや脳しか残っておらず、最新式の“守宮”完全義体にサイバーアップが散りばめられた義体用オプションの数々。普段は黒田狭霧という名で学校に通い、弱冠18の彼女は立派な後方処理課員である。
早川美沙「ターゲットの話をしましょう。兵器開発課の霧崎勇二。この男が目標よ‥‥」
黙って話を聞くMS-02。今回の任務は、完成間際の義体をなんと持ち逃げしたという重役の処理だった。

ストリートを歩いていた漢見 義重は、ふと路地裏に目をやった。何かから逃げるように走ってくる一人の少女。世界の戦場を渡り歩き、ナイト・ワーデンの中でも腕利きのカブトである“炎月刀”の勘が、彼女に迫る殺気と影に気付く。襲撃者は上にいた。
少女「きゃあっ! (/o\)」
漢見 義重「どうした、危ないぞ」
少女の頭上に旋風のように襲い掛かった影を強化シールドで防ぎ、少女を背後にかばう。
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襲撃者は長い棒を得物にした男だった。意外そうに漢見を眺めると、自分の肩を気軽な調子で棒で叩いている。
男「よゥ、兄ちゃん。なんか用かァ?」
一同の中の人「がつっぽいのがキター!(;゚∀゚)=3」
漢見 義重「俺がどいたら、どうするつもりだ」
男「決まってるさ。そいつをもらっていく ('∀`)b」
だが、退かない漢見。強敵と見て取ると、棒使いの男は逃げ出した。ビルの屋上から屋上へと飛ぶように跳躍し、見る間に姿を消す。高性能の完全義体並みの高い運動能力だった。
漢見 義重「できるか、食えない野郎だ」
ふと視線を戻し、自分が守った少女に目をやる。年のころは18ぐらいだろうか。突然の襲撃に動転し、まだ落ち着かない様子だった。

中華街の高級住宅地と雑踏の境目にあるウェイ探偵事務所には、アサクサの街医者がやってきていた。名は小嶋サトシ。家出した娘を探して欲しいのだという。よくある話ではある。
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アジア系特有のきつめの目鼻立ちに黒髪、時に金龍の色を放つ黒い瞳。名士トニー・ウェイの姪にして金龍の瞳の持ち主、女探偵のミア・ウェイは医者の先生から話を聞いていた。
小嶋医師「娘は手術が怖くて逃げ出したのです。体が弱く、定期的に行う必要があるのですが‥‥ (-_-;)」
生まれつき体に問題を抱えているという娘のマリは、体のあちこちをサイバー化していく必要があるのだという。
ミア・ウェイ「分かったよ‥‥。で、期限は?
その子、体が弱いなら命の危険までいくタイムリミットとかはあるのかい?」
言葉を濁す小嶋医師。だいたい一週間だという。ミアが詳しく聞くと、娘のマリのどこが悪いのかはよく分からないのだという。
ミア・ウェイ「ちょっと待ってよ。あんた、お医者さんだろ? どうして娘さんの病状が分からないんだい?」
小嶋医師は外科医で、最近四肢を置換するサイバー技師の仕事も始めたのだという。ニューロエイジの医療技術は多岐に渡り、確かに医者一人が万能の存在ではないが、金龍の瞳の持ち主を怪しませるには十分であった。
ミア・ウェイ「この小嶋医院、あたしも行ってみようかな‥‥?」
もらった名刺を見ながら、ミア・ウェイは考え込んでいた。

災厄の街に幾つも伝わる都市伝説のひとつ。
はるかな摩天楼の立ち並ぶN◎VAの地下、生活廃棄物と廃棄薬品の流れ、地上で暮らせぬ人間たちの隠れ場所のさらに先。決して太陽の下に姿を現さぬヒルコたちの国があるという噂は、各所で前から囁かれていた。
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実在した下水王国の一角、情報屋の“噂屋”ゲンが住んでいた襤褸同然のテント。その前にいたのは、アンダーワールドの暗い王国には似つかわしくない人間の少女だった。
肩口でボブにそろえた栗色の髪に茶色の瞳、日系にしては白い肌。新帝大付属高校の制服。
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どこから見ても女子高校生にしか見えない今村静江もまた、人ならぬ者たちが集うこの地下の王国に相応しい存在だった。
今村静江「ゲン? いないの? 返事をして?」
下水王陛下「奴は、数日前からおらんのじゃ -_-)」
振り返った彼女の元に現れたのは、伝説にありし醜い吸血鬼一族のようなねじくれた外見をした、下水王国の王であった。醜い外見とは裏腹に高潔な王の魂と民を思いやる心を備え、民たちに慕われている王である。
下水王陛下「そなた、見かけぬ顔だが、名はなんという -_-)」
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“Code-X”「‥‥X。かつては、そう呼ばれていた」
高校生の少女では決してない何かが、違う声の調子で答えた。下水王は語った。情報屋のゲンが姿を消したほかにも、最近の下水王国では失踪が相次いでいるという。地上世界からのヒルコ狩りか、実験のための生け捕りか、それが最近ことに激しいというのだ。
下水王陛下「余の王国はこのような地だが、謝礼はするぞ -_-)」
今村静江「はい。私も人でないものとして、協力します」

ようやく人心地ついた少女を落ち着かせ、漢見 義重は馴染みのバーでひとときを過ごしていた。
「ノンアルコールのカクテルを何か彼女に、それと俺にマンハッタンを」
いつも飲んでいるカクテルを注文し、隣にちょこんと座っている娘にも飲み物を注文すると、話を聞く。
娘「私、アンナマリーといいます。父さんのところから、逃げてきたんです‥‥」
日系のようにも見える娘はそう名乗った。医者をしている父は数ヶ月前から何故だか人が変わったようになり、彼女に対して血の採取や様々な計測、実験まで始めたのだという。元から体の弱い彼女にサイバー化手術も強硬に勧め、それが嫌になって逃げ出してきたというのだ。
父ひとり、娘一人の家で、大きくなってからはアンナマリーも父の助手をはじめ、医院の仕事を手伝ってきた。
アンナマリー「(ひしっ)お願いします。わたしを守って欲しいんです」
漢見 義重「‥‥俺は高いぞ」
本物のプロフェッショナルは報酬なしでは仕事をしない。漢見はミラーシェードの奥に表情を隠し、娘に答えた。
彼女の体に目をやった漢見は目を止めた。巻いた包帯の下に見える腕は、既にサイバー義肢に置き換えられていた。アンナマリーに聞くと、怪我をした時に父が変えてくれたというのだが‥‥?

MS-02は早速調査を開始した。収集した情報を総合すると、目標の霧崎勇二はウェンズディ・マーケット近辺にいる可能性が高い。噂の小嶋医院の近くである。
ロリッ子全身義体のイデアルバディ‥‥じゃなかった今回の義体は“守宮”だが、外見は聖ミシェル学園に通う女子高校生のMS-02には行き交う主婦の口も軽かった。
おばさま「そうなのよ、ウチの子が大変だったのよー。それが小嶋先生ったらすごい腕で、もうあっという間にお薬まで調合していただいて‥‥ヾ(´▽`)」
MS-02「(すげなく) そうですか (-_-)」
誰に聞いても評判のいい小嶋医師の話題に始まる世間話を遮り、調査を続行する。
MS-02「夕飯までに連れ帰さないとね‥‥」
小嶋サトシ医師は外科医、最近サイバー義肢の移植手術も始めたという。街医者として評判はすこぶる良く、後ろ暗い噂はどこにもなかった。最近募金を募り始めたらしい。
一方、今村静江は失踪したゲンを探す。誘拐された場所は下水王国の外、地上世界。ヒルコが捕獲されてもおかしくないレッドエリアに近い危険地帯だった‥‥

新帝大付属高校の制服もまぶしい今村静江が危険地帯を単身歩いていると、路地の上の方に男がいた。長い棒で肩をぽんぽんと叩くと、彼女のことを見下ろしている。
今村静江「‥‥あなた、なんなの?? (゚Д゚)?」
GUY「よォ、嬢ちゃん。ここはミラージュ・メイスの道だぜ。払うモン払ってもらおうか (´ー`)y-~~~」
今村静江「払わないで通るわ」
遥かな昔、山道に陣取って旅人から金を要求する山賊と同レベルである。いまどきのニューロエイジで同じことをしているがつに彼女がうろんげな視線を送っていると、男も本気になった。
ミラージュ・メイス「おいおい、通るならオレに断れよォ (▼ー▼)y-~~~」
今村静江「やだ! 断らない! ヽ(`Д´)ノ」
漢見 義重の中の人「(*´▽`).。oO(こいつ‥‥KOFのビリー・カーンみたいだな‥‥)」
ミラージュ・メイス「で、嬢ちゃん、こんなとこまで何しに来たんだ?」
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今村静江「あなた、どれだけこの街にヒルコがいると思う?」
ミラージュ・メイス「あァン、ヒルコだぁ? (゚Д゚)ハァ?」
何故だか自信ありげに一歩踏み出す静江。まさか彼女の正体が進化した超生命体だとは知らず、男も不思議がる。
今村静江「あなた、都市伝説を知らないの? N◎VAの地下はもう、ヒルコに占領されたって噂‥‥。私は、その先にある国で頼まれた用があるの (o^-')b」
ミラージュ・メイス「そりゃ傑作だぜ! (゚∀゚)」
新帝大付属高の女子高校生と同化し、完璧に擬態した超生命体コードXと棒使いの男が不毛な会話を続けていると、後ろからもうひとり女子高校生が違う制服で現れた。
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今度は聖ミシェル学園に通っている黒田狭霧‥‥“ファイアボルト”MS-02のもうひとつの名である。
MS-02「何やってるの」
今村静江「あれ、黒田さん‥‥」
ミラージュ・メイス「おう、聞いてくれよォ。このお嬢ちゃんが金払ってくンねェんだよ〜 (;´Д`)ノ」
MS-02「知ったことじゃないわ (-_-)」
これも早川課長からの活動資金だったのか、それともミッション系スクールに通うお嬢様は新帝付属高より小遣いが多いのか。MS-02がぽんとクレッドクリスを放ると、高いところにいるGUYは喜んで道を通した。元から友達同士の二人がさっさと歩いていくと、後ろから声がする。
ミラージュ・メイス「嬢ちゃんも気をつけろよー。この先はけっこう危ないからな〜 (=▽=)ノ」
一同の中の人「お前が言うなッ! (;゚∀゚)=3」
一同の中の人「このGUYけっこういいヤツだなおい! (*´∀`)=3」

炎の元力を操る腕利きのカブト“炎月刀”のことは、ミア・ウェイも知っていた。ミラーシェードのBGの居場所を突き止めると、彼の馴染みのバーへと向かう。
ミア・ウェイ「へえ、あんた、いつもそれを飲んでるんだね」
漢見義重はマンハッタンを飲んでいた。横で娘がシャーリーテンプルのグラスを前にしている。アンナマリーというその娘は、ミアが探していた小嶋マリのホログラフと同じ顔をしていた。
二人でアンナマリーと名乗った娘に話を聞く。今年18才になるマリーは元から体が弱く、定期的に手術をしなければならないと父から聞かされていた。既に腕は義手である。なにやら父と娘の間には、事情があるようだが‥‥?
漢見義重は娘の事情を聞くと、彼女を護っているようだった。
ミア・ウェイ「へーえ、あんた、意外とウェットなんだね ( ´ー`)ノ☆」
漢見義重「‥‥いや。報酬は要求する」
ミラージュ・メイスと名乗って通行料を要求してきたあのGUYは、自称ヒルコハンターだった。元はM○●Nにいたらしい。
一方MS-02が求める霧崎勇二は、千早内部で『CTプロジェクト』という計画に携わっていた。CTとは何の略であろうか‥‥?

『本日休診』の看板が出ている小嶋医院へ、MS-02と今村静江の高校生コンビは赴いていた。MS-02から話を聞いた静江が協力を申し出てくれたのである。
裏手へ回り家のほうの玄関をノックすると、白衣の男性が出てくる。二人の娘を見ると不思議そうな顔をした。
MS-02「あの、どちらさまですか」
一同の中の人「(総ツッコミ)それは向こうの台詞じゃっ! (;゚∀゚)=3」
霧崎勇二という人物を探している事情を話すと、小嶋医師は治療記録だけは見せてくれた。
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MeltdownSimulationScheme選抜者のMS-02でも読むのが難儀なドイツ語のカルテ。そして霧崎に対して行ったのはただの骨折の治療だけだったという。ただ、その後もビジネスの話で、“シンプルズ”をはじめとする医療用義体を安く回してもらったりしていたという。
二人の娘は礼を言うと、小嶋医師の前を辞した。
今村静江「黒田さん、私、知り合いに探偵のお姉さんがいるの。頼んでみようかな‥‥ (*´▽`).。oO」
MS-02「いい考えね。私、お金なら父さんに都合してもらえるかも‥‥ (*´-`).。oO」
静江は知り合いのミア・ウェイを、MS-02は父であるMS-01――すなわちメルトダウンを思い出しながら、小嶋医院を後にした。

そして、完全な入れ違いになって小嶋医院にやってきたのは漢見 義重とミア・ウェイのオトナ組である。
小嶋サトシ氏本人から話を聞く必要があると感じた二人は漢見のセーフハウスにアンナマリーを残し、二人でやってきたのだ。
小嶋医師本人を前にし、どこか思いつめたようなところのある彼から漢見が話を聞く。小嶋医院が集めていた募金は特におかしいところもなく、小嶋医師本人が発案したものだった。娘のマリの義体化の費用を集めるのが目的だったらしい。そこへ突然ポケットロンが鳴る。
今村静江『もしもし、ミア姉さん? 調べて欲しいことがあるんです。
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通行料を要求してきた、変な男の人が‥‥』
ミア・ウェイ『あれ、静江ちゃん? ごめん、いま大事な用事なんだ。
ちょ、ちょっとそのまま待っててね!』
どうしようか思ったミアは通話を切らずにそのまましまうと、話を聞く。娘を襲ってきた棒使いのミラージュ・メイス、ヒルコハンターと呼ばれる男の外見を漢見 義重が詳しく話すと、小嶋医師はカルテを見せてくれた。骨折の治療を受けに来た霧崎勇二という男と酷似している。
ヒルコハンターと聞くと小嶋医師は動揺し、口ごもった。そしてRLの中のシンジケート3人衆の人から、ここは《真実》の使いどころなのだとお告げがくだる。
ミア・ウェイ「先生。まだあたしたちに隠してることがあるね。
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悪いけど、あたしの金龍の瞳は誤魔化せないよ」
中華街の名士の姪の黒い瞳の奥がひととき輝いた。小嶋医師は観念したように口を開く。そして漢見 義重のほかにももう一人、ミアの二つ名の由来を知った者がいた。
彼女が懐にしまったポケットロンから繋がったままの先、ポケットロンの先にいる女子高生にして未知数Xの名を持つ超生命体である。
今村静江「(☆▽☆」
しずえは 《しんじつ》を おぼえた!
(ドラクエ風)
それはさておき、小嶋医師は本当のことを語った。小嶋マリは彼の実の娘ではなかった。ある時、災いの街で捨てられていた少女の姿があまりに忍びなく、拾うとその後は我が子同様に育てたのだった。マリと名付けられた子は無事成長し、看護婦として父の手伝いをするようになった。
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だが数ヶ月前、何の前触れもなく、彼女の右手が落ちた。病気でもなく怪我でもなく突然に。慌てて義体用の義手を接合させる手術を行い、彼女の体を精査する。
小嶋医師は恐ろしい事実に突き当たった。看護婦までするようになった娘の血液、DNA構造は正常な人間のものではなく、変異体のものだった。捨て子として拾われたときから既に、人でないものが人の形をしていただけだったのだ。複写元になった別の人間の少女は、とっくにストリートで野垂れ死んでいたのであろうか。
だが人間という生き物を思考や心まで完璧にコピーしたマリは人として成長し、20歳前のここまで生きてきたのだ。だがここにきて体の異常化が進み、いつまで人の形を保てるのかも怪しい不安定な状況となっていた。
シンジケート首領「ここに来てウィズブレか〜? (▼ー▼)y-~~~」
体を構成している黒の水へと戻りそうになってしまった《龍使い》の少女リ・ファンメイのようだ。実はヴァーミリオン・CD・ヘイズがモデルだったガッツォー灰原といい、やはりくろWorldを解く鍵はライトノベルのようである。というわけで、約束の、やっぱシンジケートは違うなぁ〜 (´ー`)y-~~~
さて、シリアスシーンに話を戻し。
ヒトニと呼ばれるM○●N周辺のミュータントや、この世界のどこかに潜んでいるのであろう完璧な変装を行えるカゲムシャ、最近コロニーを失って滅んだ軌道の某家による人工生命体などは、高度の複写能力を備えている。
複雑極まる人間の器官の中でも、生命体としての生存に極めて重要である脳については、マリの姿をした生き物は人間の脳の完全な複写に成功していた。人間としてのマリの人格、魂が収められているのも脳だ。
技術の進歩によって人間と機械の境目はより曖昧になり、限られてはいるものの高性能の完全義体も存在するこの世界である。小嶋医師はマリの脳を基本義体の“シンプルズ”に移植し、なんとか彼女を生存させられないかと考えた。まったく変異の影響を受けていない脳だけの摘出と移植なら、失敗の確率も低い。
‥‥だが、たびたび理由を告げられぬまま検査や手術を受けていたマリはそれを拒絶し、父の元から逃げ出していたのだという。
小嶋医師「‥‥そのような恐ろしい事実、私はあの子にどうしても打ち明けられなかったのです‥‥ (-_-;)」
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ミア・ウェイ「言うべきだよ! 先生、あんた今までなんにも言わないままだったのかい。
ほんとのことが分からなきゃ、あの子だって‥‥」
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漢見 義重「待て、ミア。これが子を思う親の心というやつだ」
漢見 義重が再び、自称ヒルコハンターのことを話す。やはり、ミラージュ・メイスという男は霧崎勇二と同一人物のようだ。
小嶋医師「改めて、あの子を護っていただけないでしょうか (-人-)」
料金は3シルバーだった。漢見とミアは目配せし、漢見は受け取った。契約は成立した。今より小嶋マリは、“炎月刀”の庇護の元にあらゆる敵より護られる。
そこでミアは、掛けっぱなしのまましまっていたポケットロンのことを思い出した。
ミア・ウェイ「しまった。‥‥もしもし、静江ちゃん? まだ通じてる??」
今村静江『ありがとう、ミア姉さん! (☆▽☆』
ミア・ウェイ「えっ? あたしまだ、何もしてないよ??」
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今村静江『やっぱり、ミア姉さんは名探偵なんだ! (☆▽☆』
ミア・ウェイ「な、なんだったの? (゚Д゚≡゚Д゚)?」
今村静江とMS-02のコンビは霧崎勇二=ミラージュ・メイスであることを確かめたかったのだが、静江は電話の会話を聞いているだけで、なんと探偵に依頼する前に事件は解決してしまったのだ。静江の中の人的にはかなりHitしたようだが、物語はさらに続く‥‥
一方、MS-02は謎のCTプロジェクトのことを調べていた。謎の頭文字は、
チハヤ・タケミカヅチ・プロジェクト
伝説の中だけで語られる超☆高性能義体を千早重工内部でも作ろうとしていたのだという。しかも実験型は9割型完成しているというのだが‥‥
一同の中の人「刺+30点の電撃‥‥実験型は刺+27ぐらいか?(((( ;゚Д゚)))」
一同の中の人「スロットはオール10だから、実験型で9ぐらい??(((( ;゚Д゚)))」

漢見 義重のセーフハウスで、彼とミア・ウェイは再び娘と接触した。父親には事情があったこと、それは彼自身の口から話すこと、彼女を狙っている存在がいることを伝える。
マリ「‥‥漢見さん。まだ、私のこと、護ってくれますよね?(ひしっ)」
漢見 義重「‥‥ああ。仕事だからな」
だが、“炎月刀”の名を持つカブトの表情はミラーシェードの奥に隠れ、その真意は窺えなかった。
そんなどこかぎこちない二人を、ミア・ウェイは見守る。
駄目ミア「(*´▽`).。oO(‥‥この二人‥‥意外と似合いの二人組かも?)」
MS-02の中の人「おやおや、ミア姐さんもその路線ですか? (▼ー▼)y-~~~」
ミアの中の人「お 前 が 言うなっ! ヽ(`Д´)ノ」
そして、拡大解釈の《チャイ》で隠蔽されるはずだった妖月都市からの来客が明らかになった。
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オーサカM○●Nのバイオ企業最大手、BIOSの変異体回収課を指揮するエグゼク、ジャスティン=池田がN◎VAに来ており、珍種のヒルコ捕獲に活発に活動しているという。棒使いのミラージュ・メイスは彼が指揮していたのだ。ジャスティンは葉巻に金髪、オーサカ弁で喋る成り上がりのエグゼクだそうだ。
一同の中の人「ジャスティン=池田! (;゚∀゚)=3」
一同の中の人「ガッツォー灰原といい‥‥」
一同の中の人「これがくろ系のネーミングだ! (´∀`)b」
RLの中の人「いやーオレのネーミングセンスなんてこんなもんですよ〜 (;´▽`)」
漢見 義重&中の人「ラッキィ池田みたいだな‥‥(´-`).。oO」
ミア・ウェイ&中の人「*NSYNCのジャスティン・ティンバーレイクみたいね‥‥(*´-`).。oO」

ミアのホームグラウンドにして主な活動場所、中華街。彼女と漢見 義重 が歩いていると、向こうから歩いてくる女子高校生の二人連れとばったり会った。今村静江とMS-02である。静江の賞賛の目は、依頼前に見事に事件を解決した名探偵に向けられていた。
今村静江「やっぱり、ミア姉さんはできるな〜 (☆▽☆」
ミア・ウェイ「‥‥あたし、なんかしたっけ? (゚ー゚)??」
どうやら静江が探しているヒルコのジンも、MS-02が追っているヒルコハンターの霧崎に捕獲されてしまったらしい。そのことを話し、静江が友人を紹介する。
今村静江「聖ミシェル学園に通ってる友達の、黒田さんです」
MS-02「‥‥今まで隠しててごめん、静江」
MSSプロジェクトの最初の産物、高性能の全身義体に脳を移植した終身雇用契約済みの高校生の後方処理課員は身分を明かし、事情を話した。
差し出した名刺ならぬネームカードには、『広報課』と書いてあった。
ミア・ウェイ「あんた、だって静江ちゃんの友達だろ? 学校に行きながら同時に会社にまで行ってるのかい? (・о・」
ぎょっとしたミアが緑の瞳の少女を見つめる。学校に行きながら兼業で何か別の職業も持っている人物。ダロを始めTRPGのキャラクターだと時々見かける都合のいい設定だが、確かに現実的にはかなり難しいことではある。
MS-02「ふだんはOLをしています」
静江&ミア「お、OL?? (・о・」
だが、“ファイアボルト”の本当の職業を知る漢見 義重が、そこでニヤリと笑った。
漢見 義重 「いや、“優秀なウェットワーカー”だ。違うか? ( ´ー`)」
MS-02が事情を話し、霧崎勇二=ミラージュメイスを追っていることを話す。
漢見 義重「俺と戦った時、奴はビルの上を飛ぶような運動能力の持ち主だった」
MS-02「厄介ね‥‥ 」
少女は、自分が磁力を備えた四肢でビルに張り付くヤモリ義体であることを棚に上げて顔をしかめた。
一同は父の告白を娘が聞くであろう、小嶋医院にふたたび向かう‥‥
今村静江「黒田さん、千早のクグツだって、私の友達だよ!」
MS-02「静江‥‥(-_-;)」

一方、小嶋医院。決意した小嶋医師は、帰ってきたマリに本当のことを話した。
マリ「父さんなんて‥‥父さんなんて、だいっ嫌い!」
驚愕の事実を告げられ、平静さを保てなくなる少女。その手が翻り、父を叩いた時‥‥サイバー義肢に置換されていたその右手がそのまま落ちた。
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変異が激しくなり、体がついに人間の姿を保てなくなったのだ。腕の切断面が軟体化し、その切り口から触手のようなものが伸びてくる。
小嶋医師「マリ、やめろっ! (,,゚Д゚)!」
娘の《死の舞踏》を《タイムリー》で止め、《突然変異》からの《死の舞踏》を《守護神》で止め、さらなる一撃はまだ正気を保っていたマリの人間の部分が《黄泉還り》で父の命を救う。
小嶋医師は吹っ飛ばされて意識を失ってしまった。一同が駆けつけた時には、マリの理性は既に獣に支配され、マリの姿をしたものは暴走して医院の中を手当たり次第に壊していた。
漢見 義重「くっ‥‥ッ!」
<※徹し><※修羅><※触手>という遠距離攻撃が一行を襲う。漢見がいつも銜えている葉巻(酒家八戦相当)が力を与え、ナノマシンたばこで白兵の達成値が上がり、ぎりぎりのところでカテナチオで強化されたシールドが不意打ちを受けきった。だが、漢見の盾が[捕縛]状態になってしまう。
ミア・ウェイ「ど、どうしよう‥‥だってあの子、あたし撃てないよ‥‥」
デニムジャケットの腰の後ろに隠された二挺拳銃に手を伸ばしていたミアは、予期せぬ目の前の状況におろおろとしていた。4人の力でなら目の前のヒルコを倒すことはできるだろう。だが、それではマリは永遠に救えない。
ミアは服の中を探り、中の人はキャラシーをひっくり返した。そしてガンスリンガーの姪と中の人は重要なことを思い出した。
ミア「あ。‥‥あたし、スタンバトン持ってた」
今村静江「(☆▽☆」
ささっと取り出された電撃警棒が香港ムービーぱわーでくるくるしながら<※力学>つきで電撃攻撃。どんな生命体でも生き物であれば、電気ショックのもたらす神経系へのダメージは大抵の場合有効だ。10点のダメージを受けたマリは気絶して倒れ、活性化していた触手が消えた。
息を吹き返した父が介抱して鎮痛剤や非活性化薬を打ち、スタイルがチャクラ、カタナ、ヒルコであった少女は救われた。
今村静江「やっぱりミア姉さん、できる!(きらきらーん)」
ミア・ウェイ「あたし、これ使ったの初めてだよ‥‥ (−−;)」
栗色の髪の少女は賞賛の目で年上の女性を見上げ、肝心のミアは自分でも信じられないような顔でスタンバトンを見下ろしていた。
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そんなにいつもいつも銃ばかり撃ちまくっているのだろうか。まあぶっちゃけそうなのだが、それはさておき。
小嶋医院の表のほうから拍手の音が響いてきた。その悪役エフェクトたるや、先ほどの『サーペント号殺人事件』に出てきた悪徳プロデューサーの如しである。
登場してきたのは高そうな背広に葉巻を銜えたエグゼクと、棒を得物にした男だった。ヒルコハンターたちは執拗に珍種のミュータントを狙っていた。
ジャスティン=池田「ようやっと見つけられおうたなぁ〜 (▼ー▼)y-~~~」
ミラージュ・メイス「そこの嬢ちゃんを、こっちに差し出してもらえねェかなァ〜」
今村静江「私? (・_・」
今村静江にして“Code-X”は自分を指差して1人ボケを演じた。だがジャスティンも棒使いGUYも気付かず、それどころか漢見たち3人も誰も気付かない。気付いたのは中の人たちと銀幕の向こうの観客だけという中、物語は次なるフェイズへと突入するのである‥‥

漢見 義重「ここはまずい。医者の家に迷惑が掛かる。外に出ないか」
ミラージュ・メイス「おう、いいゼ。そうしよう (ぽんぽん)」
一同の中の人「けっこういいヤツだな!(;゚∀゚)=3」
広い場所で戦おうという提案に棒使いGUYは気安く応じてくれた。
小嶋医院の外に出ると、止まっていたのはM○●Nでもよく使われている輸送用大型トラック“轟天”。そしてその中には‥‥珍種のミュータントが満載だった。そして‥‥義体のようなサムシングも搭載されている。現在研究中のCT計画の試作型であった!
戦闘開始。敵は棒使いのGUYミラージュ・メイス(カブト,カタナ,レッガー)、BIOS変異体回収課のエグゼク、ジャスティン=池田(エグゼク,カブキ,ミストレス)。さらに伝説のタケミカヅチの9割の機能を実現したというナゾのCT計画の産物である。
今村静江「あなた、頭がどうかしているのよっ! ヽ(`Д´)ノ」
トレードマークの葉巻を銜え、高そうな金ピカスーツに身を固めたエグゼクに高校生の少女が詰め寄ると、ジャスティンは煙草を吹かした。
ジャスティン=池田「で、嬢ちゃん。お前はなんでこんなとこにいるんや? (▼ー▼)y-~~~」
今村静江「私の友達‥‥いなくなった友達のためよ」
ジャスティン=池田「いなくなった友達ねぇ‥‥で、その友達はどこにいるんやと思う? (▼ー▼)y-~~~」
トループ使いのエグゼク御用達の<※直属部署>炸裂。トラックの荷台が開くと、珍種のミュータントの群れがぞろぞろと降りてきた。いずれも脳に相当する器官のある個体は、そこになにやら装置が取り付けられている。全個体が完全に洗脳されていたのだ。
そして‥‥その中に、今村静江にして“Code-X”の友人でもある“噂屋”ゲンの姿もあった!
今村静江「ゲン‥‥! Σ(゚△゚;)」
MS-02の中の人「おやおや、ここへ来て『ライブ・ア・ライブ』か?(▼ー▼)y-~~~」
ジャスティンと同じく葉巻を銜えた漢見 義重が、冷静にエグゼクを見据える。
漢見 義重「俺が護衛の次に何が得意か、知っているか」
ジャスティン=池田「なんやと?」
漢見 義重「(ニヤリ) 次に得意なのは‥‥義体を壊すことだ」
ジャスティン&棒使いGUY「なにっ?! (゜∀゜;≡;゜∀゜)」
どっかーん! “轟天”トラックの停車していた辺りにあらかじめ仕込まれていた爆薬が《突破》で大爆発! 本物のタケミカヅチかと中の人たちが恐れていたCT計画の試作義体の正体は、“ダミーゴースト”を使ったただのトループであった。もうもうと煙が上がる中、新型義体は景気よく爆散してしまう!
そしてその光景を、しっかりと目に焼き付けたサムシングがいた。
今村静江「(☆▽☆」
しずえは 《とっぱ》を おぼえた!
突然の爆発に慌てふためくBIOS変異体回収課の面々。新帝大付属校2年生の静江は進み出ると、洗脳されたミュータントたちをびしっと指差した。
今村静江「あなたたち、何やってるの! 下水王に怒られるわよっ!」
超生命体“Code-X”はあらゆる生命体の外見のみならず能力までも精確に複写する能力を備えている。栗色の髪の少女の茶色の瞳は、その正体の如く赤く輝き、さらに金龍の瞳の色を帯びる。ミア姐の《真実》を完全に複写した《突然変異》が炸裂。
正気に返った珍種のヒルコたちは、自分たちの主が金ぴかスーツに葉巻のBIOSのエグゼクではなく、地下世界に住むまことの王であることを思い出した!
そして彼女の横では、目がうろんなことになっている静江を見て目を丸くしている面々がいた。
ミア・ウェイ「静江ちゃん‥‥? あんた、いま何やったの?? なんか、目がいま金色に光ったような‥‥ (゚Д゚≡゚Д゚)??」
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今村静江「ううん、気のせいよ」
ミア・ウェイ「き、気のせい‥‥。ていうか静江ちゃん、下水王様の知り合いなの?」
今村静江「うん、そうなの (*´▽`)」
ミアは思い出した。下水王様といえば、さる師匠が50[uron]を達成した『運命の価値』の物語において、ミアの差し入れた饅頭を受け取った地下世界の王ではないか。
ミラージュ・メイス「ごちゃごちゃやってる場合じゃないぜ! ( ´∀`)σ)Д`)」
棒使いGUYがうろんな女子高校生を最初の目標に定めて攻撃してきた。OPでは<※インスタントアーム>の演出かとも予想された例の棒の正体は、やはり伸縮自在、射程距離自在の如意棒だったのである。
だが“炎月刀”が棒の突きを受け切った。衝撃の余波でぺたんと尻餅をついた静江は抗議の声を上げる。
今村静江「キャッ! あ、危ないじゃない! か弱いレディに何するのよ!」
一同の中の人「(((( ;゚Д゚))).。oO(ふつうの女子高生の動きだ‥‥)」

守宮で壁に張り付くMS-02に先駆けて(嘘)、ミア・ウェイは<※力学>を使って横に飛んだ。壁に着地するとそこから振り向きざまに二挺拳銃を向け、ミラージュ・メイスに銃弾を叩き込む。
GUYは<※ディフレクション><■突き返し>で棒を回転させて受けだけは成立。26点ダメージは減らして17点で[転倒]、だがGUYは負けずにフリーアクション、自在に伸びる如意棒が瞬時に長さを変えると襲い掛かるっ!
ミア・ウェイ「まだまだっ!」
さらにそこから<運動><■自動反撃>、そしてブランチの<バサラ:ブラッドライン>でカードをエースに。不敵に笑ったミアはその場で鮮やかな後方宙返りを決めると棒を避け、さらに二挺拳銃をGUYに向けた。今度は27点を減らすと偶然16点、仕方なくミラージュ・メイスは《難攻不落》を使い切ってしまう。
今村静江「(☆▽☆」
しずえは 《なんこうふらく》を おぼえた!
そして、真ヒルコの真のぱわーを発揮する時が来た。
今村静江「あんたは私の友達に手を出した‥‥絶対に許さない‥‥」
ジャスティン=池田「な、なんや? 何が起こった?? (゚Д゚≡゚Д゚)??」
<※瞬間適応>で“BONE killer”相当の生体武器出現。<※透明化>状態で完全に何も見えない静江の一部を構成する個虫が、彼女の影の中に現れた。“レギオン”を持った超生命体Code-Xは群体性を持った生物である。一にして多、多にして一こそがXの本質なのだ。
今村静江「骨まで喰らい尽くしてあげるわ‥‥」
ジャスティン=池田「ぐおお? な、なんや? (((((;゜д゜)))))」
歪んだ笑みを浮かべる静江。完全に何も見えないサムシングたちはささささっと影を伝い、ジャスティンの体に付着した。
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<白兵><隠密>から<■領域>+<※透明化>+鬼の<■獣の気>! 完全に抵抗できない誰にも見えないヒルコ攻撃がエグゼクの体を襲う。群体の骨の槍がちくちくと刺13点、トレードマークの葉巻で減らして11、アーマーで減らして10、運悪く制御判定も失敗!
仕方なくジャスティン=池田は《チャイ》を使うとサムシング攻撃を防いだ。再びサムシングたちはささささっと影を伝い、静江の中へと戻る。そして‥‥
今村静江「(☆▽☆」
しずえは 《ちゃい》を おぼえた!
隠し持っていた短分子合金製の“スティング”ナイフを抜くと、MS-02はミアと攻防を繰り広げている棒使いGUYの元へと瞬時に走りこんだ。MSS計画で使われている高性能義体“守宮”は磁力を備えた四肢と驚異的な運動能力強化、射撃サポートに加え、脚部強化、義体用ハードリンク、演算速度上昇や信管式強化腕部などが埋め込まれており、第二のメルトダウンと称されておかしくない能力を備えている。
ミラージュ・メイスが戻した棒で《死の舞踏》、それをMS-02が自分で《チャイ》し、90度の壁にも垂直に張り付けるほどの運動性能を持つ守宮を活かして懐に飛び込む。<白兵><運動><※鬼の爪>、見切り不能のダメージは減らした後が運悪くきっかり15点。
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やはりいまどき、旅人から通行料をせしめていたがつなGUYには未来はなかったのだろうか。ミラージュ・メイスにして霧崎勇二は気絶してしまった!
今村静江「(☆▽☆」
しずえは 《しのぶとう》を おぼえた!
残ったジャスティン=池田はあたりを見渡した。部下は倒れ、“轟天”トラックは炎上し、せっかく洗脳したヒルコの群れも全部が逃げてしまった。しかも、どこから見てもふつうの女子高校生にしか見えない娘は、何かまったく目に見えないうろん攻撃を仕掛けてくる。
妖月都市からやってきたエグゼクが考えた次の手は‥‥
<※チェシャ猫>で退場して逃走
だが、“炎月刀”がミラーシェードの陰で笑うと、新しい葉巻に火をつけた。
漢見 義重「知ってるか? 炎は爆弾だけじゃない。芸術にもなるんだぜ」
ジャスティン=池田「Σ(゚д゚;) ひィィィ」
どっかーん! 漢見 義重のワイルドな《天変地異》が炸裂。投げた火種が大きな炎となってジャスティンの目の前で爆発し、通常行動をキャンセルされたエグゼクは尻餅をついて退路を絶たれてしまった。
今村静江「(☆▽☆」
しずえは 《てんぺんちい》を おぼえた!
派手な爆発はあたりを大変なことにしながら、ようやく終わった。まだちりちりと燃えかすが散らばっている。
今村静江「キャッ (/o\)」
いかにも無力な高校生の少女らしく、静江は見た目上気絶していた。
今村静江「(・_・).。oO(そろそろ‥‥終わったかな)」
そして騒ぎが終わった後で起き上がると、ささささっとその場から逃げたのである‥‥
一同の中の人「(((( ;゚Д゚))).。oO(ヒルコだと‥‥最後まで証拠がなかった‥‥)」

再び、千早重工の後方処理課3班。早川美沙の前にふたたび出頭していたのは、黒髪ショートボブに緑の瞳の高校生の少女だった。奇しくも黒髪に緑の瞳といえば、ミラーシェードにその瞳を隠した現在の千早重工社長と同じである。
MS-02「任務は完了‥‥いえ、今から完了します」
課長の話では、要人警護を主な任務とする2班が当たっていたものの、義体を持ち逃げしたミラージュ・メイスたちの活動は捕らえ切れていなかったという。
MS-02「課長。CTプロジェクトは危険すぎます」
早川美沙「そうね‥‥。この計画は、凍結すべきだわ」
ストリートで囁かれるだけだったメルトダウンストーリーを体現し、第二の死の右腕となった完全義体の少女は、その答えを聞くと微笑んだ。
MS-02「ええ。そう言うと思って、もう抹消済みです」
実は既に使っていた《完全偽装》。CT計画は結局闇へと葬られた。
早川美沙「それから、次の任務だけど。今度は上へ上がってもらうわ」
MS-02「軌道‥‥チャイローン、ですか‥‥?」
軽く驚き、“ファイアボルト”は課長を見返した。ストリートの片隅にいた頃は、軌道上に造られた楽園のコロニーは噂でしかその名を聞いたことがなかった。
かくして、聖ミシェル学園に通う高校生にしてMSS選抜に唯一合格した後方処理課の義体の少女は、次なる任務で天へと向かうことになったのである。

災厄の街の都市伝説の中でのみ語られていた、地下世界の深奥の闇に秘せられた秘密の王国。
メガプレックスの地下に広がる迷路のような通路と太い柱、漂う消毒液の香り。行方不明になっていたヒルコたちが帰還し、下水王国は元の活気を取り戻していた。様々な生命体がざわざわとさざめいている。
“噂屋”ゲンのテントの前には、またも地上世界の高校の制服を着た少女が訪ねてきていた。
今村静江「ゲン! 無事だったのね! ‥‥? (*´▽`)」
ヒルコのゲン「お前さん、誰だ‥‥? (・о・」
情報屋が訝しげな視線を向けると、少女の姿に一瞬にして変化が起こった。顔がグニャリと歪み、男の表情を形取る。有名な新帝大付属高の制服は体内へと吸い込まれ、男物のスーツへといつの間にか変わっていた。
そこにいたのは少女とは似ても似つかぬ男性だった。<※瞬間適応>でJAM生成から起動で性別変換、<※融合>して格納していたホワイト・グレイドを偽装のために着用という荒業である。静江がヒルコ狩りに追われた時、よく偽装に使う手だった。
“Code-X”「ああ、君と出会った時は‥‥この顔だったか‥‥」
ヒルコのゲン「なんと、Xの旦那でしたか! また旦那のやっかいになっちまったようで‥‥ ヽ(´ω`)ノ」
“Code-X”「君はいつも面倒ばかり掛けさせるな‥‥」
そうは言いながらも懐かしそうにする超生命体X。そこへ、秘密の王国の王が姿を現した。
下水王陛下「王国に活気が戻った。おぬしにも聞こえるであろう。臣民たちの息遣いが。 -_-)」
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“Code-X”「ええ。彼らの喜びの声がね‥‥」
下水王陛下「再びこの王国に危機が訪れることもあるやもしれぬ。その時は頼むぞ。 -_-)」
“Code-X”「私などの手でよければ、いくらでもお貸ししよう」
穏やかな空気に満ちていた下水王国。
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だがその時、どこかからどしんとどしんと壁を蹴る音と、人間の女の悪態が響いてきた。
下水王陛下「 -_-)?」
“Code-X”「??」
声『ええい、なんでこんなに迷いやすいんだっ! ここまでやっと来たのに行き止まりだなんて。面倒くさい、行くよっ‥‥はっ!』
どっかーん! 四海竜王への祈念と共に力を集中させた力学カタストロフ。下水王国の壁石のひとつが揺らぎ、大きな音と共に飛び出してきた。煙が晴れると、その向こうの通路にいたのは、ぎょっとして面々を見返しているアジア系の若い女だった。
即座に“Code-X”の体内のインプラントと変身能力が働き、その姿は少女へと、着ているものも新帝大付属高の制服へと戻る。だが、今村静江はうっかり<隠密>を重ね忘れてしまった。一瞬だけ事態はニューロ胡乱である!
ミア・ウェイ「あれ、静江ちゃん?? なんでこんなとこに‥‥? (・о・」
今村静江「あ、ミア姉さん! (´▽`*)」
ミア・ウェイ「静江ちゃん‥‥なんか今‥‥周りにうろんなものが見えたような気が‥‥ (゚ー゚)??」
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今村静江「ううん、気のせいよ (´▽`;)」
その場に下水王もいるのに気付いてばつが悪くなったミアは、陛下がいつもの下水王様だったことを知ると、お土産を贈呈した。
進化した生命体と完全に同化した高校生の少女、彼女の正体を知らない中華街の名士の姪は、地上世界とは異質ながらも活気に満ちた秘密の王国を見渡した。
今村静江「ミア姉さん、都市伝説は本当だったんですね (´▽`)」
ミア・ウェイ「ああ。これであたしもこの目で見たわけだ ( ´ー`)」
その向こうには、噂の中でのみ囁かれていた白い下水ワニの群れが戯れていた。ワニたちは来客より貢物として献上された土産のお饅頭を下水王陛下じきじきに賜り、我先にと水の上で口を空けていたのである。

小嶋マリの全身義体への移植手術は無事成功した。人間の脳を完全に複写し、成長したマリの脳は最も安価な医療用の“シンプルズ”に収まり、彼女は無事生きながらえることができた。これからも小嶋医師の娘として、人間として生きていくことができるだろう。
医院に招待されていた漢見 義重とミア・ウェイは父娘に丁重に礼を言われていた。
マリ「ほんとうに、いろいろと有難うございました。何かお怪我でもしたら、うちの医院に来てください」
漢見 義重「そうだな。傷を負った時は、ここで治してもらうことにするか」
漢見 義重とミア・ウェイは互いに顔を見合わせると苦笑いした。荒事の多い仕事をしていると、自然と怪我も多い。
マリ「あの、漢見さん。お怪我でなくても、いらしてくださいね」
漢見 義重「いや‥‥」
ミラーシェードの陰に表情を隠し、多くを語らない漢見。どこかぎこちない空気が流れると、ミアが男の脇を小突いた。
ミア・ウェイ「だいじょぶだよ、マリ。この“炎月刀”のダンナはね、きっと若い子には手を出さないはずだよっ ( ´ー`)ノ☆」
漢見 義重「おい、ミア‥‥」
場が和んだところで、小嶋医師が二人をディナーに招待したいことを告げた。完全義体のマリは食事といっても形だけだが、二人への感謝の気持ちだろうか。
邪魔するのは悪いと言って辞退しようとしたミアも連れられ、絆を取り戻した父娘と二人の男女は共に、レストランへと向かっていったのである。
And so, the curtain dropped,
after the love of father and daughter .....
-XYZ-

かくして、時間が短めでしたが2本目も無事終了。漢見 義重以外は普段から御馴染みのキャスト、よく考えるとオトナかぶとの漢見以外がほとんど女性という珍しい構成でくろどのデビウ2作目の世界でやっぱシンジケートは違うなぁ〜 (´ー`)y-~~~とすることができました。
一番印象に残ったことというと、やはりヒルコレクトスの静江が最後まで誰にもバレずにアクト終了を迎えられたことですね。やっぱヒルコスキーは違うなぁ〜 (´ー`)y-~~~
その後は報酬点の不足している学生が多いのでファミレスへ。ヒルコトゥルーは今村でなんとかなったがマネキントゥルーはヤバイという話になったり。例によっていない人のハナシで盛り上がったり。
『2004年のゲームでショックだったこと』のほとんどがグラホパーズに端を欲するものだったのでホグホグどのが75[モエ]のサイト管理人に代わって謝罪してくれたり。でも2005年も似たようなモノだと既に諦めていたり。みな普通にお食事の中ぽっくんだけ勝手に酒を飲んでいたり。明日のないツワモノは惨事会に備えていたり。しました。まる。
皆様どうもお疲れ様でした。
〜おまけ〜
神秘の霧のリンク集 ★稚刃矢さんの【chihaya's blog】の滑り込みー 細胞レベルの日記です。本日も時間管理局が出撃!(;゚∀゚)=3 やっぱシンジケートは違うなぁ〜 (´ー`)y-~~~ ★くろさんの【coyote, colored darkness】のアクト(遅)レポ…ぐらろら+編 やっぱシンジケートは違うなぁ〜 (´ー`)y-~~~ ★あっきぃさんの【Akiller=Akkey】の第二回ぐらろら+ やっぱヒルコスキーは違うなぁ〜 (´ー`)y-~~~ やっぱヘッドは違うなぁ〜 (´ー`)y-~~~
ぐらろら+会と直接の関係はないですが。ドム雪チーム完全再集結のオンセ、ここに堂々開始! |
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エレガントN◎VA特別編
オンラインリプレイ『竜のすむ星』
エレガント版『ドム雪』のドリー夢チームが完全再集結。
竜殺しの魔剣として秘せられた名を持つ“盟約の剣”の担い手、鋼の騎士ディック・リューベルツ。
遂に軌道進出、ブランチはシャーマンを取得してみこなぎパワー全開の“夢紡ぎ”那岐。
そして 重い病の完治したその他1名を加え
巡礼の旅が始まる‥‥
Now Pilgrimage begins.
Wait till the bard of 'the Star' return.
巡礼の旅はここに始まる。
星の詩人の帰還を待たれよ。
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