JGC2003 Private Report
〜JGC2003レポート〜

Updated 2003/08/28


 さてさてやってきました夏の最後の祭典JGC。今年2003年度も無事に開催されました。お住まいや仕事などの都合でなかなかこういうイベントに来れない方もいるでしょうので、主に新作情報などを中心に抜き出してまとめておこうかと思います。
Caution: 今更言うまでもないですが、当ウェブサイトはTRPGの楽しさを伝えることを目指すファンサイトであり、オフィシャルとは関係ありません。正確に言うと少し関係ありますがあまりありません(おいどっちやねん・笑) コンテンツはすべて私的なものですので、そのへんだけは宜しくお願いします。
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JGC公式サイト】のJGC2003
JGC



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ダブルクロス トークショー

 2nd Edition発売から富士見書房での文庫型リプレイ発売と盛り上がっている『ダブルクロス』。声優の世界では渋い声の人が少なくニーズがあることから田中天氏がPSゲームの悪役の声をやることになった話などに続いてリプレイ2巻の発表がありました。
 10/20に発売の『聖夜に鳴る鐘』です。

 以前発売されたサプリメント『ブレイクアップ』のデータの使いこなしの参考にもなるリプレイだそうです。来年には新たなサプリメントも予定されているそうで楽しみですね。
 ダロをやるとモテになることは去年から実証済みでしたが、ルールブックのアンケートを集計すると確かに女性が多いとか。やはりリプレイのファン層が多いそうです。JGCでもダロの卓は女性比率が多いように見えますね。「学生服のPCができないゲームはモテない」とゆー名言を作った方が西の方にいましたがその辺が再現できるのもダロの人気の秘密でしょうか。
 あっと、リプレイ2巻にはまたしても注意書きがありました。

「くれぐれも電車の中では読まないでください」

とのことです。w

FEAR Online内の【ダブルクロスThe2ndEdition公式ページ
Double+Cross The 2nd Edition



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異能使い トークショー

 FEARゲーム大賞入選作として7月に発売された新作伝奇物RPG『異能使い』。同じくゲーム大賞から生まれた『ダブルクロス』との類似点など気になる作品ですがこの新作のトークショーがありました。
 デザイナーは、井上純弌氏をして「今一番恐れているデザイナー」と言わしめた平野和盛氏。この作品が今になって発売されたのには訳がありました。
 第1回FEARゲーム大賞は入選作がこの『異能使い』、準入選作が『Universal Guardian』‥‥現在のダブルクロスです。
 『異能使い』が入選から作品化まで3年も経ってしまったのには訳がありました。当時フリーだった平野氏はすぐに別の会社に転職し、東京から離れていたことから連絡がつきにくく、また本業のグラフィックデザイナーが忙しくて作品化からは遠のいてしまいました。そして月日が経って東京に戻ってきたこの度に作品化が実現し、また実は仕事先がエンターブレインだったのでゲーム・フィールド社ではなくこちらから出版の運びになったそうです。
 FEARの鈴吹太郎氏がゲーム大賞で考えていた夢は、ユーザーサイドの一般人だった人がTRPGを出すという夢を叶えること。そして、TRPGを愛しつつ別の仕事をしている人でも、いつかTRPGを出すということは実現できるということ。そして平野氏がなんと高校の頃から10年も暖めてきた夢が詰まったのが、この『異能使い』なのです。

 さてJGCで先行販売となった雑誌『Role&Roll』vol.2は特集がリプレイ、菊池たけし氏による異能使いリプレイ『鳴神の巫女』が掲載されています。
 氏によるとシナリオは伝奇ものを用意し努力したもののそこまで。やはり結果はいつもの抱腹絶倒モノになってしまったそうです。(笑)
 プレイヤー陣はアルバイターのOはた氏(N◎VAのSSS等でおなじみの大畑氏)、新入社員で韓国籍で田中天属性を持つというヨビ氏、新入社員で萌えキャラだというこはまー氏。(秋に『ニルヴァーナ』を出す小浜智氏ですね) 奇妙奇天烈な3人でやったら奇妙奇天烈なものになったそうです。
 R&R誌上のこのリプレイですが、確かにきくたけ色に満ち満ちたいつものリプレイになっています。S=Fやナイトウィザードのリプレイとどこが違うんじゃぁとツッコミが入りそうですが楽しそうな様子はいつもと同じですね。
 この『異能使い』には、キャラクターの名前が異能の属性と関連のある字や読みが入っていると覚醒力を1点多く使えるというユニークな『真名ルール』があります。(しかも目次と索引には載っておらずハシラに大事なことが書いてある!) これで頭をひねって考えたり変な名前のキャラがやたら増えたりすることになるのですが。リプレイの冒頭でもこのネタで延々盛り上がっている様子が描かれています。プレイ前にコミュニケーションが取れるというのはよいことですね。
 ちなみにこの話で盛り上がったかどうかを尋ねたところ会場での反応は割合とふつうでした。僕が読んだ時はサンプルキャラの万田沙羅(まんだ・さら)が姓名入れ替えでサラマンダーで適用オッケイという時点でかなり笑いました。

 ゲーマーズ・フィールド誌上でも、異能使い発売記念CONで使用されたシナリオが掲載されています。シナリオ作の矢野氏がシナリオ作成上で面白いと述べていたのはこのゲームのもうひとつユニークな『予感システム』。「友情」「悲哀」「崩壊」など幾つかあるキーワードをGMがシーン開始時に提示し、PCは所有するどれかの予感を消費してシーンに登場するというものです。オープニングでPCに渡す予感をGMが指定するので、シーンの雰囲気にあった登場も可能、またオープニングの後のミドルフェイズでPCがうまく合流できるようにもシナリオ設計ができるというものです。これも小粒ながら面白いルールですね。予感シートには空白のあまりがひとつあるのでオリジナルの予感の作成も可能となっています。

 なお年末にはゲーマーズフィールド誌上での追加データ、R&R誌上のリプレイのリファイン版、と同名のシナリオが収められたサプリメント『悪夢奏者』の発売が決定し、表紙イラストが公開されました。夜を背景にシスター服の娘とワーウルフ(それともただの狼?)、飛んでゆく光り輝く蝶の群れという綺麗なものでした。
 内容の方は神祖の血縁や夜の種族とのコネ、対応する能力など。光り輝く蝶のせいで東京は新宿で謎の集団自殺が相次ぐという、今回予告を声優の矢薙直樹氏が雰囲気たっぷりに読み上げて終わりました。

 この『異能使い』、2番目の宿命か一見したところではダブルクロスとの類似点が目立ちやすいのですが。上に述べた『真名ルール』『予感システム』、ダロのように侵食率が上がって行かないのでアクト中の戦闘回数が制限されない、PCは選んだ血脈によって1アクト2回『血脈覚醒』による効果を使える(これが神業や、『アルシャード』の加護に近い)のでクライマックス戦闘の最後はこれの撃ち合いになる、ダロよりも伝奇色が強い、また能力もウィルスでなく代々の血脈の力、天武八家など設定もより和風で日本的、などなど、よく読んでみればいろいろと違うところもあります。日本を舞台により本来の意味で魔術師らしいキャラクターたちを活躍させたいならこちらもお勧めですね。(ダロと違って巫女もできますヨ!)
 今後もGF誌など通してサポートは続いていくとのことです。

FEAR Online内の【異能使い公式ページ
異能使い
Role & Roll Official Web Site
Role and Roll



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エンターブレイン新作発表会


上海退魔行 〜新撰組異聞〜

 さて昨年の発表どおり、スザク・ゲームズの朱鷺田裕介氏デザインの『上海退魔行』は今年3月に発売されました。時は19世紀、虚実が入り混じるもうひとつの歴史、魔都上海でドラキュラと新撰組が戦う架空歴史浪漫RPGです。さらなるNPCなどを収めたサプリメント『上海アンダーグラウンド』も既に登場し、上海がよりダイナミックに、ディープに味わえるようになっています。
 スザク・ゲームズでは9月に、ルールブックのオビに付属の抽選券を送付の方から抽選で1000名、無料サプリメントを配布を計画中だそうです。当時の紹介やリプレイ、シナリオ、追加データ等を企画中とのこと。  このゲームに登場する古今東西の史実上の実在人物のNPC、ほんとこれだけよく集めたなと感心するばかりなのですが。新撰組マニアの人の要望だと誰それがいないというのがまだまだあるそうで。データの追加も続くそうです。
 また前から話のあった『ブルーローズ』のサプリメント『イスカンダル』は制作が難航中。発売日はもうすぐ決定するのでスザク・ゲームズのサイトで告知するとのことです。難航しているのは現代の危険地帯の辺りでしょうか?w

スザク・ゲームズ
Suzaku Games




秘神大作戦 〜Tokyo Noir City〜

 エルスウェアの坂東真紅郎氏らからは、『秘神大作戦』が5月下旬に発売されました。舞台は1920年代の大正末期、大正浪漫の帝都東京。古代人の血を引くPCたちと日本で復活せんとする邪神たち。同時にファミ通文庫で小説『歌う虚』も発売中です。
 今後の展開、サポートは基本的にWeb上で行うとのことです。秘神大作戦サイトの方では既にエラッタとQ&Aが公開中ですが、9月からサイトを拡張して他のこともやっていくとのこと。
 まずリプレイの掲載。JGCで3日間行った共通シナリオを、ルールブックのイラストレーター陣をPLに迎えてプレイ中。この結果をリプレイとして公開するとのことです。また、大正時代を補完するデータ、シナリオなども計画中。問合せは公開されている問合せ用のメールアドレスまでどうぞとのこと。
 なんでも秘神の読者の反応で欲しいという声で一番多かったのがリプレイだったそうで。『Role&Roll』誌でもリプレイを特集していましたし、やはり需要があるようですね。

有限会社エルスウェア】の秘神大作戦
Elseware




ナイトメアハンター・ディープ

 藤浪智之氏、海法紀光氏による制作進行中の『ナイトメアハンター・ディープ』。1988年に翔企画からブックタイプで出た旧作『ナイトメアハンター』はほとんど入手不可能ですが、その実物も紹介されていました。冒頭はコミック、当時の流行を意識したゲームブック形式のシナリオ、サブマシンガンなど武器類の当時の値段も分かる(笑)という当時としては先鋭を走っていた伝説のRPG。実に15年ぶりにこのゲームが復活します。
 敵である夢魔は強くなり、現実世界の武器類も効きにくくなっています。深化したハンターは夢魔の力を自分に引き入れて戦うのだ‥‥というわけで、JGCではルールブックにも掲載されるであろう4種のアーキタイプがイラスト付きで公開されていました。実際には2種のクラスを選んだりフェノメナンという能力を選んだり契約する深界を選んだりキャラメイクには手順があるわけですが、これらが済んだ形のキャラクターですね。
 魔界と契約し夢魔の力を自分の肉体能力に取り入れて戦う蟲の王、連れている小動物が夢魔に変身するフォレストクイーン、夢魔が変化した本から呪文を唱える旧作のハンターに一番近いトワイライトウォーカーなどが載っています。そしてハンターたちは夢魔との契約のために自分の何かを捧げなければならない‥‥自分の体の一部や感覚、記憶などを犠牲にしているわけです。
 発売日はもうすぐ発表できるとのことで、来年春のイベントあたりになったりするのでしょうか。また、値段はちょっと高めですがオールドゲーマーにはたまらない『RPGamer』誌の3号にはこれら4アーキタイプのキャラクターの登場する記事も掲載されるそうです。

 この『ナイトメアハンター・ディープ』、ジツはエンターブレインTRPGセッションで海法紀光氏にGMしていただきました(てへ)
 ロゴに添えられた走り書きのthe Deepの文字もまぶしいキャラクターシートにはユダヤの奥義カバラの秘密が隠されたセフィロトの生命の樹もちゃんと描かれています。密かに日本初な気がしますが、なんとオセロの駒をキャラシーのセフィロトの10個の円に置いてプレイするんですねー。フェノメノンなどを使っていくたびに駒を黒い方に裏返し、能力値が高くなったりするものの全て黒くなってしまうと心が全て悪夢に侵食され尽くしてしまうという寸法です。
 夢の中での戦闘もこのセフィロトの生命の樹をマップに見立てて行い、好きな位置に出現できるフェノメノンがあったりノックバックがあったりとボードゲームっぽいタクティカルな要素があります。ダイスでランダムにも決められる過去の生い立ちや夢魔の形状も幅が広がりますし、様々なフェノメノンの効果や夢の中でのシナリオ展開など、ビジュアルイメージの豊かなゲームだなと思いました。

藤浪智之氏の【とけねこ先生の交差点】の
ナイトメアハンター・ディープのページ




レジェンド オブ フェアリーアース

 最後にスタジオ因果横暴の霧岳朔夜氏からはカードゲーム『妖精伝承』とタイアップし、世界もリンクした『レジェンド オブ フェアリーアース』の発表がありました。発売は11/14決定、カードが付属しているにも関わらず値段は\3,000に据え置き。カードゲーム人口をTRPGに引き寄せる狙いもあるそうです。
 舞台は現代、PCは地球の声を聞いた覚醒者。その声は、宇宙の彼方から迫ってくる黒蝕巨星から地球を守って欲しいというものでした。かくして妖精を操る力やその他の力を得たPC、元から魔法使いの社会である術社会に住んでいた人々も学生などの一般人も共に、黒蝕巨星の尖兵である“邪”(ヘルフューズ)と戦うことになります。
 ヴァンパイアの親祖やサイボーグの強化人間や神罰代行者など14種のスタイルというアーキタイプ的なものからフェイス/リバースという表の顔と裏の顔を選び、キャラクターを作成していきます。キャラメイクは極力簡単に、数値を全部足していけば作れるように、やりたいスタイルを選んでいけばそれなりに使えるキャラクターができるように工夫したそうです。
 戦闘ではパワーアップ感や爽快感を重視。魔力で防御を捨ててダメージを増やすソウルイグニッション(S.I.)や協力攻撃のコンバインアタックなどを用意し戦闘は確実に盛り上がるように。
 また、ゲーム中のシーンには『フェイトワード』という、冷静、戦意、情熱、哀切、望郷、など幾つかのキーワードを用意してあり、対応するどの能力でPCが登場するかをPLが決定します。TCGから入った人や、シャイな人でもシーンに入っていけるようにという工夫だそうです。(これ、完全に偶然ですが『異能使い』の予感システムに通ずるものがありますね。) ほかGM向けには敵の数値データの管理の工夫などもしてあるとか。
 『Role&Roll』誌上でもコミックつきの関連記事が乗っていますが、実はルールブックは5月に既に完成しているとのこと。ルールブックを初めから順番に見ていけば初めての人でもゲームができるように、現在徹底的に見直しを行っているそうです。

 ほか、TCGでは妖精伝承のほかにメガテンのTCGで秋から冬に掛けて新版が登場。来年も春までに、何か新作を予定しているそうです。

スタジオ因果横暴
Studio Inga Oubou
エンターブレイン】の【Analog Game News Online
Analog Game News
同じく、eb! TCG



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エンターブレイン新作発表会 with FEAR


アルシャード

 世界の“ザ・ワールド”井上純弌氏、別のイベントでも同様の話がありましたが、なんと『天羅万象・零』が翻訳されてアメリカで出ることになったとのこと。(!) やはりオリエンタリズムは西洋人に受けるのでしょうか。時期は2005年、もし売れたらサプリメントなども予定するそうです。
 遊びやすさから受けている新世代スタンダードファンタジーRPGの『アルシャード』、サプリメント『ブライトナイト』が出ています。カラーイラストは結川カズノ氏、\1,500。帝国軍との戦いの中、遂に反帝国側でルール的にはパンツァーリッターの特別形態である、巨大ロボットの“アームドギア”が建造されました。このパイロットであるブライトナイト、そして神々の巫女であるオラクルのふたつの新クラスが掲載されています。  そして後半はアームドギアを巡る全6シナリオのキャンペーンシナリオ。少年の乗るたった一機が世界を変えたり、数倍の大きさの帝国軍の動力甲冑と戦ったり、2つの指輪を巡るロマンがあったり仮面の敵が出てきたりと壮大なキャンペーンシナリオ。付属のデータでパンツァーやゲバルトギア用の特技やアイテムもいろいろ紹介されています。水中戦用の機体があったりとげ付き鉄球があったりと、最近の流行りもきっちり押さえているようです。
 なおシナリオ集のアルシャードSSSも売れ行き好調から継続が決定しました。2004年には、今までやや弱かったクラス、エレメンタラー専門のサプリメントが予定されているそうです。

FEAR Online内の【アルシャード公式サイト
ALSHARD 今度はヴァルキリーたんでしゅ〜


ナイト・ウィザード

 ヲトナ向けの雑誌e-Login※誌上で声優さんを迎えて掲載中のリプレイ『赤き月の巫女』、1年半の軌跡が詰まって文庫版に纏められることになりました。発売は11月末、本文が500Pもある厚い本になるそうです。

eb内の【ナイトウィザード公式サイト
Night Wizard


ニルヴァーナ

 あまり名前を聞かなかったこの秋発売の新作が、アルシャードと同じイラストレーターさんの表紙で公開されていました。デザイナーはFEARの新入社員、異能使いのリプレイでもPLを務めていた小浜 智氏。
 鈴吹社長が講師をしているデジタルエンターテイメントアカデミーの生徒として適性テストで1位を取ったこともある小浜氏、関西の某大手コンシューマーゲーム企業の企画に内定が出るもそれを蹴ってFEARを希望し、鈴吹氏になだめられてその某社で3年働き、この6月に帰ってきてFEARに入社したという異例の経歴の持ち主。その3年の間に構想を温めてきたのがこの『ニルヴァーナ』です。
 PCは超古代遺産を操る能力を持ち、精霊のジンを従えた『ジーニアス』。文明が滅んだポストホロコーストもの、敵はデウス・エクス・マキナならぬハレルヤ・プログラム。「ひっくり返ったアルシャード」「神が死ななかったアルシャード」「帝国にならなかったアルシャード」などナゾな話が飛び交っていましたが、ルールブック付属のシナリオで世界の秘密が判明するという、この秋発売の新作です。


スターレジェンド(仮)

 大学ではプランクトンを調べ会社ではSEとして働きそして地方在住のゲームデザイナーという異色の経歴をもつ、TRPG.NETでもおなじみの銅大氏。何年も温めてきたというスペースオペラ物の新作RPGが来年2004年4月に発売となりました。
 カバーイラストは鈴木雅久氏に決定し発注済。宇宙船の大きさは数トンクラス、PC全員がカウボーイ○バップに出てきたような小型宇宙船を所有して宇宙を駆ることができ、個別導入や登場判定など御馴染みFEARゲームのルール群を備えたシステムとなるようです。
 何でも古今東西の様々なスペースオペラ物その他の要素を入れたそうで‥‥

 この宇宙は誰も地球を知らず、言葉や概念で地球というものが存在しません。PCはその中で地球が実在することを知ってしまった者として、「クエスト:地球」をもち、広い宇宙のどこかに存在するはずの青い星を求めて旅を続ける‥‥というものだそうです。いつか地球に辿り着くシナリオも可能だとか。
 スペースオペラやSFというと不朽の名作『トラベラー』を初め『スペオペ・ヒーローズ』『新星界スターロード』『パラダイス・フリートRPG』などあまり数も多くなく最近見かけないジャンルですが、これも楽しみですね。
 あっと、御本人が最後に強調していましたが、

「可愛い男の子も満載」

だそうです。w


トーキョーN◎VA The Detonation

 さてさてJGCにての新作の中でも目玉だったN◎VA 4th Editionとなる『トーキョーN◎VA The Detonation』。正式発売日は9/1、JGC会場でも先行発売されて見事に売り切れました。
 “常識を破壊せよ”――危険でかつ魅惑的な言葉と共に登場した“D”。その本質は『トーキョーN◎VA The Revolution Revised』におけるリファインをさらに押し進め、今までのノウハウの蓄積や他のFEARゲームの良い部分を吸収した、RとRRの延長線上に位置するものでした。
 年代はRRの約2年後、電脳聖母事件から約1年後。軌道千早や北米のカーライルが動き出し、テラウェアとルテチアが合併し、有名パーソナリティーズも何人か新顔が登場しましたがニューロエイジにはそれほどの変化はなし。むしろ変更点はRevolutionとRevisedを突き合わせてよ〜く読んだ時に分かるような、随所に散りばめられた細かなルール上の改良に現れています。カードで判定する基本骨格は何も変わりませんが細部が少しずつ変わり、特殊技能はかなり整備されて効果も変わりタイミングも明記、アイテムは名称含め総入れ替えとなりました。
 では何が“爆破”されて砕け散ったのか‥‥というとジツは消失したものはあまり見当たらないのですが(笑)、よく言えばプレイしやすさがより向上したおとなしめの出来の、悪く言えば皆が予想したほどのインパクトはなかった作品となっています。
 9/1より以前の現時点ではフライングですし既にWeb上の一部でも語られていますので、発売日を過ぎてしばらくして落ち着いてから、当サイトのN◎VAセクションでも別途取り上げようかと思っております。
 とりあえずR/RRのキャストは消費経験点を半分にしてコンバート可能です。設定上の問題で使えなくなるキャストはほとんどいないはずです。特殊技能の効果変更で今までのコンボが使えなくなるキャストはかなり出てくるのでここは注意。特にストレートな戦闘系コンボでなく絡め手のコンボは要注意です。装備も業物が消滅して総入れ替えなのに注意。新キャストでハッスルしたいならやはりAIでも作ってニューロ祭りが最強です。弱くなった特技のないカゲも強いですね。見切り系は弱体化、リアクション特技を封じる特技もあり、カブトはやや辛くなりました。有利不利が消滅して達成値上昇は以前よりは抑えられましたね。マイナスナンバーとエニグマンサーは下のグラペケ-Dまでコンバートを待ちましょう。

 そして早くもサプリメントが。9月末に、過去に出たニューロエイジの世界設定と追加ルールを備えた『グランドX』の“D”版、『グランドX The Detonation』が発売されます。
 アヤカシのタロットカードは書き下ろしの女性のものに変更。(女大公アルドラにはちょっと見えないらしいですが‥‥?) マイナスナンバーのデータも載ります。世界設定的にはオーサカM○●NとカムイST☆Rがメイン。他は広く概説に留める形になるそうです。カムイST☆Rは田中天氏が執筆するそうで色々な意味で(?)楽しみですね。
 JGCではイベントとして『ライブRPG トーキョーN◎VA』も開催されましたが、参加者の皆さんがスタイル1個固定で名前などを考えたライブRPG用のキャストを、このグラペケ-Dに投票できる仕組みになっています。抽選で運がよければどこかのオーガニゼーションなどに名前が載り、顔イラストとデータつきのパーソナリティーズにも1〜2名採用されるとか。
 実は旧作の『グランドX』はファンの投稿した思い入れのあったりするゲストが設定を適当に変えられて掲載された結果、あちこちにニセモノがいることになって不評だった一面もあるのですが。w ライブRPG用のそれほど思い入れや設定はないキャストだが、掲載されれば名前が載ってニューロエイジに参加している気分を味わうことができつつ、名前やスタイルより先の部分は掲載側に任される、というのはうまい解決方法かもしれません。

 なお“D”は顔つきのパーソナリティーズの入れ替えは一部あったものの、SSS最後の諸作品で粛正されてしまった面々やレオニーダを除けば、現在までニューロエイジを彩ってきた有名ゲストでそれほど死んでしまった人はいません。今後もシナリオや追加パーソナリティーズで今までどおり顔を見せそうな雰囲気です。
 と思っていたらグラペケ-Dでも追加パーソナリティーズは幅広く取られるとのこと。懐かしいところではN◎VA最強の占いじじぃや美門一青、新キャラや“D”で誰だか判明していない人物など色々と掲載されるそうです。
 そしてパーソナリティーズには鈴吹太郎氏の長年の夢だったというネタが実現されることになりました。第六世界のシアトルや東京の影を疾走したことがあるなら、覚えているランナーもいるでしょう。ビッグ8のトップに位置するZ-K、ゼーダー・クラップ(ザーデル・クルップ)重工業の恐ろしく頭の切れるCEOロフヴィルや、アースドーンの時代から生き続け、未来を予言しながら謎の死を遂げたダンゲルザーン(デュンケルツァーン)を。
 ニューロエイジの北米連合大統領はドラゴンとして設定されるそうです。 "Never deal with Dragon"!
 

〜発売まで待てないニューロキッズのための“D”最速情報リンク〜
  • raiさんの【Gamemaster.jp】のトーキョーN◎VA The Detonation
     ここのN◎VA-Dレビューは早かった! 誤植探しやコンバート例もあります。真イヌを使うというのもスゴイ。
  • 妖さんの【Silver Moon】の日記
     N◎VA者なら見ている人も多いでしょう。
  • 2ちゃんねる卓上ゲーム板
     かなりスレが伸びて祭になっています。まあ、逝っときましょう。

  •  そんな感じで最後のイベントも終わり、疲れた人の姿も多い閉会式を経てJGCは終わりました。パンフレットにも書いてありましたが、会場として使い続けてきたホテル浦島は今年で閉館します。来年からどうするのか‥‥については、「場所は決まっていないが、JGC2004は必ず開く」とのことでした。
     ほんとのところを言うとホテル浦島は安いなりに部屋はあんまり綺麗ではないので、別のホテルで実施することになって参加費が高くなってもそれは仕方ないかもしれませんね。
     例年通り鈴木銀一朗氏の来年も会おうぜの掛け声や挨拶で閉会式も終わり、JGC2003は無事終了しました。それではスタッフの皆さんもオフィシャルサイドの方も参加者の方も皆さんお疲れ様でした‥‥

    JGC2003 Private Report










    〜おまけ(ネタ)〜

     前述の如くナイトメアハンターをやったりトラベラーのキャラを作って宇宙を飛んだ気分になったりしていたのですが。西のぺんぺんさんには会うたんびにRLを期待されたり。(;´Д`) 『エンターブレインTRPGセッションwithFEAR』で中村やにお先生やクレバー矢野俊策プリンスに混じりRLを務めた関西すーぱーRL陣(ははー)の原代「先生」や榊原「先生」やあまおか勇太「先生」や早城菱人「先生」には久々に会ってみれば。その瞬間に“D”やってと言われたりとか。Σ( ̄口 ̄;)
     そんなに数はなかったですが、フリー卓でもN◎VA-Dの卓を立てて付属シナリオなどをプレイしていった人はいましたね。

     早速“D”をやっているなまさんやNATさんや猫守さんたちヨコハマの豪の者を見に行くと見覚えのあるキャストがもう生まれ変わったりしており。
    修行さん「いわしさん!しんごくんをコンバートしてみたんスよ」
    「おっ早速ですな」
    「メイクアップでやってみたんスけどね。この<コネ:ブルーベリー>はいらないから<コネ:アリゲーター>に変えていいですカ?」
    「ソ、ソ、ソレダ(☆w☆)!」
     とか。
     松本哲也さんやいろいろな人たちと延々と“D”のネタを語り合ったりとか。曰く
    「早川美沙がとほほキャラに変わっている」
    「ネヴァーランドの住人はみんな年齢が読めない記号になってるに違いない」
    「メイクアップでうっかりトーキーを作ると全員N◎VAスポ
    「九条政次が標準語に染まった」
    「社長になった三田さんは胃薬2倍
    「メタトロンはなぜタロットに残っているのか?」
    「クーゲルは元カブトのくせにタロットを取った?」
    「姐さんは南海子とヘカテが半分づつ合体したに違いない」
    「ていうかこのホストっぽいのは誰だ」
    「冴子たんハァハァ健在
    「レイがウェットなのに市民ランクがあるのは主役ヒロインだから」
    「でもレイはいまいち(以下略)」
    「トーキーのタロットはジツは女だったカズマ(←無理あり)」
    「T.F.の新会長はハイデルランドから(以下略)」
    「ニケは絶対年を誤魔化してる」
    「アルファ=オメガたんって言いにくい
    「既に137歳の陳元義老師は一体今まで何をしていたのか?」
    「銃を撃たないのは火星じゃ常識
    「神業でアウトフィットを破壊すればAIキャラを人間に変えられる?」
    希望を与えて経験点をもらうのはドリー夢」
    「もうワイヤードがサイバーパンクの象徴だった時代は終わった‥‥ニューロ!」
     とか。とか。(以下延々と続く)
     ていうか先行で買った人はみんなそんな感じでした。ハァハァ(笑)


     実は物販ではDetonationを一番数を用意していたそうですが(約300部?)、二日目の午前中11時前に売り切れていました。当日参加の人の中にはには買えずに帰った方も多かったようです。「“D”買った?」「買えなかったね」などという会話を小耳に挟むこともしきり。
     良心の呵責を感じるので一応懺悔しますが

     最後の3冊から2冊買ったのはぽっくんなんだぁぁぁぁ ・゚・(ノД`)・゚ ・。

     売っているところが2箇所あって片方が目の前で売り切れて驚いてみたり。しかもそれを見ていた大王様は「今日はええもんが見れた」と会う人会う人にそのネタを話していきます。Σ( ̄口 ̄;) JGC最大の収穫が新版のN◎VAでもなくライブRPGでもなく人の驚いた顔ってゆーのはどうなんですかね。N◎VAファンの代表ともあろうお方がおとなげないですナ!(笑) まったく、、

    「これだからエレガントでない人は困りますわ (´-`)y-~~~」


    と ロールプレイのふりをしつつも

    これからは『素晴らしい活躍をした』にチェックがつかないと無効なので

    おしまい




    〜おまけのおまけのJGC2003関連リンク集〜
  • たかむらじゅりんさんの【いやばかミレニアム・ザ・アドバンスド】のJGCレポート
  • 速水螺旋人さんの【空飛ぶ速水螺旋人】の日記
  • 藤浪智之さんの【とけねこ先生の交差点】の更新日記
  • 伏見健二さんの【BLUE FOREST ROOM】のFUSHIMI DIARY
  • 〜改めてN◎VA-D関係〜
  • 早城菱人さんの【のば通】のうだうだと何か書くトコロ
     日記にJGCレポートがあります。Maniaxコンも復活の兆し? そしてPDF形式のD対応キャラシーやシート類を準備中です。大王様がアツイ!
  • あまおか勇太さんの【LogicSYSTEM 同人誌制作ページ】のはてなダイアリー
     Dネタ多し。冬の同人誌の構想も?
  • NIINOさんの【Okiraku Charavan
  • わたるさんの【Earl's Factory】のDiary
     どちらも日記にJGC参加の顛末あり。
  • Rizaさんの【RizaさんのRizaの万能波動研究所】のWeekly "Riza's Information"
     Dのファーストインプレッションがちょっと書いてあります。
  • 妖さんの【Silver Moon】の日記
     N◎VA者なら見ている人も多いでしょう。
  • 中村やにおさん(中村知博先生)の【やにやに園】のやにやに日記
  • Hellbabyさんの【BLAKK PEPPER】の黒胡椒
     日記にJGCレポートあり。ゲームショウではRLのお二人。
  • 2ちゃんねる卓上ゲーム板
     祭り継続中。
  • 井上(仮)さんの【TRPG BANK】のトーキョーN◎VA
     N◎VAネタ多し。外界はがいかい?げかい?
  • raiさんの【Gamemaster.jp】のトーキョーN◎VA The Detonation
     最速N◎VA-Dレビュー、エラッタ探しやコンバート例、日記も継続中。
  • ARUさんの【LOST DREAM】のN◎VA掲示板
     ご存知あのBBSが復活。今、ルール談義でアツい!集えデータッキー。
  • N◎VA-D モロモロ板
     書き込みをまとめてエラッタにするようですが‥‥?
  • zinniaさんとkohgaさんの【Gray Room】のトーキョーN◎VA The Detonationのクズコラム
     全然クズではありません。Rから変わった点が詳細にまとめられています。
  • Sword from BoA Sword from BoA
    ...... JGC2003 ......

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