2004年01月29日

Aの魔方陣

 樹想社より「アルファ・システム サーガ」という本が出ました。
 名前のとおり、ガンパレードマーチで一躍有名になったゲーム会社アルファ・システムについての本です。第1部がアルファ・システムの開発したゲームの紹介、第2部はガンパレードマーチを含むアルファ・システムの共通世界「7つの世界」の大百科、第3部はアルファ・システムという会社について、という内容なわけですが、これにあと1つ巻末オマケとしてアルファ・システム製作のオリジナルテーブルトークRPG「Aの魔方陣」がついているのです。
 アルファ・システムとTRPGというとちょっと縁遠いように思えますが、デザインをした芝村裕吏氏は国際通信社のTRPG雑誌「RPGamer」で「双方向戦略的遊戯研究室」を連載してまして、TRPGにも造詣が深いようです。

 さて、その「Aの魔方陣」ですが、オマケでついているだけあってシステムはシンプルです。また世界観的には、本編第2部に掲載されている「7つの世界」を使用するため、これは省かれています。
 特筆すべき点としては、まず最初のページにデザイナーノートがあり、デザインコンセプトが書かれています。ここにはプレイする上での重要な事も書かれていますし、またデザインを志す人にとっても役立つ事が書いてあります。
 そのデザイナーノートにも書かれていますが、このゲームは対象が明確になっています。TRPGを遊んで挫折した人、プレイングの上達がなかなか上手くいかない人、TRPGについておおよそ知っているけれども遊んだ事のない人、等です。そして何故挫折するのか、という点について考察され、それに対する解がゲームとなっているわけです。そしておそらく、添付の訓練用セッションデータを何度も遊べば、これらは解消され、他のゲームでも存分に楽しめる地力が身につくと思われます。
 このゲームの対象は実は他にもあってゲームDOJOの企画道場参加者、アルファ・システムの幹部候補社員などもなっています。この点はデザイナーノートには明記されてませんが、つまりこの「Aの魔方陣」もガンパレードマーチを使って行われた世界の謎ゲームのように、エースと呼ばれるプレイヤーを育成するためのツールでもあるようです。エースと呼ばれるプレイヤーがどういうものか、これはルールの最初に書かれている説明を引用しましょう。

「『無名世界観』※では、広く知られている世界の秩序(ワールドオーダー)があります。
『ヒーローはただの人間がただの人間であることをやめた瞬間に出現する』
 そしてプレイヤーである貴方は、ヒーローです。少なくともヒーローたらんとプレイしなければ、このゲームはひどく味気ないものになるでしょう。夜が暗くて凍えるとき、行く末、未来に迷うとき、悲しみの中、それでも決断しなければならない時。プレイヤーは心に思い描くヒーローとして、行動宣言をしなければなりません。」
※先述の「7つの世界」と同義

 あなたにはエースとなる意思はありますか?

追記 「Aの魔方陣」についてはアルファ・システムHP内のサポートBBSなどで2004年12月24日までサポートが受けられます。

投稿者 soncho : 2004年01月29日 00:39 | トラックバック
コメント

ガンパレは気に入らないけど、TRPGの間口を広げようとしている大人がいると安心します。

Posted by: 西山 : 2004年01月30日 20:41

 僕らも十分“大人”なんだが(笑)
 でも影響力ある人にそういう人がいると確かに嬉しいね。
 しかしガンパレ嫌いなのか(笑)

Posted by: そんちょ : 2004年01月31日 23:07
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