2005年10月23日

まだまだあぶない刑事

 オマタセ、ベイベー。イッツ・ショータイム。

 というわけで、みんなで見てきました、まだまだあぶない刑事

 全体として、「リターンズ」以降の作品の中では一番良かったんじゃないでしょうか。
 「もっとも~」の「死ぬかと思った!」辺りが一番の主原因な気がするんですが、「リターンズ」以降、キレを増す軽妙さに対して、スケールアップしようとする事件のネタがシリアスを通り越して全部ギャグになってしまうという現象があったんですよね。爆発しても怪我一つしないとか、核ミサイル飛び回っちゃうとか。そのおかげでシリアスなシーンが台無しというか、シリアスにならなくなってしまったり、登場人物もシリアスができなくなってしまい、アクションとコメディだけになってしまっていた感じなんですよね。それが今回は、軽妙さは以前と同様キレもよく、ネタも最後はやっぱりギャグになっちゃってる感じではあったけれど、シリアスさもちょっと取り戻していた感じがあって、バランスよくなったんじゃないかと思えました。ネタに振り回されなくなった、とも言えるかもしれません。
 トオルが課長になったのは結構いい効果があった感じで、課長の責任感が加わって、トオルがギャグだけじゃなくてシリアスな部分も背負えるようになったというか。タカとトオルが互いに銃を構えるシーンなんかは、ギャグで落としたけど、シリアスさも同時に伝わるシーンでした。最後に3人であたふたしちゃうところも、トオルがのけ者にされてなくて、結構嬉しかったですね。ある意味、ようやく2人に肩をならべられるところまで来たのかもしれません。
 同様に昇進などに伴って、登場人物の役割がすっきりした面もあります。深町元課長も県警本部長になったことで、適度なサポート側になりました。全体的に脇役のメンバーが一歩ひいて、脇はトオルとカオルにポイントが集まった感じになったんですかね。懐かしのメンバーは顔が出るだけでネタになってて、贅沢な話ですがそれをそこで抑えたのもバランスを良くした点ではあるかもしれません。
 新人刑事たちが多くて、その辺が心配だったんですが、上記の脇役体制とシナリオの展開上、登場人物が余計に増えなかったので、そっちも悪くないバランスになっていたと思います。その代わり、あの展開だと「これじゃあ若者たちにゃあ任せておけないな」という流れでもあってメッセージ性的に微妙なところはあったんですが。でも最後にはまた二人は去るという事で、「いざって時には現れるけど、普段は頼んだぜ」としておこうかなと。
 ちなみに最後のオチは、TV版の最終話を思い出しました。でもパンフレットのインタビューで監督も言ってましたが、最後の2人は現実という事で。あとこれに限らず、港署に入ってくるところとかオマージュも多いので、そういう細かいところはファンとして楽しかったです。

 ともかく、2人のノリが相変わらずで、年のこともギャグに落とせる軽妙さは秀逸です。これだけでも見る価値アリ。
 

投稿者 soncho : 2005年10月23日 23:31 | トラックバック
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