といってもMtGとは何の関係もない韓国映画の方のデュエリストです。
さて、このデュエリスト、タイトルからは中身が想像しにくいのですが、内容的には韓国の時代劇でアクション&ラブストーリーという感じの作品です。
韓国の時代劇というと「チャングムの誓い」が有名のようですが、あいにく全然見ていないので、このデュエリストが初めて見る作品でした。知識がないので時代考証がどの程度のレベルなのかわからないのですが、セットなどは見栄えのするものだと感じました。その上で撮り方や音楽の使い方は現代的で、おそらく意欲的な作品なのかなーと。
それはそれとして、やっぱり韓国の作品だなと思うのが、濃い目の演技。原作がコミックだからというわけでもないでしょうが、ヒロインのハ・ジウォンのオーバーアクションぶりには、オイオイやりすぎだよとツッコミたくなります。でもこれは監督の色なんですかね。パンフレットのインタビューだと、表情については色々指示があったようだし、監督もコメディ作品の出らしいので。ただ、個人的には、やっぱちょっと合わないなぁという感じ。最初にも書いたように基本的には「アクション&ラブストーリー」の作品なわけで、そこから期待するものからいくとヒロインのコメディ演出は余計かなぁと。特に日本版はラブストーリーの方を特化した編集版らしいので、なおそう思うのかも。相手方の暗殺者カン・ドンウォンや黒幕のソン・ヨンチャンが静かな演技でそれなりにいい雰囲気だから、かみ合ってない感じもしちゃうし。相棒の先輩刑事アン・ソンギがコメディっぽいのはキャラとしてアリなのでいいんですけどね。
あと、これは翻訳の問題なんだけど、ヒロインたちは捕盗庁の刑事なんですが、「刑事」って言われちゃうとどうもデカっていうイメージが付きまとっちゃって、そこに違和感が。この作品自体、時代劇という枠を壊そうという意欲的なものではあるようですが、言葉のイメージはあるわけだし、できれば雰囲気の出る用語だったらよかったなぁと。でも、そう訳すのが一般的なのかもしれないですよな。「刑事」の語感はあくまで日本での話だし。
文句は色々いったんですが、面白い作品ではあります。面白いといえば、黒幕さんの誕生日の宴会で日本刀が献上されるんですが、それに彫ってある言葉が『夏草や兵どもが夢の跡』。室町時代の作の刀らしいんですが、後から彫ったのかしら。黒幕さんがこれを日本語で詠んでくれた時には吹きそうになりました。
ちなみに同じコミック原作でのドラマ「チェオクの剣」というのがありまして、こちらの主人公もハ・ジウォンがやってるらしいです。デュエリストとは別物という事ですが、こっちの方はワイヤーアクションとか中心らしいので、これはこれで面白いかも。機会があったら見てみたいですな。