「臓腑を静かに蝕んでいく腫瘍のように 夜にも良きものと悪しきものがあり そのどちらの区別も付かないのならば 例え月明かり星明りがあろうとも 長く夜の風に当たってはいけないのだ 月や星は暗闇に属している 明けの金星が淡く昇りゆくとき 余りにも静かな彼の死を悼むために」