2004年12月20日

不細工だからこそ。(前書き)

私は「お化粧」が大好きです。

小さい頃(幼稚園入る前くらい)は「私が一番可愛い~。うふふ」と思って、家族や親戚にも(末っ子だったので余計に)蝶よ花よと褒めそやされて育ちましたが、小学校に入った頃から背も伸びて横も太り始め、もう可愛い洋服なんて一切似合わない憎たらしいガキになってしまいました。
身長が姉を追い越す頃にはすっかり、自分はブスでデブで……明らかに容姿が不自由な女なんだと思い知りました。両親の所産である初期段階は悪くなかっただけに、こうなったのは全て(お菓子を貪り食って体育をさぼっていた)自分の責任です。だったらせめて努力して痩せれば良いのに、怠惰ゆえに何もしないからどんどんダメになるという悪循環……。

時は流れ。

高校生くらいになると、バカはバカでも大人ぶるバカだったのでお化粧を始めました。
16歳くらいなのに「FRAU」とか読んで、シャネルの口紅やランコムのマスカラを買っていました。
キレイな子はお化粧なんてしなくても、十分素敵なんです。でも、ブスはある程度「努力をした形跡」を見せておかないと、同じ女性として扱ってもらえない(一部の)現実に気が付いたわけです(笑)。まあそんな嫌なことばかりの世界ではないですが、あくまでも一部ではそうです。
家からお化粧していくと母に叱られるので、駅か学校のトイレで化粧してました。
今でこそ高校生がお化粧するなんてごく当たり前っぽいですが、十年以上前だと(私の通ってた高校で)私ほど厚化粧な女はいませんでした。今思えば、引き算を知らないただ塗り重ねるだけのメーク。
卒業式のときにクラスメイトと撮ったスナップ写真を見ると、可愛い女子高生の中央に、うらぶれたスナックのママがひとり……はい、それが私です(笑)。

でも、そこまでの醜態を十代でさらしながらも、やっぱりお化粧は止められませんでした。
私が母や姉のようにキレイであれば(特に母は目が大きくて色白で、私の美人の基準になっています。女学生の頃、画家に絵のモデルになって欲しいと言われたくらいですから、きっと客観的に見ても美しいんでしょう)、ここまで執着はしなかったと思います。
が。
現実はそうではないゆえに私にはお化粧が必要なんです。
そして、必要なだけでなく大好きです。
小さい頃(まだ容姿にコンプレックスの無い頃)に、母の鏡台で化粧品で遊んでいるのはもっぱら私で、母には「本当にお化粧品が好きなんやね」と言われていました。
化粧品が備えている女性的な香りや美しいパッケージやあでやかな色に、夢中になっていたんだと思います。メイクもイラストを描くのと同じで、色の組み合わせや筆や指の使い方とかを色々試行錯誤するのが楽しくてしょうがない。

何かの雑誌で、「ブスが化粧をしても派手なブスになるだけ」と書いてあって、まさにその通りだと納得しました。そう、お化粧なんかしたって元の顔の造作は変わらないんです。不細工はずっと不細工。でも、不細工だからといってお化粧をしなければ、どんどん女っ気のない生き物になってしまう。
化粧品は(各メーカーで差はあれど)必ず美しさへのベクトルを持っています。醜いからこそ美しいものと向き合う時間が必要なんじゃないでしょうか。メイクが巧くいったとき「今日は何だか肌キレイじゃん?」とか「その口紅似合うね。どこの?」とか聞かれていい気になる、女性として嬉しい気分になる、そういうことが……不細工な外見ゆえに傷付いてささくれ立った心の栄養になるんじゃないかなあと思うわけです。本当のお化粧は、外見だけでなく心を柔らかく女っぽくしてくれる、そういう効果があると信じています。

で。長くなりましたが(笑)、これから時々お化粧品について書こうと思っています。
キレイな顔立ちだったら適当に選んでも仕上がりに影響することなんかないんですけど(笑)、不細工ゆえに色々な物を使わざるを得なかったので、結果的に化粧品に対してはシビアな眼を持つようになりました。
なお、スキンケア物は肌の質が様々なので、試しやすいメーク物に限って書いていきますね。男性諸氏には……意味のない記事かも知れないけど許して下さい(苦笑)。

投稿者 toll : 2004年12月20日 06:03
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