僕の子犬が いなくなった
白いあし 白いしっぽ
ずっと一緒だったのに
僕の子犬が いなくなった
白いみみ 白いせなか
いつも一緒だったのに
僕はかわいた涙で
毎日くらしてる
はやく帰ってきて
雨の日も 風の日も
毎日散歩して あげる
だから早く 早く帰ってきて
~Wo Qui Non Coin,菅野よう子

愛犬クリームが、今朝4時過ぎに死んだ。
13才だった。
大学1年目の夏休みに帰省すると、見知らぬデカイ図体の奴がいた。
2月に生まれたクリームは、4月頃の写真を見る限りはおもちゃの子犬のように可愛らしいが、僕が初めて見たときにはすでに成犬だった(苦笑
大学4年、就職4年と8年は家を離れていたので、一緒に住んだのは5年ほどだが、立派な家族の一員だった。
ペット嫌いだったはずの母親が、一番溺愛していた。
クリームは、岡山の蒸し暑さが苦手だったかもしれない。
ここ数年、夏を経る度に弱っていった。
冬になると岡山の寒さぐらいがちょうどいいのか復活していたが、去年はそうならなかった。
毛艶がなくなった。
足腰がヨボヨボになった。散歩もできなくなった。
左目が網膜剥離のような状態になり、右目も弱っていった。
耳が遠くなったように思えた。
何もないのに吠えることが増えた。声をかけても吠えやまないことも。
食べる量も、少なくなっていった。
老衰を迎えていた。
苦しむ時間は少なかったかもしれない。
昨日の朝から何度も吐き、寝たきりの状態になった。
出張から帰ってきた僕は、クリームが心配だったがすぐに死ぬとは思わなかった。
これからさらに心細く長い時間があると思っていた。
徹夜をして見守っていた母親に起こされ、泣きながらクリームの背を撫でている父親と一緒に、そのクリームだったモノをじっと見た。近所に住んでいる妹もかけつけて改めて家族4人でクリームを見送った。
何故か、涙が出なかった。何が足りないんだろうか。
悲しい時は、かえって涙が出ないことも多いと思います。
ふと、想い出が蘇った時とかに涙腺が緩んだりすると思います…ウチのコ(文鳥ですが)が逝った時とか、そんな感じでした。
老衰ということは、天寿を全うしたということですから、きっとクリームさんは(人間の年齢に直すと年上だと思うので「さん」付け)幸せだったと思います。
ありがとう、よしのさん。
日々過ぎていく中で、ようやく実感が伴ってきたところです。
毎日の生活の中、クリームと触れ合う機会は親ほど多くなかった
ので、涙腺が緩むポイントが見つけにくかったのかなぁとか、
そんなことをつらつら考えたりしています。
毎日ふとした瞬間に名前が出て、涙を流していた親も
最近はようやく落ち着いてクリームとの時間を思い返す
ようになりました。